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パートナーシップに加えて、タンザニアをコンテスト実施国とすることが発表されました。またグーグルより2017年9月開始予定のコンテストの試験段階用に、ピクセルCタブレット8000台の寄贈を受けました。
現在、教育技術ソリューション開発に向けて、33カ国から136チームが集まっています。最終候補の上位5チームはそれぞれ100万米ドルを受け取り、タンガ地域とアルシャ地域で各自ソフトウェアの実地試験を行います。18カ月におよぶ実地試験には200の村の約4000人の子供たちが参加する予定です。一人一人に寄贈タブレットが渡される実地試験で、読み書きと算数の成績を最も向上させたソリューションを開発したチームに、大賞として1000万米ドルが贈られます。コンテスト終了時には5つのソリューションすべてがオープンソースとして公開され、誰でも無料で使用・応用できるようになります。
UNESCOは教育職業訓練省(MOEVT)および首相府地方自治庁(PMO RALG)と協力し、実地試験の教育的な面をとりまとめます。
Xプライズのグローバル・ラーニング担当シニアディレクターのマット・ケラーは、次のように述べています。「UNESCOとWFPと協力し、グローバル・ラーニングXプライズの試験段階に着手できることを、とてもうれしく思います。試験段階はコンテストの成功にとって、大きな意味を持つものです。このコンテストがそれぞれの地域で教育に変革を起こす学習成果を挙げ、世界中の子供たちが小さなタブレットで世界クラスの教育を受けられる道を開くことを願っています。」
UNESCOは、タンザニア教育当局が全国350万人の学校に通えない子供たちのニーズに対応する能力を高め、さらに世界で6000万人の同様の子供たちのための解決策を提示できる機会として、このコンテストを捉えています。
WFPが担当するのは、太陽光発電のタブレット充電ステーションを含む実地試験に必要な物資の調達管理と情報通信技術(ICT)です。太陽光パネルはタブレットの充電に加えて、地域住民の利用にも対応します。
WFPタンザニア事務所代表のリチャード・レーガンは、次のように述べています。「公的な教育を受けるのが困難な人々の『人生を変える』読み書きと計算能力の向上を支援でき、心からうれしく思います。タンザニアのXプライズ・パートナーとして、世界の人々の教育に対する考え方に変化を与えるものを作り上げたいと願っています。」
グローバル・ラーニングXプライズは2014年の国連総会期間中に、Xプライズ創設者で執行会長のピーター・ディアマンディスとクリントン理事を迎えたクリントン・グローバル・イニシアチブ年次会合の閉会講演として、ケラーと国連教育担当特使を務めるゴードン・ブラウン元英国首相が出席した特別セレモニーで初めて発表されました。
コンテストは、ディック&ベッツィー・デボス財団、アンソニー・ロビンズ財団、エコネット財団、マーキン・ファミリー財団、スコット・ハッサン氏、ジョン・レイモンズ氏、スザンヌ・ウエスト氏を含む篤志家のグループが資金提供しています。
タンザニアでのXプライズ・イニシアチブはXプライズ、UNESCO、WFPの教育担当上級幹部らの立会いの下、教育科学技術大臣のJoyce
Ndalichako教授によって開始が宣言される予定です。
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