山出 淳也氏 関連画像:国東半島芸術祭より Antony Gormley〈ANOTHER TIME XX〉|2014年|撮影:久保 貴史|(c)国東半島芸術祭実行委員会
山出 淳也氏 関連画像:別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」より|撮影:安藤 幸代|(c)別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会
成安造形大学(所在地:滋賀県大津市)では、BEPPU PROJECT代表理事の山出 淳也氏、キュレーターの雨森 信氏、社会システム研究家の仁連 孝昭氏を2016年度より新たに客員教員に迎え、一層の教育強化を行って参ります。(就任年月日:2016年4月1日)
■山出 淳也(やまいで じゅんや)客員准教授
NPO法人BEPPU PROJECT 代表理事、アーティスト
アーカスプログラムによるレジデンス(茨城県、1996~1997)、ACCによる助成を受けニューヨーク、MoMA PS1でのインターナショナル・スタジオ・プログラム参加(2000~2001)。公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成による欧州滞在(2002)。文化庁 新進芸術家海外研修員としてパリに滞在(2002~2004)。帰国後、大分・別府にて、地域や多様な団体との連携による国際展開催を目指し、2005年にBEPPU PROJECTを立ち上げ現在にいたる。別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」総合プロデューサー(2009、2012、2015)、国東半島芸術祭総合ディレクター(2014)、おおいたトイレンナーレ総合ディレクター(2015)、平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(芸術振興部門)
アーティストとして参加した主な展覧会として「台北ビエンナーレ - THE SKY IS THE LIMIT」台北市立美術館(2000~2001)、「my home is yours, your home is mine」ロダンギャラリー、ソウル(2000~2001)、「GIFT OF HOPE」東京都現代美術館(2000~2001)、「Strangers」MoMA PS1、ニューヨーク(2001)、「PROJECT No.26」メキシコシティ(2001)、「Exposition collective」Palais de Tokyo、パリ(2002)、「PROJECT No.20」John Michael Kohler Arts Center、アメリカ(2004)、「Weird walls」オランダ(2005)など多数。
BEPPU PROJECT: http://www.beppuproject.com/
【山出 淳也客員准教授が本学で担当する主な教育内容】
平成28年度は、滋賀でのアートプロジェクトや地域貢献のあり方を探る授業として、様々な国や地域でアートプロジェクトをプロデュースしてきた山出 淳也氏の経験から、その特徴やメリット、デメリットの側面まで講演会でお話いただき、現在と未来のアートプロジェクトについて考えます。また、本学の地域連携推進センターや附属近江学研究所が所有している情報や、学生とともにリサーチした内容から、滋賀において有効なプロジェクトのあり方を考えます。平成29年度には、具体的なプロジェクトプランを考え、そのシミュレーションを発表し、実際にプロジェクトを実施するための授業を行います。
■雨森 信(あめのもり のぶ)客員准教授
キュレーター、アートディレクター
NPO法人remo[記録と表現とメディアのための組織]理事、大阪現代芸術祭プログラム「Breaker Project」ディレクター、インディペンデントキュレーター。
2003年より大阪市の文化事業「Breaker Project」のディレクターを務める。大阪市西成区で芸術・文化の裾野の拡大、市民一人ひとりが創造力を育む成熟した市民社会の形成に純力。ほかに、アートプロジェクト「かえるシステム」藤 浩志(水都大阪2009)企画・マネジメント、NPO法人BEPPU PROJECT主催の「BEPPU PROJECT 2010 アート、ダンス、建築、まち」美術部門ディレクター・企画・マネジメント、ジャカルタで2008年にスタートした「こども熱帯音楽祭」大阪開催の企画・マネジメントを務めるなど、さまざまな現場において既存の美術空間やシステムにはおさまりきらない、独自の表現活動を開拓するアーティストとともに地域に根ざしたプロジェクトに取り組み、実践を通して「芸術と社会の生きた関係」を探求している。
remo[記録と表現とメディアのための組織]: http://www.remo.or.jp/ja/
【雨森 信客員准教授が本学で担当する主な教育内容】
文化政策、アートマネジメント、ワークショップデザイン、展示、助成などをふくむ、地域に根ざした文化プログラムの可能性、地方自治体、国との関わり、外部資金の導入など、豊かな経験を学生に伝えていただきます。
■仁連 孝昭(にれん たかあき)客員教授
社会システム研究家
地域と大学、環境と経済をつなぐ仕事に携わっている。研究分野はエコロジー経済学であり、環境と調和した経済発展について研究している。2000年にNPO法人エコ村ネットワーキングを設立し、理事長に就任。環境分野、産業分野でも活動している。また、近江八幡の「小舟木」エコ村の実現などに勢力を注ぐ。
「どうすれば、環境と調和した持続可能な社会・経済システムをつくりだすことができるか」というテーマで、東南アジアと琵琶湖周辺のフィールドで研究活動を行う。どのような社会・経済システムが可能か、現実の場所に即したレベルで検討することを通じてテーマに迫っている。
【仁連 孝昭客員教授が本学で担当する主な教育内容】
自身の研究から得た経験などを通して、エコロジー、経済、産業などの視点からコミュニティ全般について講義を行っていただきます。
■山出 淳也氏の講演会と、山出 淳也氏と雨森 信氏のトークイベントを開催
2016年7月9日(土)に成安造形大学にて、山出 淳也氏の講演会と、山出 淳也氏と雨森 信氏の対談によるトークイベントを開催いたします。アートと地域社会の関わりから考える「現代におけるアートの役割」や、「アートプロジェクトのいまとこれから」についてなどをお話しいただく予定です。本企画は、本学の授業の一環によるイベントではございますが、一般の方もご自由にご参加いただけます。
日時 :2016年7月9日(土) 14:00~17:00
場所 :成安造形大学 聚英館 聚英ホール(予定)
予約不要・入場無料
主催 :成安造形大学 美術領域
問い合わせ:TEL/077-574-2111(代表) 成安造形大学 入学広報センターまで
*講演会・トークイベントの詳細は、本学Webサイトで6月上旬に情報公開予定です。
■本学客員教員について
以下の客員教員に加え、新たに上記の3名が就任し、本学の客員教員は14名となりました。
今森 光彦(写真家、切り絵作家)、大山 功一(ゲームデザイナー)、川本 勇(メディア・プロデューサー、ミュージシャン、「株式会社ユーストン」代表)、小林 はくどう(映像作家)、斎藤 典彦(日本画家)、佐伯 チズ(美肌師・美生活アドバイザー)、澤田 知子(フォトアーティスト)、永田 萠(イラストレーター、絵本作家)、前田 文子(舞台衣装デザイナー)、由井 真波(デザイナー、プランナー)、令丈 ヒロ子(児童文学作家)
■成安造形大学について( http://www.seian.ac.jp/ )
成安造形大学(所在地:滋賀県大津市仰木の里東4-3-1/学長:岡田 修二/学生数:約800名)は、芸術学部芸術学科5領域19コース(*)を設置する芸術大学です。各領域で高い専門性を確率することを目指し、少人数教育の大学だからこそ実現できる、一人ひとりの適性に合わせた個別指導教育を行っています。また、地元自治体・企業・各種団体との産官学連携(約80件/年)による実践教育を実践するとともに、9の学内ギャラリーを回遊式の美術館に見立てた「キャンパスが美術館」(展覧会約80本/年)、滋賀の歴史文化を研究し発信する「附属近江学研究所」などを擁し、地域文化向上の一助になることを目指しています。
(*)総合領域:デザインプロデュースコース、イラストレーション領域:メディアイラストコース/アートイラストコース/デジタルイラストコース/マンガ・絵本コース/アニメーションコース/3DCGコース/フィギュア・トイコース/風景イラストコース/ネイチャーイラストコース、美術領域:洋画コース/日本画コース/現代アートコース、メディアデザイン領域:写真コース/グラフィックデザインコース/映像・放送コース、空間デザイン領域:コスチュームデザインコース/プロダクトデザインコース/住環境デザインコース 情報提供元: @Press