2019年にテジ・コーリ角膜インスティテュートの外来患者は5万6083人となり、1万1744件の外科手術をほぼ無料で実施



テジ・コーリ財団は貧困による失明をなくすため、さらに1400万ドルの資金を提供



ハイデラバードのLVプラサド眼科研究所とロンドンを拠点とするテジ・コーリ財団との4年にわたる共同活動の成功

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ハイデラバードのテジ・コーリ角膜インスティテュートが創立4周年を迎え、テジ・コーリ財団は2020年より新たに1400万ドルの資金を提供します。2019年、5736人がテジ・コーリ角膜インスティテュートで失明や重度の視覚障害を治療しました。これは、ロンドンのテジ・コーリ財団と、世界保健機関協力センターであるハイデラバードのLVプラサド眼科研究所との共同活動です。




テジ・コーリ角膜インスティテュートは、2015年12月に設立され、治療が必要な人たちに無料で治療を提供することで、貧困による失明の問題に取り組むことを目的としています。設立以来、角膜インスティテュートでは、22万3404人の外来患者を治療し、4万3255件の外科手術を実施し、3万8225人分のドナー角膜をアイバンクに登録し、2万2176個のドナー角膜を利用し、152人の臨床医を訓練し、202件の論文を発表し、892件の教育プレゼンテーションを行いました。



テジ・コーリ角膜インスティテュートがとりわけ独自に解決している課題は、インド人の66%が住む辺境の農村地域で失明や重度の視覚障害を抱えて暮らす人々に手を差し伸べることです。村々には独自の眼科治療センターがあり、設備の整った可動式診断バンを用いて、辺境の患者に直接眼科治療を行い、これまで、これらの農村地域で100件以上の角膜移植を実施しました。



テジ・コーリ角膜インスティテュートでの他の2019年の運営上の特筆事項は次のとおりです。




  • 28万人が通話料無料のアイケア・ヘルプラインである「コール・ネトラ(Call Netra)」に電話しました。


  • 角膜移植患者に特典として「角膜移植カード」を発行し、いつでもどこでも優先的に検査と治療を受けられるようにしました。


  • 角膜専門医の評価で継続的に評価できるよう教育アプリを立ち上げました。


  • ECHOプロジェクトにより、遠隔地域社会で専門医チームと臨床医を連携させました。



世界保健機関によると、失明や重度の視覚障害を患う人の90%は世界で最も貧しい国に住んでいます。インドでは1400万人の患者がおり、現在600万~700万人が角膜移植を待っています。インドでは、少なくとも30万人の子どもたちが何らかの重度視覚障害や失明を患っています。



角膜疾患の約75%が治癒可能ですが、ドナー角膜を用いた角膜移植手術の費用と、拒否反応を防止するために必要な長期にわたる投薬により、多くの人が治療を受けることができません。LVプラサド眼科研究所とテジ・コーリ財団のパートナーシップにより設立されたテジ・コーリ角膜インスティテュートは、不必要に角膜失明を患っていて治療効果の高い人々に直接、予防、処置、治療を無償で提供することに重点を置いています。



テジ・コーリ角膜インスティテュートの所長であるプラヴィン・K・バダバリ医師は、次のように述べています。



「この4年間は、角膜失明の問題の大きさを評価し、戦略的パートナーシップにより活動範囲を拡大し、患者がより長く、より生産的に、かつ尊厳をもって生きられるようにする方法と手段を考え始める機会となりました。」



テジ・コーリ財団の共同創設者であるウェンディー・コーリは、次のように述べています。



「世界の何百万人もの人々が治療可能な失明を抱えて生活しており、しかもその理由が治療を受けられないためだという悲しい現実があります。視力を回復することがその人の自信、幸福、経済的可能性に及ぼす影響は相当なものです。テジ・コーリ角膜インスティテュートを通して、私たちは個人の生活に直接介入することができ、これにより日々家族全員を助け変革することができます。」



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テジ・コーリ角膜インスティテュートについて



テジ・コーリ角膜インスティテュートの使命は、世界の角膜失明を予防、管理、撲滅することです。当組織は、研究開発、予防医学、教育、角膜移植の世界的リーダーです。当組織により、質の高い眼科施設を広範に利用できるようにする体系的な長期的取り組みを通して、低費用で治療を受けることができます。このような施設は、多様な階層の人たちに対処するためのリソース、技術的スキル、思いやりを持った人たちによって運営されています。



http://www.tejkohlicorneainstitute.com



LVプラサド眼科研究所



1987年に設立されたLVプラサド眼科研究所(LVPEI)は、失明予防のための世界保健機関協力センターであり、総合的な目の健康施設です。当研究所には、臨床サービス、教育、研究、視覚リハビリテーション、農村部と地域の目の健康、アイバンク、広報・政策計画、能力開発、イノベーション、製品開発という10個の活動分野があります。LVPEIの使命は、社会のあらゆる階層に公平で質の高い眼科治療を提供することです。



http://www.lvpei.org



テジ・コーリ財団について



2005年に設立されたテジ・コーリ財団は、個人の生活を変革する介入を目指しています。当財団は、世界の角膜失明を終わらせるという世界的ミッションで最もよく知られています。2015年以来、当財団は、テジ・コーリ角膜インスティテュートを介して、インドの十分なサービスを受けていない地域での角膜移植に資金を提供し、2019年にはハーバード大学医学大学院の教育病院であるボストンのマサチューセッツ眼科耳鼻科病院に200万ドルの寄付を行い、失明治療のための新技術の開発を支援しました。2019年12月、当財団は「未来のバイオニクス」プログラムを立ち上げ、3Dプリントによるバイオニック・アームを英国の四肢欠損の子供や若者に寄付しました。



http://www.tejkohlifoundation.com



以上



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 2019年、5736人の世界で最も貧しい人々がテジ・コーリ角膜インスティテュートで視力を回復