ラテンアメリカにおいて革新的な医薬品の患者アクセスへの傾注をさらに先鋭化



本取引によりレバレッジ低下をさらに加速

大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)(「武田薬品」)は本日、ラテンアメリカ限定の一部ノンコア製品ポートフォリオを総額8億2500万米ドルでハイペラ(「ハイペラ・ファーマ」)に売却する契約を締結したと発表しました。ハイペラ・ファーマはブラジル最大の製薬企業であり、ブランド化処方薬、コンシューマーヘルス医薬品、ブランド化ジェネリック医薬品の分野で有力な地位を築いています。



本ポートフォリオには、武田薬品のグロース&エマージング マーケッツ ビジネス ユニットが担当する地域の一部であるブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、パナマ、ペルーで販売している一般用医薬品と処方薬が含まれます。



武田薬品のグロース&エマージング マーケッツ ビジネス ユニットのプレジデントを務めるリカルド・マレクは、次のように述べています。「武田薬品は依然として新興市場とラテンアメリカに強くコミットしています。今回の売却により、当社はこれらの国々における投資の力点を消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、がん、神経精神疾患の領域における当社の極めて革新的な医薬品に置くことができます。そうすることにより、複雑な希少疾患に罹患する患者さんの未充足ニーズを満たすことに貢献していきます。同時に、当社はハイペラ・ファーマが買収対象製品を途切れることなく患者さんに利用していただく上で有利な立場にあると確信しています。」



今回は過去12カ月間で5件目の売却であり、約100億米ドルのノンコア資産を売却するという当社の目標達成に貢献します。武田薬品は、これらの売却で得られる資金を引き続き負債の減額に充て、2022年3月から2024年3月に純有利子負債/調整後EBITDA倍率を2倍にするという当社の目標に向け、迅速なレバレッジ低下をさらに加速させていきます。



武田薬品は既に、2019年5月に4億米ドルでTachoSil®のエチコンへの売却を、2019年7月には最大53億米ドルでXiidra®のノバルティスへの売却を、2019年10月には中近東・アフリカ諸国におけるノンコア資産の2億米ドル以上でのアシノへの売却を、2019年11月にはロシア、ジョージア、独立国家共同体諸国におけるノンコア資産の6億6000万米ドルでのスタダへの売却を発表しました。



今回の売却取引で対象となるノンコア製品の2018会計年度の売上高は2億1500万米ドルであり、Neosaldina®、Nesina®、Dramin®などの主要製品の販売によって牽引されています。



信頼されているこれらの製品は引き続き患者さんのニーズを満たす上で重要な役割を担いますが、武田薬品の世界的長期戦略の中軸として当社が選定した事業領域、すなわち消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、がん、神経精神疾患には該当しません。今回の売却により、当社はポートフォリオの簡素化を通じて、主要事業領域へのさらなる傾注が可能になります。



武田薬品のCosta Saroukos最高財務責任者(CFO)は、次のように述べています。「武田薬品は今回の発表を節目に、レバレッジ低下を加速しながら当社ポートフォリオを簡素化・最適化するという当社の戦略がまた前進しました。当社は、主要事業領域と革新的な医薬品パイプラインに今後も傾注することで、世界的な研究開発駆使型バイオ製薬リーダーとしての地位を強化するとともに、患者さんや株主の皆さんにさらなる価値を提供していきます。」



本取引の詳細について



武田薬品は、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、パナマ、ペルーで販売している一般用医薬品と処方薬の医薬品資産の一部について、約18種の製品ポートフォリオの権利・権原・利益を総額8億2500万米ドルでハイペラ・ファーマに売却する契約を締結しました。



本契約の条項の下、売却資産を支える販売担当従業員約300人には、本取引の完了に伴い、ハイペラ・ファーマへ移籍する機会が与えられるものと見込んでいます。



また、武田薬品とハイペラ・ファーマは、これらの製品を当社が引き続き製造してハイペラ・ファーマに供給する製造・供給契約を締結しました。



本取引は2020年の後半に完了する見込みであり、通常の完了条件を満たす必要があります。それまでの間、武田薬品がこれらの製品を所有し、患者さんがこれらを確実に利用できるようにする責任を担います。



武田薬品は本取引において、バンクオブアメリカ・セキュリティーズ(財務顧問)およびホワイト&ケース(法務顧問)から助言を受けました。



武田薬品工業株式会社について



武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。



詳細情報についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。



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武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおいて、「武田薬品」という用語は、武田薬品およびその子会社全般を参照するものとして便宜上使われていることがあり得ます。同様に、「当社(we、usおよびour)」という用語は、子会社全般又はそこで勤務する者を参照していることもあり得ます。これらの用語は、特定の会社を明らかにすることが有益な目的を与えない場合に用いられることもあり得ます。



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記事名:「 武田薬品がラテンアメリカにおける一部の一般用医薬品およびノンコア資産を8億2500万米ドルでハイペラ・ファーマに売却する契約を締結