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米フロリダ州レイクメアリー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)のJシリーズ・ガスタービンは、稼働中フリートの商用運転が本日100万時間に到達し、競合他社が提供する同出力帯のガスタービンのほぼ2倍になりました。当社製品で最も大型で最先端となるこのガスタービン・シリーズは、信頼性に優れた効率的な発電と、排出炭素削減に関する新しい厳格な基準に対応できる柔軟性によって、業界をリードしています。2011年に発売されたJシリーズは、業界有数の99.5%の全体的信頼性と、64%以上の効率を実現しています。
現在、商用運転中のJシリーズ・ガスタービンは43基あり、発注容量合計は世界で25GWを上回ります。また、100基が、ブラジル、カナダ、日本、メキシコ、ペルー、韓国、台湾、タイ、米国で技術選定されてきました。
SHLコンサルティングのプリンシパルでMarshes Global Power Practiceの元シニアバイスプレジデントのドナルド・シューベルト氏は、次のように述べています。「MHPSは、一貫して実証済み技術を同社のガスタービン・フリート全体で活用しています。MHPSの大型機は、稼働ユニットの付保可能性が過去最高となっています。」
Jシリーズ・ガスタービンは、世界各地で老朽化した石炭火力発電を頻繁に置き換えているほか、石炭火力発電の代替として新規導入されています。同出力帯の石炭火力発電所と比べた場合、Jシリーズを100万時間運転したことで、CO2排出を2億7000万トン削減できました。これは鉄道車両134万6918両分の石炭を燃焼した場合のCO2排出量に相当します。
MHPSの取締役社長兼最高経営責任者(CEO)の河相健は、次のように語っています。「当社のJシリーズ・ガスタービンの運転時間が100万時間に到達したという重要なマイルストーンを振り返ると、この成果で最も重要なことは、この運転時間にわたって99.5%の信頼性を達成したことです。そのすべての始まりは、高砂市にある当社の複合サイクル発電所のT地点でした。当社の並外れた信頼性は、幸運によるものではありません。顧客に出荷する前に、すべての新しい技術的進歩の堅牢性と信頼性を8000時間テストしているからです。当社は2つ目のT地点となる第二T地点を建設しましたが、そこでは当社の最新の進歩である最新鋭の空気冷却式60Hz JACを送電網と同期させ、全負荷運転を達成したばかりです。当社は、世界最大で信頼性と燃料効率が最も優れたガスタービンを一歩ずつ開発してきました。」
Jシリーズの最近の技術革新は、炭素排出の一層の削減を目指したものになっています。当社は先月、ユタ州デルタのインターマウンテン電力から、再生可能水素燃料を最大30%使用できるJACガスタービン2基を受注しました。これらのタービンは最終的に、再生可能水素燃料100%で運転できるようになります。水素混焼率30%のシステムは、同出力帯の石炭火力発電所と比べて炭素排出を75%以上削減し、水素100%のシステムは炭素排出を完全に排除します。またMHPSは、ユタ州デルタの先進的クリーン・エネルギー貯蔵(ACES)プロジェクトを通じて、グリッド規模の再生可能水素生産・貯蔵施設の開発に取り組んでいます。
MHPSアメリカの社長兼最高経営責任者(CEO)で、欧州・アフリカ・中東担当最高地域責任者に新たに任命されたポール・ブラウニングは、次のように語っています。「今後、MHPSが世界で販売するガスタービンはすべて再生可能水素燃料を利用できるようにします。これにより当社のお客さまは、天然ガス焚き発電所を現在購入し、徐々に再生可能エネルギー貯蔵施設に転換できます。このため発電所の事業者は、現在も将来も天然ガス焚き発電と再生可能エネルギー貯蔵の割合を送電網のニーズに最善な形で柔軟に選択できます。当社が提供する発電・貯蔵ソリューションは、お客さまが気候変動に対抗して人類の繁栄を推進できるようにします。これは、Change in Power(電力の変革)です。」
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