- イノプレクサスとノーザン・データが戦略的提携関係を構築して人工知能ベースの医薬品開発を加速



- 大規模ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)により、疫学その他の計算やシミュレーションをコンピューターで実行



- 人工知能(AI)を基盤とする創薬はノーザン・データのHPCソリューションにとって急成長中の応用例



- イノプレクサスはその既存顧客としての製薬大手、バイオテクノロジー企業、CROに本提携への参加を呼び掛けへ

独フランクフルト--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)ソリューションを提供する世界最大級の企業のノーザン・データ(XETRA:NB2、ISIN:DE000A0SMU87)は本日、イノプレクサスとの戦略的提携について発表します。COVID-19およびその他の疾患を対象に創薬と医薬品開発を加速化させることが目的です。



イノプレクサスは創薬・医薬品開発向けの人工知能(AI)ベースプラットフォームを手掛ける世界一流の企業であり、300人以上の従業員を欧州、アジア、米国に抱え、人工知能、機械学習、ブロックチェーンの技術分野において100件以上の特許出願の実績(14件は登録済み)があります。イノプレクサスの顧客には、メルクやギリアドのような製薬大手、PPDなどの医薬品開発業務受託機関、さらにはサンバイオのような革新的なバイオテクノロジー企業が含まれます。



COVID-19の世界的流行病は、医薬品を必要とする患者さんに貢献するために、医薬品開発を加速化させる必要のあることをはっきりと思い出させてくれます。時間的に切迫しているため、世界中の製薬企業や研究機関はハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)を大規模に活用して、従来のプラットフォームでは数カ月あるいは数年もかかるであろう疫学その他の計算やシミュレーションをコンピューターで実行しているところです。



イノプレクサスの創設者で最高経営責任者(CEO)のグンジャン・ハルドワジ氏は、次のように述べています。「イノプレクサスはAIを活用して、創薬と医薬品開発のバリューチェーン全体で詳細な知見を生み出します。ノーザン・データは当社と当社のお客さまに必要なHPCインフラを比類の無い質・量・価格水準で提供してくれるので、これらの能力を高め、当社の重要プログラムをさらに一層、規模拡大して加速化できます。」



これらの詳細な知見は膨大な量の公開データおよび非公開データから生み出されます。1つの前提条件は、拡張性があって効率的なハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)インフラを通じて、十分な計算能力となります。HPCは普通のデスクトップPCが生み出す計算力の何倍も持っており、数千ものハイパフォーマンス・コンピューターは何十億ユニットものデータをリアルタイムで処理します。その結果、HPCは普通のコンピューターでは不可能であるか、完了するのに実用的でない長時間がかかるタスクに使用できます。HPCの需要が急増しており、その応用例にはAIから科学モデリング、ビデオレンダリングのソリューションまでと幅広いものがあります。



HPCは複雑で、うまく運用するには相当の経験と専門力が必要であり、ノーザン・データであればこれらを達成するのに何年も要したほどで、同社はこの分野で世界有数の地位を占めています。例えば、ハードウエアは従来のコンピューターシステムと比べて桁違いの電力と冷却が必要です。従来のデータセンターは2桁台前半のメガワットレベルですが、これに比してノーザン・データのテキサスプラントは今年末までの第一期の運用電力が1.0ギガワット(1000メガワット)となっており、今後3年かけて3.6ギガワットに拡張します。



イノプレクサスとその顧客にノーザン・データのソリューションおよび特に欧州における施設能力に優先アクセスできるようにするため、両社は戦略提携関係を構築しました。



ノーザン・データのAroosh Thillainathan最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「HPC市場は過去数年間にわたり初期段階にありましたが、今では多様な応用分野でうなぎ登りの状態にあります。HPCの需要は供給を何倍も上回ります。当社は控えめに見積もって、今後18~24カ月間、HPC能力の需要は当社が1年で構築可能なリソースの30倍に上ります。また市場には当社より多くの容量を設けることのできる企業がありません。私たちはイノプレクサスを提携先としてコロナウイルスとの闘いに貢献できて非常にうれしく思います。HPC能力の需要は膨大であり、どこが試験をものにするか、どこが医薬品をものにするかで世界的な競争が起きています。両社は世界規模で活動していますが、同時にドイツに根ざしているため、私たちがイノプレクサスと提携することには大きな意味があります。」



「当社はイノプレクサスとの提携以外にも、より大手の顧客数社を間もなく確保できるところにあります。私たちはどんなに遅くとも今年末までには1ギガワットの容量を完全提供する自信があり、既に当社のテキサス施設を計3.6ギガワットに拡張する仕事に取りかかっています。」



イノプレクサスについて:



イノプレクサスは創薬・医薬品開発向けのAIベースプラットフォームを手掛ける世界一流企業であり、300人以上の従業員を抱え、人工知能、機械学習、ブロックチェーンの技術分野において100件以上の特許出願の実績(14件は登録済み)があります。イノプレクサスのソリューションはリアルタイムの詳細な知見を何百テラバイトもの非公開・公開の構造化/非構造化データから生み出すことができ、これによりその顧客基盤が前例のないスピードでの情報に基づく持続的な意思決定を促進できるようにします。イノプレクサスはドイツのエッシュボルンに本社を置き、インドのプネーと米国のホーボーケンおよびサンフランシスコに事業所を構えています。



ノーザン・データについて:



ノーザン・データは、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)の領域で世界的インフラストラクチャー・ソリューションを開発・構築しています。当社は、機械学習と人工知能、ビッグデータ分析、ブロックチェーン、ゲームストリーミングなどの領域のソリューションを提供しています。ドイツのノーザン・ビットコインと米国のホインストーンUSが合併して設立された国際的企業であり、現在、世界的にHPCソリューションの分野におけるマーケット・リーダーとして認められています。ノーザン・データはHPCソリューションを固定式の大規模な最先端データセンターとコンテナ・ベースのモバイル式ハイテク・データセンターの両方で提供しており、世界のあらゆる場所に設置することが可能です。このソリューションは、自社開発したソフトウエアとハードウエアを持続可能な電力供給に関するインテリジェントなコンセプトと組み合わせています。ホインストーンは現在、テキサス州に米国最大のHPCデータセンターを建設していますが、これはHPCアプリケーション専用の世界最大の施設でもあります。




































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