百害あって、一利なし。

たばこの害が知られるようになり、喫煙者に対する目が厳しい時代になってきました。

レストランやカフェの完全分煙はもちろん、路上喫煙の禁止・罰金の制度化も進んでいます。「たばこの臭いが嫌い」という人も多く、ますます配慮が必要になってきました。

 

たばこは百害あって、一利なし。

煙が触れる部位の口腔・喉頭がん、肺がんなどに加えて、食道がん、胃がん、膵臓がん、膀胱がんなど、煙の触れない部位のがんの原因にもなります。

喫煙者自身の健康維持の観点からいっても、いい点は1つもありません。

 

わかっちゃいるけどやめられない

 

とはいえ、たばこは一度吸い始めるとなかなかやめられないもの。

喫煙者の方々からは、「健康に悪いのなんかわかってるよ!」という声が聞こえてきそうです。

朝の一服で頭がスッキリする方、仕事の合間の一服で気分転換になる方もいるでしょうし、アルコール片手に吸うのが最高の瞬間という方もいるでしょう。

 

どうしてこんなにやみつきになってしまうのでしょうか?

 

それは、たばこの煙に含まれる「ニコチン」が原因なんです。

ニコチンが脳に達すると、快楽物質であるドーパミンが分泌されます。すると脳は「たばこを吸うと気持ちがいい」ということを学習します。ドーパミンには「楽しい」「嬉しい」などの感情を脳に記憶させる機能もあるので、「たばこ→快」という回路がより強力に脳に刻まれることにもなります。

これを繰り返すと、体内のニコチンがなくなってイライラするといった離脱症状が出るようになり、依存が高まって喫煙が習慣化されてしまうのです。

 

喫煙者はビタミンCの補給を心がけるべし

 

たばこを吸うと多量のビタミンCが失われてしまいます。ビタミンC不足は健康にも美容にも多大なダメージを及ぼします。

喫煙者は通常よりも多めにビタミンを補給する必要がある」ということをよく心がけてください。

 

今日からさっそく、コンビニでたばこを買うついでに野菜ジュースやサラダをとお考えの方。すばらしい心意気ですが、ちょっと待ってください。

 

ビタミンCは野菜やフルーツなど、とにかく「生」の食材に多く含まれます。

空気に触れるとビタミンCの栄養価は減ってしまいますし、熱にも弱く、水に浸すと溶けだしてしまうので、「フルーツや野菜は切ったらできるだけ早く食べる」、「調理の際はあまり長時間水に浸けない」、などに注意しなければなりません。

 

もうおわかりでしょうが、市販の野菜ジュースは製造の過程でほとんどのビタミンCが失われています。コンビニなどのサラダも切ってからかなりの時間が経っているので、切り口からどんどんビタミンが失われていき、私たちの口へ運ばれるときにはほとんど含まれていない状態なのです。

 

やはり、禁煙にも挑戦を…

 

ビタミンCを意識したバランスの良い食事をとることは大切ですが、やはり、少しずつたばこの本数を減らしていく努力をする必要があります。

 

近頃では医師のしっかりした知識の助けを借りて禁煙できる「禁煙外来」も増えていますし、一か月かけて徐々にニコチンの量を減らしていく離煙パイプなど、意志の力に訴えずに無理なくたばこから離れる方法がたくさん提案されています。多少のお金がかかっても、これから先ずっとたばこを買い続ける分と、健康のことを考えれば安い出費と言えるでしょう。
「禁煙を成功させたい!」という方、ぜひ習慣化トレーニングの記事も参考にしてみてください。

 

「はたらく人のコンディショニング事典」(著:岩崎一郎、松村和夏、渡部卓)より

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情報提供元: BUSINESS LIFE
記事名:「 喫煙者がビタミンCを摂取するべき理由