米カリフォルニア州フォスターシティ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 肝疾患を治療するベストインクラスの単剤療法および併用療法の開発に傾注するバイオ製薬企業のTerns Pharmaceuticals, Inc. (上海拓臻生物科技有限公司)は本日、センディル・スンダラムを最高経営責任者(CEO)および取締役に、マーク・ビニョーラ博士を最高財務責任者(CFO)に任命したと発表しました。また2019年1月に最高医学責任者(CMO)としてTernsに入社したエリン・クワーク(M.D.)は、CMOとしての役割に加え、Terns社長の職に就きます。当社の創設以来CEOを務めてきたWeidong Zhong(鐘偉東)博士は今後、最高科学責任者(CEO)兼取締役会会長を務めます。




スンダラムは次のように述べています。「Ternsは、臨床的に実証された複数の機序を標的とする比類なきNASHパイプラインを保有しており、2021年には数件の重要な臨床データを取得することになります。当チームと密接に協力し、当社の肝臓選択的FXR作動薬TERN-101と高選択的SSAO阻害剤TERN-201の各第2相試験を前進させ、THR-β作動薬TERN-501の臨床開発を間もなく開始して当社の素晴らしいNASH併用療法戦略を遂行し、低分子GLP-1R作動薬プログラムを前進させていきたいと思います。」



クワーク医師は次のように述べています。「世界的なNASH有病率は急増中で、本疾患を治療するための承認薬がないままです。非常に献身的で有能なTernsの臨床開発チームメンバーは、NASHを治療するベストインクラスの併用療法を前進させるという当社目標に向け、真の切迫感をもって働いており、私は誇りに思います。Ternsは、世界水準の科学的専門力とオペレーショナルエクセレンスを併せ持っており、そのおかげで私たちは強力なパイプラインを構築して効率的に前進させることができます。当社はTERN-101とTERN-201の両方につき、第1相臨床試験を通過させ、TERN-101に対するファストトラック指定を受けました。当社チームは、積極的に計画を立てて患者さん、ベンダー、治験担当医とかかわり、NASHが疑われる患者でのTERN-101の第2相LIFT試験を開始しましたが、本試験は COVID-19の世界的流行病にもかかわらず、絶大な熱意をもって迎えられ、患者組み入れは予定より早く進んでいます。当社はこの勢いを保って2021年を迎えたいと思います。」



Ternsの創設者で取締役会会長のWeidong Zhong博士は、次のように述べています。「スンダラムおよびビニョーラはそれぞれ、成功を収めているバイオ製薬企業におけるリーダーとしての際だった実績を持ち、企業戦略、事業開発、財務のチームにおける経験を有しています。2人はビジネス界で高い評価を受けており、肝疾患とNASHの分野における経歴は、エリン・クワーク医師が率いるTernsの研究開発チームの創薬・医薬品開発における広範な専門力を完全に補完するものです。クワーク医師はTerns入社以来、当社の複数のNASHプログラムを臨床開発の重要な転換点まで迅速に前進させるという模範的任務を遂行してきました。同時処方の医薬品レジメンの開発に取り組んできたクワーク医師の広範な経験は、当社の併用療法戦略を大いに支え、前進させました。またAnkang Li博士に対しても、CFOとしてのこれまでの貢献とTerns Chinaのヘッドとしての継続的な功績に感謝したいと思います。当社チーム全体を代表し、スンダラムおよびビニョーラを歓迎し、クワーク医師の功績をたたえたいと思います。」



スンダラムは、ライフサイエンス業界における20年超の戦略・財務関連の経験をTernsにもたらします。スンダラムはTerns入社以前、臨床段階の遺伝子療法企業ナイトスター・セラピューティクスで、2019年に同社がバイオジェンに買収されるまで、最高財務責任者(CFO)を務めていました。ナイトスター在籍中、同社の新規株式公開を含む数多くの未公開株売り出しおよび上場株公募や、バイオジェンによる買収に結び付いたM&Aプロセスを含むさまざまな事業開発活動を主導しました。ナイトスター入社以前、インターセプト・ファーマシューティカルズでさまざまな役職を歴任し、直近ではバイスプレジデント兼事業開発担当ヘッドを務めました。インターセプト入社以前はリーマン・ブラザーズ/バークレイズ、シティグループ、ラザードのヘルスケア投資銀行業務グループに13年間勤めました。スンダラムはブラウン大学からコンピューター工学のB.S.と経済学のB.A.を取得しています。



マーク・ビニョーラ博士はTernsにCFOとして入社する以前、直近では臨床段階のバイオ製薬企業アプライド・セラピューティクスのCFOを務めていました。ビニョーラ博士はアプライド・セラピューティクスに勤めている間、同社の新規株式公開、私募債発行、追加株式売り出しを主導しました。アプライド・セラピューティクス入社以前、インターセプト・ファーマシューティカルズの企業開発・投資家向け情報担当ヘッドを務め、その間にインスティチューショナル・インベスター誌が選ぶ2019年全米エグゼクティブチーム調査でヘルスケア分野のトップエグゼクティブにランクされています。2015年のインターセプト入社以前、ニーダム・アンド・カンパニーのバイオテクノロジー株調査チームの一員でした。ビニョーラ博士はデューク大学から分子遺伝学と微生物学のPh.D.を、ボストンカレッジから生物学のB.S.を取得しています。



エリン・クワーク(M.D.)はTerns Pharmaceuticalsの社長兼最高医学責任者(CMO)です。クワーク医師は、15年に及ぶ製薬業界の職歴において、臨床段階の医薬品およびワクチンのプロジェクト何十件にもかかわり、5種類の用量固定配合剤(FDC)に対する初回市販承認申請を含め、これまでに承認された14種類の医薬品の開発に自ら貢献しました。2019年のTerns入社以前はギリアド・サイエンシズの臨床研究担当バイスプレジデントとして、治験薬のHIV治療薬の臨床開発活動と、同社のHIVポートフォリオの開発戦略および市販後研究を監督しました。クワーク医師はギリアド入社以前、メルク・リサーチ・ラボラトリーズの臨床研究担当ディレクターを務め、HIVワクチンとC型肝炎ウイルス感染に対する低分子薬の臨床試験を前進させました。クワーク医師はドリュー大学から学士号を、コロラド大学からM.D.を取得しています。またセントルイス・ワシントン大学で内科と感染性疾患の研修を修了しており、製薬業界に入る前は同大学の教員を務めていました。



Weidong Zhong博士はTerns Pharmaceuticalsの共同創設者であり、最高科学責任者(CSO)兼取締役会会長を務めています。Zhong博士は熟達した業界のベテランで、成功を収めた医薬品候補の創薬・開発における25年の経験と実績を持ち寄ってくれています。博士はその職歴を通じ、20種類以上の低分子薬およびバイオ医薬品の候補を臨床へと前進させる上で非常に重要な役割を果たしてきました。Zhong博士は2017年にTerns Pharmaceuticalsを創設するまで、ノバルティスバイオメディカル研究所の抗ウイルス研究担当グローバルヘッドを務めていました。ノバルティスで博士は、複数のウイルス疾患領域における創薬活動を監督し、低分子薬およびバイオ医薬品の両方で強力なパイプラインを構築しました。博士はノバルティス入社以前、ギリアド・サイエンシズに勤め、重要なウイルス病原体(HCVとHBV)および肝疾患と闘うための創薬・早期研究プロジェクトを率いました。Zhong博士は職歴の早期に、Ribapharm、ICNファーマシューティカルズ、シェリング・プラウ研究所、スミスクライン・ビーチャムで、職責の向上を伴う役職を歴任してきました。Zhong博士はウィスコンシン大学マディソン校から生化学のPh.D.を取得し、カリフォルニア大学サンフランシスコ校でポスドク研究を実施しました。



Terns Pharmaceuticalsについて



Terns Pharmaceuticals, Inc.は臨床段階のバイオ医薬品企業として、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を治療する経口薬候補のパイプラインを含め、肝疾患を治療するためのベストインクラスの単剤療法および併用療法の開発に傾注しています。当社の肝臓選択的FXR作動薬TERN-101は現在、多施設・ランダム化・二重盲検・プラセボ対照第2a相臨床試験の患者を組み入れ中です。本試験は、NASHが疑われる患者96人にプラセボまたはTERN-101をさまざまな用量にて12週間投与して有効性、安全性、薬物動態を評価するようにデザインされています。Ternsは最近、当社の高選択的SSAO阻害剤TERN-201についての良好な第1相臨床データを発表し、強力で持続的なターゲットエンゲージメントを実証しました。当社はさらに、甲状腺ホルモン受容体β作動薬TERN-501につき、NASH単剤療法および他のNASH治療薬パイプライン資産との併用療法にて検討する臨床試験を開始する計画を積極的に進め、また低分子GLP-1R作動薬プログラムを前進させています。Ternsの出資者にはオービメッド、Vivo Capital、リリー・アジア・ベンチャーズ、Decheng Capital(徳誠資本)が含まれます。



詳細情報についてはwww.ternspharma.comをご覧ください。



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記事名:「 Terns Pharmaceuticals、センディル・スンダラムを最高経営責任者、マーク・ビニョーラ博士を最高財務責任者、エリン・クワーク(M.D.)を社長に任命