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今回、本アプリを新たに提供する臨床研究は以下の通りです。
「注入時の刺激低減を目的とした成長ホルモン製剤の新処方液剤が低身長児の服薬アドヒアランス(*2)に及ぼす影響に関する探索的検討」(研究代表医師:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科発生発達病態学分野 鹿島田健一先生)
「グロウジェクター®L」は、JCRファーマが製造販売する遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®皮下注6mg及び同12mg(*3)」専用の、PHCが製造販売する電動式医薬品注入器で、注射の有無(投与履歴)を本体内部に記録することが可能です。さらに同製品専用の本アプリを使用することで、「グロウジェクター®L」に記録された投与履歴が無線通信によってスマートフォンに送信され、注射の有無だけでなく、投与時間や投与回数を含む詳細な投与履歴の確認をより簡単に実施できます。
このたびの臨床研究では、これまで患者の皆さんの記録や記憶に頼るため正確な収集が困難であった詳細な投与履歴(服薬実施率)の基礎的データを、本アプリを使って正確に収集することで、成長ホルモン治療における注入時の刺激と服薬アドヒアランスの維持や改善の相関について、有用な知見が得られることが期待されます。
なお、本アプリは実用化に必要な情報を得ることを目的として、「成長ホルモン治療における服薬アドヒアランスに対する スマートフォンアプリケーションソフトウェアの有用性の探索的検討(UMIN000035997)」(*4)(研究代表医師:日本大学病院 浦上達彦先生)にも提供しております。既に必要データの収集は完了しており、本年10月に Google play で本アプリの公開を予定しております。
(*1)一般的名称:医薬品・ワクチン用注入器、認証番号:228AABZX00109000
(*2)患者さん自身が自分の病気を受け入れて、医師の指示に従って積極的に薬を用いた治療を受けること
(*3)グロウジェクト®皮下注6mg及び同12mgの効能・効果
・骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症
・骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長
・成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)
・骨端線閉鎖を伴わないSGA(small-for-gestational age)性低身長症
疾患についての詳しい情報は、JCRファーマの「成長ホルモン治療情報サイト」を参照。
jcrgh.com
(*4)2019年3月より日本大学病院小児科の主導の下で開始され、現在も継続中の臨床研究。「グロウジェクター®L」に対応する本アプリを使用して成長ホルモン剤の服薬状況を調査し、成長ホルモン治療におけるアドヒアランス低下に関連する要因等について、分析を行うことが目的。(参考URL:rctportal.niph.go.jp/s/detail/um?trial_id=UMIN000035997)
<PHC株式会社について>
PHC株式会社は1969年に設立し、糖尿病マネジメント、診断・ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行い、ヘルスケアソリューションをグローバルに提供するPHCグループの日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、付加価値の高い製品・サービスを世界125カ国以上のお客様にお届けしています。診断薬事業部では、血糖値測定システムを始めとする検査・分析装置の開発、製造、販売を通じて、糖尿病や喘息などの疾患の早期発見と効果的な治療に貢献し、患者さんへの医療サービス向上に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp
<JCRファーマ株式会社について>
当社は、「医薬品を通して人々の健康に貢献する」という企業理念のもと、時代を先取りした再生医療・遺伝子組換え・遺伝子治療技術による医薬品の研究開発・製造・販売を行っているバイオ医薬品のスペシャリティファーマです。1975年の創業以来ターゲットにしている希少疾病領域において、常に「他社より一歩前に出る」独自の技術開発と製品創製に取り組み、様々な疾患に苦しむ患者の皆さんのために持続可能な価値創造の実現を目指しています。
当社の詳細については、(www.jcrpharm.co.jp/)をご覧ください。
【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 岡田 昌代
電話:03-6778-5311
JCRファーマ株式会社 経営企画本部 広報・IR担当 北村 貴司
電話:0797-32-1995(代)