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ECO」シリーズ(*2)(品番:MDF-DU702VHS1-PJ/DU502VHS1-PJ、単相100V)を発売しましたので、お知らせします。
当製品は、創薬やライフサイエンス研究に携わる研究者の貴重な検体や試料を、安心して、効率的に長期保存できるだけでなく、地球環境に配慮した-85℃超低温フリーザーです。主な特長は下記のとおりです。
1.自然冷媒と新インバーター制御コンプレッサーで消費電力量を約20%削減
エネルギー効率の高い自然冷媒と、低速での回転制御によって電力消費を抑制できる新インバーター制御コンプレッサーを使用することで、従来機種と比べて約20%(*3)の消費電力量削減を実現しました。また、フロンや代替フロンを用いない自然冷媒の活用により、オゾン層破壊や地球温暖化防止にも貢献する、環境にやさしく経済的な製品です。
2.断熱性能・収納効率を向上させた新設計キャビネット
断熱性能を向上させた新しいキャビネットデザインの採用により、従来機種とほぼ同等の設置面積で庫内収納効率は約10%(*3)向上し、より多くの検体や試料の保存が可能になりました。
3.使いやすい大型カラー液晶タッチパネル
大型カラー液晶タッチパネルはグローブをしたまま操作可能。使用者を限定できるキーロック/パスワード機能などセキュリティ機能も装備しています。庫内温度など各種運転データをUSBメモリーにデータ転送することも可能です。
尚、当製品と同じキャビネットデザインを採用し、従来機種より性能が向上(*4)した「デュアル冷却システム」搭載の「TwinGuard」シリーズ(*2)(品番:MDF-DU702VX-PJ/DU502VX-PJ/DU302VX-PJ)を、今年4月に発売しました。独立した2つのコンプレッサーと冷凍回路により、片側の冷凍回路が故障しても、もう一方の冷凍回路が庫内を-70℃に保つよう働くことで、貴重な検体や試料の損失リスクを回避できます。
PHCは、「医療機器」「ヘルスケアIT」「ライフサイエンス」の3つの事業をコアとして、より付加価値の高い製品・サービスの提供に努めています。このたび発売した製品は、「ライフサイエンス」事業における製品ラインナップの更なる拡充につながるものです。2018年4月の社名変更に伴い、新しい事業ブランド「PHCbi」を採用したライフサイエンス事業の歴史は、1966年の薬用保冷庫の発売に始まります。1977年に1号機を世に送り出した超低温フリーザーは、日本およびグローバル市場において、それぞれで
No.1(*5)および No.2(*6)のマーケットシェアを持つ製品に育っています。
医薬品の開発において、細胞治療など新しい分野のライフサイエンス研究が進むなか、同時に持続可能な地球環境への対応も求められています。PHCは、研究者の皆さまのニーズに応えながら、地球環境にも配慮した研究支援機器の開発に取り組むことで、次世代医療の実現に向けた最先端の研究に貢献していきます。
(*1)アンモニア、二酸化炭素などの自然界に存在する物質を使用した冷媒。従来、冷媒に使われていたオゾン層破壊物質であるフロンを用いていないため、環境への悪影響が少ないとされる。
(*2)製品に関する詳細:
www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers
(*3)従来機種MDF-DU700VH-PJとMDF-DU702VHS1-PJとの比較
(*4)従来機種MDF-U700VX-PJとMDF-U500VX-PJとの比較
(*5)富士経済「ティッシュエンジニアリング関連市場の最新動向と将来性2017」(2016年実績)
(*6)Frost
&Sullivan「バイオメディカ関連機器グローバル市場評価2017」(2016年実績)
<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社は、2014年に設立し、傘下にPHC株式会社やアセンシア
ダイアベティスケアホールディングス株式会社などを持つグローバルヘルスケア企業です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念とし、医療機器、ヘルスケアIT、ライフサイエンスの3事業において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2017年度のグループ連結売上高は1,926億円、世界125カ国以上のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。2018年4月にパナソニック
ヘルスケアホールディングス株式会社より社名変更しました。
URL:www.phchd.com/jp/
【お問い合わせ先】
PHCホールディングス株式会社
IR・広報部
岡田 昌代
電話:03-6778-5311