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「Terragraph」は、都市部や郊外で高まる高速インターネット環境ニーズに応えるべくFacebookが開発したギガビット無線技術で、基地局間に200~250m間隔でミリ波帯RFモジュールを配置することで構成するワイヤレスバックホールです。一般的には光ファイバーケーブルを埋設することで高速ネットワークを構築しますが、工期・費用がかかってしまうことが大きな課題となっています。「Terragraph」は街灯など、既に街中に存在するものに対してミリ波帯RFモジュールを含むセットボックスを取り付けて無線高速ネットワークを構築するため、従来の有線ネットワークと比較して短工期・低コストでの構築を実現します。
今回提供するミリ波帯RFモジュールは、独自に開発したLTCC*を用いることで、ミリ波帯における安定した通信品質と高耐熱・高耐湿性を実現し、「Terragraph」における高品質なネットワーク環境を実現します。
代表取締役 専務執行役員 モジュール事業本部 本部長 中島 規巨(なかじま のりお)は以下のように述べています。
「5Gの普及が近づく中、情報社会はこれまで以上に身近で、誰もがアクセスするものとなっていきます。世界中のより多くの人々が快適なアクセスを行うことを目指すFacebook社の取り組みに、通信・ハードウェアで強みを持つ村田製作所がサポートできることを大変うれしく思います。」
本製品はCEATEC2019(メディアコンベンションは2019年10月14日、会期:10月15日~18日)の村田製作所ブース(幕張メッセ HALL7 H021)に出展します。
*Low Temperature Co‐fired Ceramicsの略:1000℃以下で焼成したセラミックのこと
株式会社村田製作所
広報部 上野 朋弘
075-955-6786