ドイツ・ミュンヘン発--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2018年11月13日 –ウィンボンド・エレクトロニクスとTiempo Secureは、Tiempo
Secureによる完全に実証済みのハードマイクロIPとウィンボンドの認証済みセキュアフラッシュから構成された、コモンクライテリア(CC)EAL5+で認証可能なセキュアエレメントのソリューションを発表します。このソリューションは、IoTとクラウド間の認証とセキュリティ、セキュアな接続、そしてIoTデバイス上のプライバシーを提供します。




半導体メモリーソリューションとセキュアメモリーの世界的サプライヤー大手のウィンボンドは、Electronica(2018年11月13~16日ドイツ、ミュンヘン)において、IoTデバイス及びその他接続された環境で、セキュリティが極めて重要視されるアプリケーションの開発時に、設計者が直面する組み込みメモリに対する問題に関して、一連のソリューションのご提案を展示します。



ウィンボンドのW75Fセキュア・フラッシュ・ソリューションは、コモンクライテリア(CC)
EAL5+認証を取得した、最初のセキュア・フラッシュメモリー・デバイスです。これは、セキュアXiP(Execute-in-Place)機能に使用することができ、また車載向け及び人工知能(AI)向けプラットフォーム用のIoTデバイスおよびインテグレートUICC、インテグレートセキュアエレメント、またはインテグレートハードウェアセキュアモジュール(HSM)内のコードとデータの機密性と完全性を保護するために使用することもできます。



ウィンボンドのW75は、データ及びコード用として業界で最もセキュアな外部ストレージを提供します。リプレイ攻撃、ロールバック攻撃、中間者攻撃、盗聴、サイドチャンネル攻撃、そしてフォールトインジェクション攻撃などの脅威から製品を守りたいというコネクテッドデバイスメーカーに信頼できるソリューションを提供します。



Tiempo
SecureのTESICは、ハードIPマクロとしてSoC/チップにインテグレート可能な、IoT用に設計されたコモンクライテリア(CC)EAL5+認証実証済みの、セキュアエレメントIPのユニークなファミリーです。TESIC
IPはCC
EAL5+およびEMVCo認証済の自社セキュアマイクロコントローラーチップにすでに搭載されており、IPの搭載からCCEAL5+までの保証されたパスのみならず、CC
EAL5+セキュリティ実証済みのIPソリューションをTiempo Secureは提供することができます。



Tiempo Secureはお客様に、セキュアなハードウェア設計、TESIC
IPポートフォリオを補完するセキュアなソフトウェア開発サービス、そしてTempoSecureのIP
を含たお客様チップのCCEAL5+及びEMVCo認定プロセスの実行とサポートまでの、ワンストップショップセキュアソリューションを提供します。



ウィンボンドのセキュアフラッシュメモリー・マーケティングディレクターのHung-Wei
Chen氏は以下のとおり述べています:「非セキュアなIoTデバイスは、サイバー攻撃に対する脅威に面しており、すべての接続されたデバイス内のデータやコード、そして証明書のストレージに利用されるフラッシュメモリーをセキュアにすることにより、その脅威に対抗する必要があると確信しています。絶えず複雑性が増しているため、フラッシュメモリーへの要求容量も増加しており、WinbondのTrustME™ファミリー製品により提供される外付け、大容量そしてセキュアなフラッシュメモリーへ移行せざるを得なくなってきています。Tiempo
Secureがこれをさらに推進するために当社と協力し、IoT時代に対応した頑強かつ認証可能なセキュアエレメントIPと認証済みセキュアフラッシュを提供していくことを歓迎します。



Tiempo SecureのCEO兼社長のSerge Maginot氏は以下のとおり述べています:
「エッジデバイスに組み込まれたハードウェアセキュリティが、特定、または専門的な攻撃からIoTシステムを効率的に保護するベストなソリューションであると、我々は強く確信しています。当社のワンストップショップモデルとセキュアなIPファミリーを、ウィンボンドのセキュアフラッシュチップに、即時に利用可能でかつ実証済みのセキュア通信チャンネル有するセキュアエレメントで拡張させ、CC
EAL5+レベルでアプリケーションチップとフラッシュメモリーチップ間の末端間のセキュリティが可能になることに、特に期待をしています。ウィンボンドとTiempo間のこの提携はIoT開発者やユーザーが今後のIoT展開において想定される極めて重大な難題(すなわち、容易な接続性と高度なセキュリティレベル)に対処できるようにするでしょう。



Tiempo Secure概要



Tiempo
Secureはセキュアマイクロコントローラーや組み込みセキュアソフトウェアの開発におけるユニークな経験を有する半導体業界のエキスパートが設立した独立系企業です。同社はすでに、接触およびデュアルインターフェースモードで利用でき、政府IDやハイエンドのバンキングアプリケーション用のコモンクライテリアEAL5+およびEMVCo認証済みセキュアマイクロコントローラーチップを設計してきました。
Tiempo
Secureは、コンパニオンチップとして、あるいはアプリケーションあるいはSoCチップに容易に統合可能なハードIPマクロのいずれかとして、IoT市場向けのCC
EAL5+実証済み/認証済みセキュアエレメントを提供することにより、そのロードマップを拡大していきます。



ウィンボンドについて



ウィンボンド・エレクトロニクスは、台湾台中に本社を置く半導体メモリーソリューションのリーディンググローバルサプライヤーです。主力製品はスペシャリティおよびモバイルDRAM、コードストレージフラッシュメモリなどで、2017年のメモリ事業収益は約12.5憶ドルです。台湾、香港、中国、日本、イスラエル、アメリカにオフィスを構えており、世界で約2,800人の従業員を有しています。詳細についてはウェブサイトwww.winbond.comをご覧ください。




Contacts


Tiempo Secure
セールス窓口
Avel Vonderhagen
Business developer
Secure Products
TEL:+ 49 89 800 365 77
E-Mail: axel.vonderhgen@tiempo-secure.com



ウィンボンド・エレクトロニクス
製品窓口
小野 真人
マーケティング部
プロフェショナルマネージャー
TEL:
045-478-1883
E-mail: mono@winbond.com



ニュース窓口
行武 良子
マーケティング部
アシスタントプロフェショナルマネージャー
TEL:
045-478-1883
E-mail: ryukutake@winbond.com

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 ウィンボンドとTiempo Secureは世界初のIoTコモンクライテリアEAL5+認証可能なセキュアエレメントIPを提供するために協力