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裁判は、サードパーティーサポートを提供するベンダーに許される行為とプロセスを明確化
リミニストリートの顧客へのサービスには影響なし
ラスベガス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- SAP(NYSE:SAP)のビジネススイートやビジネスオブジェクツ、オラクル(NYSE:ORCL)のシーベル、ピープルソフト、JDエドワーズ、Eビジネス・スイート、オラクル・データベース、オラクル・ミドルウエア、ハイペリオン、オラクル・リテール、オラクル・アジャイルPLMなど、エンタープライズ・ソフトウエア向けサポートサービスの大手独立系企業であるリミニストリートは本日、最近のオラクル対リミニストリートの民事裁判での最大の勝者はエンタープライズ・ソフトウエアの顧客と自由市場であると宣言しました。また当社は、2015年10月13日の評決について、また裁判後の活動について、さらなる詳細も発表しました。
陪審による評決には以下の内容が含まれています。
サードパーティーサポートの合法性を確認
裁判の中でオラクルの役員や証人から提出された詳細な証言や証拠から、オラクルのライセンシーがサードパーティーサポートを購入することは合法であることが確認されました。裁判に提出された証拠から、リミニストリートの活動やサービスの基礎にある何点かの重要な原則が支持されています。つまり、(a)オラクルのライセンシーはオラクルの年間サポート契約を更新しないという選択ができ、(b)オラクルのライセンシーはオラクルの年間サポートサービスを更新して料金を支払う代わりに、サードパーティーサポート・プロバイダーまたはセルフサポートを選択する、またはそれに切り替える、またはそれを使用することができ、(c)リミニストリートなどのサードパーティーはオラクルのライセンシーにサードパーティーサポートを合法的に提供でき、(d)リモートアクセス接続を利用する顧客にサポートサービスを提供できる、という原則が支持されています。これらの権利により、多種多様なサポートベンダー、サービス、価格モデルを比較検討した上で購入を希望する顧客は、自由市場で合法的な選択をすることができます。
陪審は「善意」の侵害と判断
陪審は、リミニストリートがオラクルの特定の著作権を「善意に」侵害したとしました。この評決は、オラクルの著作物を実際に使用するためのライセンスの公正な市場価値に対する陪審の評価を反映しています。「善意の侵害」を判断するにあたり、裁判所は以下のように陪審に指示しました。
「被告が証拠の優越性により以下の両要素を証明した場合、侵害は、『善意』と判断されます。
1. 被告は自らの行為が著作権違反とみなされると認識しておらず、なおかつ、
2. 被告は自らの行為が著作権侵害とみなされると信ずる理由を何ら持っていなかった。」
この裁判で問題となった行為の大部分は、リミニストリートが以前、オラクルのピープルソフト、JDエドワーズ、シーベルを使用する当社の顧客に対し、クライアント側ホストサーバー上の開発・テスト環境にリモートアクセスすることにより、または、彼らが所有するオラクル・ソフトウエアのコピーをリミニストリートに提供することによってリミニストリート側ホストサーバー上で開発・テスト環境を構築できるようにすることにより、リミニストリートを提供する選択肢を与えていたことから生じていました。裁判所は以前、2014年の判決に基づき、オラクルのピープルソフトの使用許諾契約は一般的に、オラクルのソフトウエアをリミニストリートのサーバーにインストールまたはコピーすることを許可していないとしていました。この判決に従い、リミニストリートは2014年7月までに当社サーバー上でオラクルのソフトウエアを使用することを停止し、すべてのクライアントにリモートアクセスで接続するサービスモデルに移行しました。
裁判後の活動
陪審の評決が下されたことにより、両当事者は今後、標準的な事後活動を行うことになります。いずれかの当事者が陪審の評決に関連して異議申し立てをする可能性があります。事後活動が終了すると、いずれかの当事者は裁判所の最終判断に対して控訴する可能性があります。
差し止め
「差し止め」は、侵害または違法と判断された特定の活動または行為を禁止または強制する裁判所命令です。陪審の評決により、また侵害であるとオラクルから異議申立のあった特定プロセスの使用をリミニストリートが停止したことにより、リミニストリートは現在のリミニストリートのいかなるサポートプロセスに関連するいかなる差し止めも、必要とも是認されるとも考えません。
他の関連訴訟
2014年、リミニストリートはオラクルに対し、税、法令、規制に関するピープルソフトのアップデートを対象として2014年7月までに実行されたリミニストリートの新しい開発プロセスとツールがオラクルの著作権を何ら侵害しない、という評決を求める訴訟を起こしました。オラクルはピープルソフトの著作権を侵害している疑いがあると主張し、反論しました。この訴訟はディスカバリーの段階にあり、公判日は未定です。
陪審の評決により、顧客と自由市場が勝利
リミニストリート最高経営責任者(CEO)のセス・ラビンは、次のように語っています。「裁判が終わり、業界にとっては許されるサポートプロセスについて一層明確になったことから、リミニストリートはエンタープライズ・ソフトウエア・サポートの世界的大手独立系企業として前進しています。当社は今後も、顧客への優れたサービス提供、全世界へのサービス能力拡大、独立系サポート市場の革新に全力を注ぎます。リミニストリートは最近、第3四半期の仮決算を発表し、その中で前年比38パーセントの売上増と39四半期連続の伸びを報告しています。理想的な選択、価値、優れた顧客サービスへの当社の取り組みは、これまで以上に真剣なものになっています。」
リミニストリートについて
リミニストリートは、エンタープライズ・ソフトウエアの独立サポートサービスを提供する一流企業です。2005年以来、受賞歴を持つ革新的プログラムによ
り、エンタープライズ向けサポートサービスのあり方を塗り替えてきました。こうしたプログラムにより、オラクルやSAPのライセンシーは総サポート費用を
最大90パーセント節約することができます。顧客は、現行のソフトウエアリリースのアップグレードなしに少なくとも15年間は使い続けることが可能になり
ます。多様な業界のグローバル企業、フォーチュン500企業、中小企業、公共セクター組織を含む1150件を超える顧客が、ソフトウエアベンダーから独立
した信頼できるサポートプロバイダーとして、リミニストリートを選択しています。詳細についてはhttp://www.riministreet.comをご覧ください。
将来見通しに関する記述
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続する」、「期
待する」、「意図する」、「見込む」という文言および同様の表現は、将来見通しに関する記述の特定を意図したものです。これらの将来見通しに関する記述に
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Rimini StreetおよびRimini
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Rimini Street, Inc.
Michelle McGlocklin, +1 925-523-8414
mmcglocklin@riministreet.com