- 週間ランキング
セルヴォー・テクノロジーズは本日、今後数年間にわたり複数のプロジェクトを支えるべく、神戸市民病院機構と契約を締結したと発表しました。これらの研究プロジェクトは、脳内における神経原線維変化(NFT)の病状と進行を評価すべく、陽電子放射断層撮影法(PET)スキャンで使用される早期開発ステージ造影剤(MK-6240)を研究するためのものです。NFTはタウタンパク質が蓄積したもので、アルツハイマー病を含め、幾つかの神経変性疾患の特徴となっています。
本契約の一環として、セルヴォーは関西圏でのイニシアチブに必要な[18F]MK-6240を製造・供給するための契約を神戸市民病院機構と結びます。
神戸市民病院機構(KCHO)が運営する神戸市立医療センター中央市民病院(KCGH)で分子イメージング担当長を務める千⽥道雄医師(MD、PhD)は、次のように述べています。「タウPETイメージングは、アルツハイマー病やタウオパチー、その他の脳疾患に罹患したヒトの生きた脳で神経原線維変化を視覚化・評価するための優れたツールです。これら疾患の治療薬の臨床試験にとっても有意義であり、こうした試験はセルヴォーとの連携によって日本で促進されることになります。」
セルヴォー・テクノロジーズの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるリック・ハイアットは、次のように述べています。「セルヴォーは、研究用の新規PETトレーサーの製造で相当の専門力を築き上げた神戸市民病院機構と協力できる今回の機会を歓迎します。この契約により、MK-6240の応用とそれが脳疾患患者に提供し得るメリットについての理解が促進されます。セルヴォーは新規PETイメージングのバイオマーカーや情報科学を含む技術に大型投資しており、共通の理念の達成に貢献すべく、同機構との長期的な提携関係に期待しています。同機構との連携により、当社の製薬パートナーに種々の治療試験への道を開き、当社が欧州、カナダ、日本、中国、シンガポール、オーストラリア、米国で持つ世界的な生産ネットワークを支えることになります。」
神戸市民病院機構(KCHO)について
神戸市民病院機構は神戸市の公的機関として、神戸市立医療センター中央市民病院(KCGH)、その他の病院を運営しています。KCGHの分子イメージング部門(PET研究センター)は当初、先端医療研究センター(IBRI)と呼ばれる小規模研究病院内で2001年に設立され、病態生理学、臨床薬理学、患者の診断と治療評価のための種々のPET薬剤を使用した臨床研究/試験にかかわってきました。マイクロドージングに関する日本の新基準に促され、IBRIは日本の患者を対象にアミロイドPET薬剤の第1相臨床試験を実施し、これがさらなるPET臨床試験に結び付き、これら試験用のPET薬剤を製造するGMP準拠ホットラボを新設するまでになりました。IBRIが近隣の病院であるKCGHと2017年に統合して以来、このPETセンターは同じスタッフと施設により後者が運営しています。
セルヴォー・テクノロジーズについて
セルヴォー・テクノロジーズは、エニグマ・バイオメディカル・グループと北京先通国際医薬科技(Sinotau Pharmaceutical
Group)の提携で設立されました。セルヴォーの理念は、アルツハイマー病を含む神経変性疾患の患者に好影響を及ぼす診断法と技術を世界規模で開発することにあります。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
Cerveau Technologies, Inc.
Rick Hiatt, 6179062715
Rfhiatt@cerveautechnologies.com