2015年シズルワード1-15位
2015年シズルワード16-30位
シズルワード ベスト30の12年間の変化
sizzle word シズルワードの現在 「おいしいを感じる言葉」調査報告
リサーチ・データの分析を行っている株式会社B・M・FT(本社:東京都港区、代表取締役:大橋 正房)は、おいしさの感覚を表す言葉である<シズルワード>について調査結果を発表しました。
【おいしさ感覚を表す言葉<シズルワード>について調査しました。】
「おいしそう」「食べたい」を感じる言葉、飲食の欲求を喚起する言葉を<シズルワード>と呼びます。つくった食事や食べた料理のおいしさを人に伝えるときにケータイに書き添える言葉、あるいは、コンビニの店頭に並ぶお弁当やサンドイッチのパッケージで目にする言葉など、シズルワードは身の回りにあふれています。
シズルワードを「うまみのある」などの味覚系、「もちもち」などの食感系、「新鮮な」などの情報系の3分野に分け、合わせて300余りの言葉を選び出し、全国15-69歳の男女1,800人に質問し、その回答データを分析したのがこの調査結果です。
■食感系のシズルワードは、
「もちもち」「もっちり」「とろける」「サクサク」「ほくほく」が上位に。
3分野合わせたシズルワードの1位は食感系の「もちもち」、2位は味覚系の「うまみのある」、3位は「ジューシー」でした。
最も多くの人が選んだ1位は「もちもち」ですが、「もっちり」「もちっと」もそれぞれ7位と14位になっていて、<もち>系3語がシズルワードの上位を占めています。
食感系では<もち>系3語の他には、「とろける」「とろーり」の<とろ>系、「サクサク」「サクッと」の<サク>系、それと「ほくほく」が上位にきました。
■味覚系は「うまみのある」「香ばしい」「コクがある」、
情報系は「季節限定」「新鮮な」「焼きたて」が上位に。
味覚系は2位の「うまみのある」の他に、4位に「香ばしい」、6位に「コクがある」、8位に「風味豊かな」がきています。
情報系は上位には少なく、12位「季節限定」、17位「新鮮な」、18位に「焼きたて」がきています。
■12年間に大きな変化が起きています。
そのひとつはオノマトペ化。
「もちもち」「もっちり」「ふわふわ」「とろーり」などがアップし、
「舌触りがよい」「歯ごたえがある」「コシがある」などがダウン。
この調査は2003年からほぼ毎年行ってきたので、10年余りのシズルワードの変化をみることができます。大きな変化は2つあります。ひとつは食感系オノマトペが上位を占めたことです。
まずは「もちもち」、2003年の最初の調査では14位でしたが2010年以降、ほぼ1位を占め続けています。「もちもち」に次ぐのは「もっちり」、2003年は30位でしたが、2009年には5位になり、以降5位や4位を占めています。そして、「もちもち」「もっちり」と同じように、「ふわふわ」「とろーり」も順位を大きくアップしました。
こうしたなかで、ダウンした食感系の言葉が「コシのある」や「舌触りがよい」「歯ごたえがある」「歯ざわりがよい」などの言葉です。順位アップした食感系の言葉はどれもオノマトペ、食感系の言葉はオノマトペ化が急速に進みました。
■もうひとつの大きな変化は<豊濃>化。
「濃厚な」「リッチな」がアップし
「あっさりした」「後味すっきり」がダウン。
味覚系のシズルワードで順位アップしてきたのは「濃厚な」です。「濃厚な」は調査を始めた2003年は62位でしたが、2006年には24位にアップし、2015年には「もっちり」に次ぐ5位になりました。
この「濃厚な」と並行して「リッチな」も順位がアップしてきました。そして逆に、順位がダウンしたのは「あっさりした」「後味すっきり」です。
味覚系は「あっさりした」「後味すっきり」などの淡白さから「濃厚な」「リッチな」などの「豊濃」へと変化が進んでいます。
■シズルワード ベスト30
全体:15-69歳男女 n=1,800人
ブルー:味覚系/グリーン:食感系/ピンク:情報系
1-15位
https://www.atpress.ne.jp/releases/87615/img_87615_1.jpg
16-30位
https://www.atpress.ne.jp/releases/87615/img_87615_2.jpg
■シズルワード ベスト30の12年間の変化(3年おき)
https://www.atpress.ne.jp/releases/87615/img_87615_3.jpg
※時系列の順位は、各年ともに、男女15-59歳での順位。
調査「おいしいを感じる言葉」長期時系列(2003年8月~2015年5月)
■調査概要
305の言葉を提示し、「おいしいを感じる」言葉を選んでもらった。
調査結果は305の言葉に対する「おいしいを感じる」比率として集計し分析する。
実査方法 :インターネット調査
対象者 :15~69歳 男女
サンプル数:1,800人
調査期間 :2015年5月
調査地域 :全国
【調査結果の詳細について】
この調査結果は株式会社B・M・FTが調査報告書とデータをセットにして販売しています。その結果の一部は「広報版」をダウンロードできます。
http://www.bmft.jp/pdf/services/kotoba15.pdf
調査結果の一部は、『sizzle word シズルワードの現在 「おいしいを感じる言葉」調査報告』の中に記載され、刊行されています。
http://www.amazon.co.jp/dp/4990489543
■会社概要
商号 : 株式会社ビー・エム・エフティー
代表者 : 代表取締役 大橋 正房
所在地 : 東京都港区南青山7-4-2
URL : http://www.bmft.jp 情報提供元: @Press