恐る恐るタマカイに包丁を入れる男子生徒


教室に設置されたタマカイの飼育水槽


わずか3カ月で3倍にまで育ったタマカイ


タマカイの刺身を手に全員で記念写真




画像 : https://newscast.jp/attachments/CIQct5Vu3NPaWOAPOo7z.JPG
恐る恐るタマカイに包丁を入れる男子生徒



 岡山理科大学附属高校通信制課程の生徒たちが教室で飼育した“幻の高級魚”「タマカイ」を6月30日、自分たちで調理して試食しました。

 飼育を担当したのは、同校の系統別活動「たんQサイエンス」プログラムを履修している11人の生徒。大学・企業と連携して毎週木曜日に実習や講演を行う「木曜スペシャル」の授業で昨年6月、好適環境水による養殖に取り組んでいる理大生物生産教育研究センターを見学した際、山本俊政・生物科学科准教授からタマカイ飼育を勧められたのがきっかけです。

 以降は毎月1回、山本准教授やゼミ生から飼い方についてレクチャーを受けて、しっかり準備。今年3月、同センターの仲介で稚魚5匹を入手し、教室に設置した深さ約45㌢、縦約45㌢、横約95㌢の好適環境水の水槽で飼育をスタートしました。生徒たちは60㍑の水交換や毎日の餌やりなどに熱心に取り組んできました。

 そのかいあって当初体長約10㌢・重さ150㌘ほどだった稚魚たちは、6月には約30㌢・約500グラムにまで成長し、わずか3カ月で体長・体重とも約3倍にまで大きくなりました。

 調理・試食会場は理大A1号館9階の教育学部調理室で、家庭科の隅田雅美教諭に魚のさばき方の手ほどきを受けて、いざ本番。山本准教授も姿を見せて血の抜き方などをアドバイスしました。初めて魚をさばく生徒たちは悪戦苦闘しながらも何とか3匹を刺身に仕上げました。

 早速、切り身をほおばった生徒たちは「脂がのり甘みがあって美味しい」「弾力があって噛めば噛むほど旨味がでてくる」と大満足の様子。3年の赤木優芽さんは「育てることはもちろん、力仕事が多く大変でしたが、この時を迎えられてよかった」と感慨ぶかげな表情で舌鼓を打っていました。残り2匹も大きく育てて、また皆で試食することにしています。



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教室に設置されたタマカイの飼育水槽



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わずか3カ月で3倍にまで育ったタマカイ



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タマカイの刺身を手に全員で記念写真



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山本准教授から血の抜き方の指導を受ける生徒たち



岡山理科大学附属高等学校 : https://okayama.ridaifu.net/




情報提供元: @Press