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ATM業界が過去のアップグレードサイクルから学んだ通り、ATMネットワークを新しいプロセッサー基板やオペレーティングシステムでアップグレードすることは経費がかさみ、サービスの中断を要し、作業も複雑です。何よりも困るのは、アップグレードのコストがウィンドウズの次のアップグレードまでの一時しのぎにすぎないことです。
今やATM業界は新しい方式を採用して、多額の費用を要するPCコアのアップグレードサイクルを打ち切る時期に来ています。
そのためには枠にとらわれない考え方が必要でした。KALはレッドハット、VMware、ウィンド・リバーと連携して、まさにそれを実行し、このサイクルを打ち切るソリューションを創り出しました。OS仮想化と呼ぶものがそれです。
OS仮想化はハイパーバイザーという、今日のデータセンターで広く普及して使用されている技術を応用し、ATMの動作環境からハードウエアを分離します。この分離により、2020年1月にウィンドウズ7のサポート期間が終了するとサポートされなくなるソフトウエアドライバーは、代わりにハイパーバイザーのサプライヤーによってサポートが継続されます。このリナックスベースのハイパーバイザーは、「ホスト」動作環境として機能し、ウィンドウズ10とATMソフトウエアスタック全体を実行する「ゲスト」の仮想的オペレーティングシステム環境をサポートします。
現行の多くのATMハードウエアモデル上でATMプロセッサーのアップグレードを必要とせず実行できるという利点に加え、この新しい方式は銀行がウィンドウズを使用して長年開発してきた膨大なソフトウエア資産を守ることができます。
アラヴィンダ・コラーラ最高経営責任者(CEO)は、次のように語っています。「ハイパーバイザー技術の新たな応用例を発表できることに感激しています。この技術により、数年ごとにハードウエアアップグレードに投資を迫られる銀行を負担から解放することができます。OS仮想化はATMにとって新しい概念であり、これにより銀行は新たな見方でウィンドウズアップグレードを見るようになります。これはATM業界にとって真に革命的な出来事です。」
世界では先見の明のある銀行が幾つか、KALやハイパーバイザーサプライヤーと協力し、この代替方式を試験しており、初期段階の結果は非常に勇気づけられるものとなっています。
仮想化の概念を欧州で最初に試験した銀行であるČeská spořitelnaでインフラ&オペレーション担当ディレクターを務めるJiří
Charousek氏は、次のように語っています。「ウィンドウズXPやウィンドウズ7にアップグレードしたばかりで即、当社のハードウエアをアップグレードしなければならないことは懸念でしたが、仮想化により別の選択肢が得られ、非常に満足しています。」
詳細については、KALのホワイトペーパー、「OS仮想化でATMハードウエアのアップグレードが不要に(No
more hardware upgrades with OS-Virtualisation)」をお読みください。仮想化専用のブログもご覧ください。さらに詳しくはinfo@kal.comにお問い合わせください。
KALについて
KALは、世界有数のATMソフトウェア企業であり、シティバンク、ウニクレディト、ING、中国建設銀行などの世界的メガバンクの優先サプライヤーです。KALの標準化ソフトウェアを利用することで、銀行はATMネットワークを完全に制御し、コスト削減と競争力向上を実現させています。
詳細情報については、www.kal.comをご覧ください。
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