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暁星TNSはロシア全域で支店1万4千店舗を保有する最大銀行であるスベルバンク(Sberbank)のATM入れ替えプロジェクトで全量受注を受け、2022年までに合計5万4千台のATMを供給する予定である。
これは趙顕俊(チョ・ヒョンジュン)会長が継続して強調してきた技術経営とVOC(Voice of Consumer)経営の成果である。趙会長は「顧客の声に答えがある。顧客の顧客の要望まで傾聴しなければならない」と強調してきた。
これにより暁星TNSは1次顧客である銀行と銀行ATM利用者のニーズにも耳を傾けた。ロシアでは2017年に新券が発行され、銀行利用者が以前よりも多様な紙幤を使用するようになった。新券貨幤の発行によって券種の分類技術及び保安技術を強化するなど顧客のニーズに先行して対応したことが市場支配力を高める成功要因として作用した。
また暁星TNSが独自で開発した還流技術が功を奏した。還流技術は投入された紙幤を再び引き出しで使用することにより、出金機と入金機の2台の機器を1台でまとめて運営してATMの効率性を高め、現金運送費用などを節減するために必要なコア技術である。
趙会長も暁星TNSのATM拡大のためにロシアのスベルバンクの上層部や米国メガバンク業界の有力者、インド金融業界の主要な有力者などに直接会って市場を打診するなど事業拡大のための支援を取り付けてきた。
ロシアの銀行では運営費用の節減を図るために2016年から還流機能が含まれたATMに全台入れ替えのプロジェクトが進行されている。暁星TNSは還流技術で源泉技術を確保しており、長年の間蓄積された保安及び運営サービスをもって競合会社に対して優位に立ち、ATMの独占供給を行っている。
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