氏の見解ではバイオテクノロジーが世界最大の人類的課題の一部を解決する



マサチューセッツ眼耳鼻科病院への200万ドルの寄付で「テジ・コーリ角膜プログラム」を創設へ

ロンドン & ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ロンドンを拠点とする億万長者で、ドットコムブームの間に電子商取引決済ソフトウエアを販売して富みを築いたテジ・コーリ氏は、ボストンのマサチューセッツ眼耳鼻科病院への200万ドルの寄付を約束しました。これは有望なバイオテクノロジーソリューションの開発を含め、角膜失明を治療するための革新的研究を助成することが目的です。コーリ氏は回避可能な角膜失明を根絶すべく、移植に依存しないソリューションの発見を追求しており、今回の寄付はより良い世界を構築するための新技術の有望性を同氏が確信していることを反映するものです。




コーリ氏は既に、2030年までに回避可能な角膜失明を根絶するという氏の世界的使命で相当な前進を達成しています。慈善活動家テジ・コーリ氏のテジ・コーリ角膜インスティテュート(ハイデラバード)は角膜の研究と専門知識で著名な研究所です。2016年から2018年にかけて同研究所には外来患者16万7321人が来院し、2万6269体の角膜提供があり、1万5784体の角膜を活用して、3万1511件の外科手術を完了しました。



世界保健機関によれば、世界で2億8500万人が視力障害を抱え、3900万人が失明しています。失明は貧困による影響を重く受けるものであり、こうした方がインドで暮らしている3900万人中最大1400万人に上ります。ただ、かなりの割合の失明は、角膜疾患の75%を含め、治療可能です。世界では失明患者の1270万人が角膜移植を待っており、うち600万人はインド在住ですが、この待機リストにある方々の70人に1人しか1年に角膜移植を受けられません。角膜失明という問題の解決には、経済的に利用しやすい非外科的ソリューションが求められることになります。



マサチューセッツ眼耳鼻科病院(MEE)はハーバード・メディカル・スクール(HMS)の教育病院で、その眼科は視覚分野で世界最大の研究力と臨床専門力を有しています。2016年から2018年にかけて、MEEの眼科医は52万1805件の診察をこなし、10万1941件の手術および処置を行いました。網膜疾患の研究と臨床治療を長きにわたりリードしているMEEは、2018年3月に遺伝性疾患で初のFDA認可遺伝子療法を実施しました。その臨床科学者らは現在、広範な視覚疾患・障害の新療法を究明するために、110件以上の臨床研究と臨床試験を行っているところです。



MEEにおけるテジ・コーリ角膜プログラムでは、角膜疾患においてこれまでになく画期的な成果を達成すべく、革新的で協調的な研究を推進していきます。本プログラムでは予防と治療によって角膜失明を治療するための手立てを追求します。角膜感染の迅速診断と早期検出のための最先端分子技術や、角膜組織に取って代わる接着性生体材料のGelCOREなどです。本プログラムをけん引する臨床医と科学者は、下記の通りです。




  • レザ・ダナ(MD、PhD、MSc):角膜疾患と眼炎症の分野で国際的に評価されている専門家。ダナ博士はHMS眼科でクラース・H・ドールマン教授職とMEEで角膜サービス担当ディレクターを務める。


  • マイケル・ギルモア(PhD):ギルモア博士は全ハーバード大学抗生物質耐性プログラムを創設した主任研究者。HMS眼科でサー・ウィリアム・オスラー教授職を務める。


  • ジェームス・チョードッシュ(MD、MPH):角膜疾患と外眼部疾患の分野で眼科のデビッド・G・コーガン教授職とHMS眼科の感染性疾患研究所で副所長をを務める。



これら研究者の活動はMEEの角膜・免疫学研究における先駆的な革新の伝統に基づくものです。クラース・H・ドールマン医師(MD)は世界で最も支持される人工角膜のボストン人工角膜(Boston Keratoprosthesis、B-KPro)を発明し、チョードッシュ医師はその範囲を拡大して、失明性角膜疾患・傷害を抱える方々の視力回復に使用できるようにしました。ギルモア博士が「スーパー耐性菌」に関して公表した決定的研究では、微生物が多剤耐性を獲得するために使用している仕組みについて解明しています。昨年の3月、ダナ医師はサイエンス・アドバンシズに掲載された前臨床研究を主導して、GelCOREが角膜の傷口や潰瘍をふさいで角膜組織の再生を促し得ることを早期に示しました。



テジ・コーリ氏は角膜失明を治療するという目標を達成するに当り、MEEに200万ドルを寄付するなどの慈善活動に加え、ベンチャービジネスや技術投資に取り組みます。コーリ氏は最近、臨床試験の最中である専有的な再生バイオテクノロジーを取得しました。コーリ氏は、この再生バイオテクノロジーが既製製品として成功すれば、世界中で角膜移植を現在待っている1270万人の最大3分の1に直ちに適用可能になるだろうと考えています。



テジ・コーリ氏は、次のように述べています。



「バイオテクノロジーは飛躍的な技術的前進と技術の迅速な開発の連鎖反応を引き起こすものとして、人々の生活を改善するためのこれまでになく新たな機会を提供します。私たちがバイオテクノロジーで達成できると考えているものは、ワクチンのように注射器で適用できる角膜失明向けの非外科的ソリューションです。マサチューセッツ眼耳鼻科病院は世界における卓越拠点の1つであり、私からの200万ドルの寄付が角膜失明を根絶するための技術ソリューションの開発の実現を確かなものとすることに貢献するでしょう。」



ジョーン・W・ミラー医師(MD)(HMS眼科の教授兼学科長、MEE、マサチューセッツ総合病院、ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の眼科長)は、次のように述べています。



「私たちはこの寄付に大変感謝しており、これにより私たちはバイオテクノロジー療法を前進させ、まずは臨床試験を行い、最終的に角膜感染と角膜失明を患った大規模患者集団に適用できるようになります。テジ・コーリ氏は世界規模での角膜失明の治療に情熱を持っており、私たちマサチューセッツ眼耳鼻科病院に勤める者たちは喜んで氏と協力して、次世代の処置法と治療法を開発していきます。」



テジ・コーリ氏について



テジ・コーリ氏は、ロンドンを拠点とする起業家であり、広く知られているように2030年までに世界中で角膜失明を治療するという使命を抱いています。まずドットコムブームの間にテクノロジー・ソリューションと電子商取引決済ソフトウエアを販売して成功を収め、次に技術拠点の不動産を対象とする投資家となりました。現在は生活を変革し、世界を変える可能性を秘めたAI、ロボット工学、バイオテクノロジー、ゲノミクスのベンチャー企業への強力なインパクト投資に傾注しています。



コーリ氏は、インドのカーンプル工科大学(IITK)の優秀同窓生であり、電気工学の学位を取得しています



www.tejkohli.com



テジ・コーリ角膜インスティテュートのビデオ:https://youtu.be/aGSKKoMCDAE



マサチューセッツ眼耳鼻科病院について



1824年設立のMEEは治療と研究の国際センターであり、パートナーズ・ヘルスケアの一員となっています。MEEは眼科と耳鼻咽喉科を専門としています。MEEの医師は日常的診療から極めて複雑な診療まで広範な治療を行います。世界最大の視聴覚研究者コミュニティーを抱えるMEEの科学者は、眼、耳鼻咽喉、頭頸部に発症する疾患の背景となる基礎生物学を発見して、新たな処置法と治療法を開発するという使命に突き動かされています。USニューズ&ワールド・レポート誌の2018-19年「優良病院ランキング」において、MEEは米国で眼科の第4位、耳鼻咽喉科の第6位にランクされています。



www.MassEyeandEar.org



以上



テジ・コーリ角膜プログラムが支援するバイオテクノロジーイノベーションのビデオをhttps://youtu.be/2zUBtj6H7GMでご覧いただけます。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 慈善活動家のテジ・コーリ氏が2030年までに世界で角膜失明を根絶するためのバイオテクノロジーソリューションを支えるべく200万ドルの寄付を約束