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世界半周中の軽自動車夫婦です。
昨年末に、南アフリカのケープタウンにゴールインしました。今年から日本を目指します。
鳥取県の境港まで、70,000km。およそ地球2周分。
遠いなぁ〜。
南アフリカの南の果てで、ひっそりと誕生日を迎えました。
見通しの悪い世の中だからこそ、見晴らしの良い山の上で↓
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53歳。
大人の階段はすでに消え、老化という斜めった廊下をするるーっと滑り落ちている年頃。
若い女性をスキャニングする嫌らしい細目は老眼になり、無駄にガツガツ食べなくなった分、地球に優しくなりました。
ときには死にたくなるまで飲んでいたお酒は嗜む程度に減り、それでも記憶を失う忘却力。
1日2食でも生きながらえるようになった、燃費の良いカラダです。
53歳の朝は、温かいルイボスティーで始まりました。
ルイボスティーは南アフリカのご当地茶です。
健康に良く、長生き茶として古くから愛飲されています。
ルイボスティーがなぜ健康に効くのかというと、SODという成分が多く含まれているからです。
SODと言われてもなんのことだかわからないですよね。正式名称は「スーパーオキサイドディスムターゼ」。増えすぎた「活性酵素」を封じ込め、体を守ってくれます。……といったところで、余計、わけがわかりませんよね。
そこで、まず「活性酵素」がカラダにどんな影響を与える輩なのか、というところから解説していきます。
健康話だけにとどまらず、最後には儲け話に繋げますから、メモの用意をどうぞ。
「活性酸素」は本来、カラダの中に侵入したばい菌を退治してくれるものです。
白血球もばい菌に立ち向かいますが、彼らは捕獲するだけ。
トドメを刺すのは活性酸素です。
得意技は、酸化。
敵を錆び付かせて、侵入者を退治します。
錆び攻撃で悪者を懲らしめてくれるいい奴ですが弱点が多く、そのひとつはストレス。ほかにもタバコや排気ガス、食品の添加物等々にも弱いという、ゆとり世代みたいな正義の味方です。
弱点だらけの正義の味方、活性酵素。弱点をつかれると死んでしまう……のかと思いきや、なぜか逆に増えてしまいます。
増えるならいいじゃん、一致団結してばい菌をやっつけてくれよと期待したいのですが、世の中というのはうまくいかないものです。
増えすぎた活性酸素は、ナニを血迷うのか、普通の健康な細胞を攻撃してしまいます。
敵と味方の区別がつかなくなった活性酸素が体内で暴れまくり、その悪行が引き起こすのが、「老化」です。
「活性酵素」:ばい菌を退治する正義の味方→ストレスやタバコで増える→狂って健康な細胞に攻撃する→老化が進む
という流れです。
しかも老化だけでは飽き足らず、がんや脳卒中などの成人病の元凶でもあります。
というか、ここはすごく重要なのでよくよく聞いてほしいのですが、病気の90%は活性酸素が原因と言われています、実は。
なんなのあんた?って感じです。
ナニをしたいの?
ばい菌からカラダを守っておきながら、増えすぎるとカラダを攻撃するという、ややこしい奴なのです。
増えすぎた活性酸素に対抗する一手が、誕生日の朝に飲んだルイボスティー。
SODが、鍵を握ります。
意味不明の正式名称「スーパーオキサイドディスムターゼ」が、活性酸素の得意技である「酸化」を封じ込め、カラダを錆びから守ってくれます。
よく耳にする宣伝文句、「抗酸化力を高める!」「カラダの酸化を防ぐ!」とは、このことです。
ルイボスティーにはSODが多く含まれているため、健康茶と呼ばれるのです。
健康茶として評判の良いルイボスティーですが、素性的にはお茶ではありません。偽物です。
マメ科なのでマメ。
紅茶に味が似ているので「ティー」を名乗っていますが、マメなところが幸いして、ノンカフェイン。
鉄分の吸収を妨げるタンニンも、ごくわずかしかありません。
妊婦や赤ちゃんも安心して飲めます。
偽物であるがゆえに、世界中で愛されています。
SODは体内でも作られますが、40歳を過ぎると生産量がめっきり落ちます。
SODが減ると活性酸素の錆び攻撃を封じ込めにくくなるので、より進む老化。
53歳ともなるともはやSODの体内生産量は期待できず、朝からルイボスティーに頼らざるを得ないわけです。
ここから儲け話です。
日本でも人気のルイボスティーですが、そうとうな頑固者でしてケープタウンの北でしか育ちません。
かつてオーストラリアやアメリカやヨーロッパで栽培を試みたものの、ことごとく失敗に終わっています。
ナニがそんなに気に入らないのか、生まれ故郷でしか育たないのです。
チャンスです!
日本での栽培に成功したら、大儲け間違いなし。
よくわからない仮想通貨に投資するより、よっぽど確実じゃないですかね?
儲け話をすると、欲の皮が突っ張って、肌の色艶がよくなった気がします。
南アフリカは、今日も晴れ。