両社の補完的な事業が戦略的に統合され、クライアント、パートナー、株主にはさらに大きな価値が、従業員には成長の機会が生まれる




  • CSCとヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)のエンタープライズ・サービス部門が、有数のピュアプレイ・グローバルITサービス会社を創設し、デジタル変革においてクライアントを導く独自の体制を確立


  • 新会社の予想年間売上高は260億ドル、クライアント数は世界の主要地域を網羅する70カ国の5000社以上


  • 合併会社で予想される初年度の相乗効果は合併後の期間のみで約10億ドル、ランレートによる初年度末時点での相乗効果は15億ドル


  • CSCとHPEの株主はそれぞれ新会社の約50%の株式を保有


  • HPEと新会社との契約が継続的に利益をもたらす関係を保証


  • マイク・ローリーが合併会社の会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)に就任、メグ・ホイットマンが新会社の取締役に就任、取締役はHPEとCSCが均等に半数ずつ指名


米バージニア州タイソンズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- CSC(NYSE:
CSC)は本日、当社の取締役会が、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)のエンタープライズ・サービス部門と当社が合併する計画を全会一致で承認したことを発表しました。




両社の補完的事業が戦略的に統合されることで、世界最大規模のピュアプレイITサービス会社が誕生し、デジタル変革においてクライアントを導く独自の体制を確立します。新会社の予想年間売上高は260億ドルで、クライアント数は70カ国の5000社以上に及びます。



この合併は、株主および規制当局の審査と承認を受けることを前提とし、2017年3月末までに完了する予定です。この取引完了後、CSCとHPEの株主はそれぞれ新会社の約50%の株式を保有します。この取引は連邦所得税の目的で、CSC、HPE、およびそれぞれの株主に対して非課税の取引になる予定です。



本日の発表が行われる6カ月前に、CSCは、世界の商業および政府クライアントにサービスを提供するCSCと、米国の公共部門のクライアントにサービスを提供するCSRAの2社の公開会社に分離しました。CSCとHPEのエンタープライズ・サービス部門はいずれも上昇軌道にあり、財務業績および顧客満足度において著しい改善を見せています。



この取引完了後、現在CSCの会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)であるマイク・ローリーが、新会社の会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)に就任します。HPEのメグ・ホイットマン社長兼最高経営責任者(CEO)は、新会社の取締役に就任します。新会社の取締役会には、CSCおよびHPEが均等にそれぞれ半数の役員を指名します。CSCの現在の最高財務責任者(CFO)であるポール・サーレハは、この取引完了後も同じ役職を続けます。HPEエンタープライズ・サービスの現在のエグゼクティブバイスプレジデント(EVP)兼ゼネラルマネジャー(GM)であるマイク・ネフキンズはローリーに直属し、新会社運営チームで重要な役割を果たします。他の管理職と役員、ならびに新会社の名称は後に発表します。



ローリーは次のように述べています。「HPEエンタープライズ・サービスと当社の合併は、CSCの変革において理にかなった次の段階です。より強力で多目的な世界的テクノロジー・サービス企業として、新会社は、変化の速い市場において革新し、競争力を高め、クライアントにサービスを提供できる優位な立場に立ちます。この合併が社員、クライアント、パートナー、投資家に大きな可能性をもたらし、HPEとの関係と協力体制を強化する機会が得られたことを大変うれしく思っています。」



ホイットマンは次のように述べています。「HPEエンタープライズ・サービスとCSCとの今回の分離後合併は、HPEならびに当社の顧客企業にとって最適な次の段階です。エンタープライズ・サービスのお客さまは、より強力でより多目的なサービス事業により利益を得て、革新し、常に変化するテクノロジー環境にうまく適応することができます。両社は世界的規模と健全な財務状況を有し、イノベーションに重点的取り組んでいます。そのため、HPEと新会社のいずれもが、それぞれの市場でリーダー企業としての体制を整えます。」



グローバルITサービスのリーダー企業が誕生



CSCとHPEのエンタープライズ・サービス部門が統合することで、世界のクライアントにより効率的かつ効果的にサービスを提供できる大規模な新会社が誕生します。両社はすでに財務業績および営業業績を向上させていますが、今回の合併により、この業績改善をさらに急速に加速させることができます。



新会社はクライアントに、世界有数の次世代サービスへの世界的なアクセスを強化するとともに、主要な業種における豊かな業界経験を提供します。



両社の事業が統合することで、以下を提供します。




  • 顧客サービスとIT業務で世界クラスの強み
    業界で最も信頼される企業である両社が、幅広いリソースと専門知識を提供し、クライアントに利益をもたらします。


  • 市場トップの業界およびテクノロジー専門知識
    金融サービス、ヘルスケアおよびライフサイエンス、輸送、消費者製品、保険などの分野における業界トップの経験と知的財産(IP)により、顧客企業の変革を加速します。


  • 世界的規模 70カ国で85カ所の流通センターと95カ所のデータセンターを運営し、世界で最も効率的なITサービスへのアクセスを提供します。


  • 次世代のクラウド、セキュリティー、アプリケーション開発とモダナイゼーション、ビッグデータと分析機能、移動性、職場、高度なビジネスプロセス、ITサービスにおけるテクノロジー独立性とクラス最高の機能


  • リーダーシップの統合により、豊かな転換の経験と変革機能、顧客関係、販売/商品化、業界および機能の専門知識を提供します。


  • 広範囲にわたるベスト・オブ・ブリードのテクノロジー・パートナーシップにより、幅広いソリューションから選択できます。


  • 新しいサービスとソリューションのための高度なイノベーション、研究開発、投資の機会



CSCの分離後の前進戦略



本日の発表は、CSCの経営陣が昨年秋に概説した分離後戦略における重要な段階となります。当時、当社は、変化する市場への対応に特化した次世代のITサービス企業としての地位を確立していました。これはクライアントを急速にデジタル変革へと向かわせる市場です。



分離後わずか6カ月で、CSCは、このデジタルの道程にクライアントを導くための体制を整えるべく重大な決定を行い、当社がサービスを提供する市場、業界、業務分野における真の意味での次世代のリーダーの地位を確立しました。CSCは以下のような活動を行ってきました。




  • ヘルスケアおよび保険部門で垂直統合された事業を確立し、IPおよび既存の市場リーダーシップを全面的に活用


  • HCLとの合弁事業であるCeleritiFinTechを設立し、銀行部門でも同様の活動を実施


  • UXCを買収し、オーストラリア・ニュージーランド地域でCSCは最大手のITサービス企業となる。


  • 英国を基盤に保険ソフトウエアおよびビジネスプロセス・サービスを提供するエクスチェンジングを買収し、世界トップの保険コアソリューション提供企業となる。


  • フィクスネティックスおよびフルイション・パートナーズを買収し、それぞれ、銀行業務・資本市場およびサービス管理でリーダーシップを強化。フルイションとUXCの買収により、CSCはサービス管理ソリューションにおける世界的リーダー企業となる。昨日、当社はまた、サービス管理部門のテクノロジー主導のソリューションを提供する欧州トップのAspediensの買収を発表しました。



ローリーは次のように述べています。「クライアントは、新たなビジネス需要と顧客の期待に応えるため、自社をデジタル的に変革する重圧を感じています。この課題に対処するため、イノベーション、規模、リーダーシップおよび信頼性を備えたパートナーを求めています。」



ローリーはさらに次のように述べています。「ピュアプレイ企業として、合併会社は、両社の次世代のテクノロジー・ソリューションを活用してデジタル変革を主導します。この新会社は、いずれのハードウエア提供業者からも独立しつつ、HPEのような世界トップのテクノロジー提供会社と提携して事業を運営することができるでしょう。」



本合併取引について



CSCとHPEとの合併取引により、HPEの株主には税引き後で約85億ドルがもたらされると予想されます。これには、新合併会社の株式45億ドル以上、現金配当の15億ドル、HPEエンタープライズ・サービスに関連する負債およびその他の債務の引き継ぎ分25億ドルが含まれます。



両社の事業の統合により、初年度の相乗効果は合併後の期間のみで約10億ドルとなり、ランレートによる初年度末時点での相乗効果は15億ドルになると予想しています。その後、さらに相乗効果が発生する機会があります。合併会社の約50%を保有するHPE株主は、この相乗効果の価値と将来の利益の伸びを共有することになります。



RBCキャピタル・マーケッツがCSCの財務顧問を務め、アレン・アンド・オーヴェリーが法律顧問を務めます。



詳細について



本日の発表の詳細については、マイク・ローリーとメグ・ホイットマンのビデオメッセージをご覧ください。詳細については、図解をダウンロードしてください。



HPE投資家向け電話会議



HPEは電話会議を延長して本日第2四半期の業績について説明し、本取引の詳細を発表します。電話会議は米国東部夏時間(EDT)午後4時30分から開始されます。CSCのマイク・ローリー会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)がこの電話会議に出席し、HPEの経営陣と共に本取引について説明します。ウェブキャストの詳細については、www.investors.hpe.comをご覧ください。



CSCの2016年第4四半期アナリスト向け電話会議は本日米国東部夏時間午後5時30分に予定を変更



CSC上級経営陣電話会議とウェブキャストは、当初は本日米国東部夏時間午後5時に予定していましたが、米国東部夏時間午後5時30分から開始されます。米国内からのダイヤルイン番号は888-244-2416です。米国外またはカナダに在住の方は913-312-1384にお電話ください。いずれの参加者もパスコードは3124172です。ウェブキャストの音声およびプレゼンテーション・スライドはCSCのインベスター・リレーションズのウェブサイトで聴取および入手できます。



電話会議の録音再生は、会議終了約2時間後から2016年5月31日まで聴取できます。録音再生のダイヤルイン番号は888-203-1112(米国内)、719-457-0820(米国外およびカナダ)です。録音再生のパスコードは同じく3124172です。このウェブキャストの再生はCSCのウェブサイトでも聴取できます。



CSCは2016年第4四半期および通期の財務業績を米国東部夏時間午後4時30分頃に発表します。



CSCについて



CSC(NYSE:
CSC)は、デジタル変革の道程で顧客企業を導きます。当社は深い業界専門知識、世界的規模、技術独立性、広範囲なパートナー・コミュニティーを生かした革新的な次世代のテクノロジー・サービスとソリューションを提供しています。CSCは世界の主要な商業組織や国際的公共組織にサービスを提供しています。CSCはフォーチュン500に選ばれている会社であり、ベスト・コーポレート・シチズンに選出されています。詳細については当社ウェブサイト(www.csc.com)をご覧ください。



HPEについて



HPEは、顧客企業をより速く前進させる業界トップのテクノロジー企業です。当社は、クラウドからデータセンター、職場のアプリケーションに至る業界で最も総合的なポートフォリオを有し、そのテクノロジーとサービスにより、世界の顧客企業はITをより効率的、生産的、安全なものにすることができます。



詳細情報および掲載文書



本取引案に関して、ヒューレット・パッカード・エンタープライズが本取引のために設立した完全所有子会社のエベレット・スピンコ・インク(スピンコ)が、目論見書を含むフォームS4/S-1による登録届出書を証券取引委員会(SEC)に提出し、CSCはスケジュール14Aによる委任勧誘状と目論見書を含むフォームS-4による登録届出書をSECに提出します。投資家ならびに証券保有者の皆様は、この登録届出書/目論見書および委任勧誘状が入手可能になり次第、これらを読むようにしてください。これらの文書には当事者ならびに本取引案に関する重要な情報が記載されています。投資家ならびに証券保有者は、目論見書および委任勧誘状(入手可能になり次第)ならびにCSC、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、スピンコがSECに提出した他の文書のコピーを、SECのウェブサイト(http://www.sec.gov)で無料で取得することができます。入手可能になり次第、これらの文書のコピーおよびそれぞれの企業がSECに提出した他の文書は、CSCのウェブサイト(www.csc.com)でも入手できます。



この発表は、いかなる投資家または証券保有者からの委任状勧誘に当たるものでもありませんが、CSC、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ、およびそれぞれの役員、執行役員ならびに他の経営陣や従業員の一部が、SECの規則に従って、本取引案に関し、CSCの株主からの委任状勧誘の参加者と見なされる場合があります。CSCの役員および執行役員の情報はCSCのフォーム10-Kによる2015年年次報告書(2015年6月8日にSECに提出)および年次株主総会の最終委任状勧誘書類(2015年6月26日に提出)に記載されています。ヒューレット・パッカード・エンタープライズの役員および執行役員の情報は、ヒューレット・パッカード・エンタープライズのフォーム10-Kによる2015年年次報告書(2015年12月17日にSECに提出)および株主総会の最終委任状勧誘書類(2016年2月12日に提出)に記載されています。これらの文書ならびにCSC、ヒューレット・パッカード・エンタープライズまたはスピンコがSECに提出した他の文書のコピーは、前述の情報源から無料で取得することできます。委任状勧誘の参加者、およびこれらの参加者の証券保有などによる直接的/間接的利害の概要は、入手可能になり次第、登録届出書、目論見書、委任勧誘状およびSECに提出する他の文書に記載されています。



この発表はいかなる証券の販売申し出や販売申し出の勧誘あるいは買付け申し出の勧誘に当たるものではなく、管轄地域の証券法に基づく登録または認可を受ける前にこのような申し出、勧誘、販売を行うことが違法とされるいかなる管轄地域においても証券を販売することはできません。1933年証券法第10条(修正を含む)の要件を満たした目論見書による売出し以外で、証券の売出しを行うことはできません。



本プレスリリースならびに今後のすべてのプレスリリースに含まれる記述で、過去の事実のみに直接に関連していない記述は「将来予想に関する記述」に当たります。これらの記述は当社の意図、計画、予想、考えに基づいたものであり、多くは当社の管理の及ばないリスク、不確実性およびその他の要因の影響を受けます。多くの要因により、前述の取引に関して、実際の結果が将来予想に関する記述で示されたものと大きく異なるものになる可能性があります。これには、予定の時期での取引完了(株主および規制当局の承認を得ることを含む)、予想される税制措置、予想外の債務、将来の設備投資、予想される相乗効果が達成できない可能性、CSCとエンタープライズ・サービスの事業統合が困難なことによる売上高の減少、事業の遅延または事業の中断に関連するリスクが含まれます。これらの事項に関してCSCの事業の実際の結果が将来予想に関する記述と大きく異なるものになるリスク要因に関する記載については、2015年4月3日期末年度のCSCのフォーム10-Kの「リスク要因」の項をご覧ください。当社は、法律で義務付けられた場合を除き、今後の出来事などが発生した場合でも、将来予想に関する記述を更新する意向はなく、その義務を負いません。



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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 CSCがヒューレット・パッカード・エンタープライズのエンタープライズ・サービス部門と合併、グローバルITサービスのリーダー企業が誕生