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ISACAの調査:取締役会はデジタル資産をどの程度保護しているか
米イリノイ州ローリングメドーズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ISACAの最新の調査「Better
Tech Governance Is Better for Business」(優れたテクノロジー・ガバナンスが優れたビジネスを生み出す)から、上級経営幹部の90%以上が、強力なテクノロジー・ガバナンスがビジネス成果を向上させ、機敏性を高めると考えていることが明らかになりました。ガバナンスと成果の関連性は理解しているものの、ガバナンス・ギャップは依然として存在しており、69%が、経営幹部および取締役会はビジネス目標とIT目標との間に明確な関連性を打ち立てる必要があると答えています。
本日、ワシントンDCにあるCSXノースアメリカで、世界的な調査の結果が発表されました。このデータは、デジタルに関するあらゆる事項の企業統治、責任の増大と資金拠出の優先順、ならびに、組織のデジタル資産に関する計画策定、トレーニング、資金提供、保護のために取締役会が全力を尽くしているかどうかを徹底的に調査したものです。この調査と追加の資料はこちらをご覧ください。
ISACAのマット・ローヴ最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「取締役会は、ビジネス目標とIT目標を密接に関連付ける際は、極めて慎重にならなければなりません。ビジネス・テクノロジーを全面的に活用してビジネス成果を向上させると同時に、組織のデジタル資産をしっかりと守らなければなりません。この調査から得られるメッセージは明快です。すなわち、情報とテクノロジーのガバナンスにおいて実施すべきことは多くあるということです。取締役会がテクノロジーの知識と経験を強力に示せるようにすることが、テクノロジーを通して組織が効果的かつ安全に革新を果たす際に必要な基盤となります。」
主な調査結果
自社の経営幹部と取締役会が組織のデジタル資産とデータを保護するためにあらゆる努力をしていると答えたのはわずか55%でした。
全社的ガバナンスの一環として、上級経営幹部が抱える最も重要な企業統治上の技術的課題と機会に、サイバーセキュリティー方針と防御策が挙げられています。しかし、
経営幹部は、社内からのサイバー攻撃が外部からの攻撃と同様に現実的なものであることを認識しています。実際、取締役会または上級経営幹部が社外および社内のリスクのいずれのリスクも高まっていると考えていると、61%が回答しています。
サイバーセキュリティーの重要性は広く認識されていますが、ほとんどの組織は2018年のトレーニング資金を増やす計画を立てていません。
大多数の組織は何らかのタイプのガバナンス・フレームワークを用いてサイバーセキュリティーやリスクなどの分野に対処しています。
プライバシーに関して、EU一般データ保護規則(GDPR)に向けた準備を行う上でやるべきことはまだまだ多くあります。特に、この規則の対象となる組織の中で、準備態勢の進捗状況に満足していると答えたのはわずか32%にすぎません。3分の1以上(35%)が組織の進捗状況を把握しておらず、40%はGDPRが及ぼす影響について様子見の姿勢を示しています。
2017年第2四半期にISACA上級経営幹部会員のオンライン調査を実施し、87カ国の732人が回答しました。この調査結果は、www.isaca.org/tech-governance-impactに掲載されています。
間もなく50周年を迎えるISACA® (isaca.org)は、個人と企業がテクノロジーの有益な可能性を実現できるよう支援する国際的団体です。ISACAは専門家に、キャリアを向上させ、組織を変革する知識、資格、教育、コミュニティーを提供しています。
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