ロンドン--(BUSINESS WIRE)--GSMAの最高規制責任者のジョン・ジュスティは、来月ジュネーブで開催される世界無線通信会議(WRC-15)に先だってモバイル向け帯域割り当てを支持する複数国提案が国際電気通信連合(ITU)に提出されたことについて、次のように語りました。




「GSMAは、来るWRC-15でモバイル・ブロードバンドに追加的帯域を割り当てる必要性の認識に関して、ITUの6つの地域グループ内で進展があったことを歓迎いたします。また、来る11月のジュネーブでの1国1票の投票に先立ってモバイル・サービス向け帯域を拡大することへの国家的支持を示す提案に参加した国々を賞賛いたします。」



「GSMAは、多数の政府がUHF(700MHz未満)帯域の柔軟性を確保することを重視したことに特に勇気づけられました。この帯域は従来テレビ放送に利用されており、世界各国の市民と企業からのモバイル・ブロードバンドへの需要の急速な高まりに対応するためにますます大きな重要性を持っています。映像コンテンツの視聴方法は変化の途上にあり、モバイル・ブロードバンドは、消費者が望む時に望む場所で映像を提供する上でますます重要な役割を果たすようになっています。新たなデジタル放送技術は効率が高いため、このテレビ用の帯域の一部を開放すれば、放送サービスの利用を確保しながら、必要性の高いモバイル・ブロードバンドを安価に提供できるようになります。」



「第二地域と第三地域の多数の国(バハマ、バルバドス、ベリーズ、カナダ、コロンビア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、米国)で、UHF帯域に向けた前進が見られます。これにより、将来的にモバイル・ブロードバンドのために帯域の一部またはすべてを利用することを支持する複数国提案がITUに提出されています。欧州ではフィンランドがUHF帯域を支持する単独提案を提出し、エジプトは中東での複数国提案を主導し、ヨルダン、レバノン、モロッコの支持を受けています。」



「今早めに計画することで、WRC-15でモバイル割り当てを行う国は、自国の市民からの将来のモバイル・データへの需要を満たす柔軟性を確保することになります。帯域を支持する国が増えるほど、世界的な統一の可能性が高まり、大きな規模の経済が生まれ、国境近くでの干渉が抑制され、消費者にコスト面での利益がもたらされます。」



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GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、モバイル事業約800社を結集しています。そのうち250社は携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAはモバイル・ワールド・コングレス、モバイル・ワールド・コングレス上海、モバイル360シリーズといった業界を主導するイベントの開催も行っています。



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記事名:「 GSMAはWRC-15で複数国がモバイル・ブロードバンドの700MHz未満帯域を支持したことを歓迎