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東京アカデミー合唱団『第70回定期演奏会』が2025年11月1日 (土)に東京オペラシティ コンサートホール(東京都 新宿区 西新宿 3-20-2 西新宿東京オペラシティ3階)にて開催されます。

チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。



チケットはこちら : https://www.confetti-web.com/events/9236



公式ホームページ

https://www.tokyo-academy.com/

X(旧:Twitter)

https://x.com/TKacademy1964



■公演にまつわるストーリーと聴きどころ



音楽監督・常任指揮者 秋山和慶の急逝



昨年2024年に創立60周年を迎えた東京アカデミー合唱団だが、それを記念すべき第69回定期演奏会『バッハ:マタイ受難曲』の公演を真近に控えた今年1月、団を57年に渡って育て上げ、公演を指揮するはずだった日本を代表する名指揮者、同団音楽監督の秋山和慶が急逝した。

2月24日に行われた演奏会では、満席の聴衆を前に、秋山を悼む気持ちが込められた出演者全員の熱い演奏が繰り広げられ、SNSでも『渾身のマタイ』のハッシュタグと共にその演奏ぶりが話題となった。



秋山と合唱団が約束した今後3年に渡る演奏プロジェクトの第一弾



今回は、東京アカデミーに初登場となる矢崎彦太郎を指揮者に迎え、『生きる者と死する者とを慈しむレクイエム』とも言える、ブラームスの名曲『ドイツ・レクイエム』を取り上げる。

実はこれは、生前の秋山と合唱団で約束していた、今後3年に渡る演奏計画の第一弾である。団と秋山が計画を立てたときには、もちろん秋山自身が指揮することを想定していた。しかし、秋山が急逝すると、この計画はまるで、秋山からの遺言ででもあるかのように、合唱団への置き土産として残された。

(第二弾は2026年にヴェルディの≪レクイエム≫、第三弾は2027年にベートーヴェンの≪ミサ・ソレムニス≫が予定されている。)



アカデミー合唱団初登場の矢崎彦太郎への期待



秋山を失った悲しみを乗り越えて、前進することを誓う合唱団に、今回、フランスを拠点として海外で活躍するベテランの矢崎彦太郎が指揮者として初登場することとなった。

秋山の遺した合唱団の伝統の上に、ヨーロッパの風を運ぶ矢崎のタクトが、またどんな新風をもたらしてくれるのか、両者の初共演への興味は尽きない。



出演者プロフィール



矢崎 彦太郎(指揮)



上智大学数学科に学び、さらに東京藝術大学指揮科で指揮法を学ぶ。日本フィルハーモニー交響楽団指揮研究員として小澤征爾の助手を務めた後、ヨーロッパに渡り、H.スワロフスキー、Z.コシュラー、F.フェラーラ、S.チェリビダッケ、P.デルヴォー各氏に師事。ブザンソン国際指揮者コンクールなどに入賞を果たし、1975年ボーンマス交響楽団を皮切りに本格的に指揮活動を開始、BBC交響楽団などに招かれる。79年よりパリに拠点を移す一方、同年には東京交響楽団定期演奏会を指揮し日本でも本格的なデビューを果たす。

これまでに、東京交響楽団指揮者、旧西ドイツホフ交響楽団音楽監督・首席指揮者、フランス国立トゥールーズ室内管弦楽団、ノルウェー放送管弦楽団、及び東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者、バンコク交響楽団音楽監督・首席指揮者、ジャカルタのヌサンタラ交響楽団音楽監督などを歴任。

現在、バンコク・シルパコン・サマー・ミュージック・スクール/ミュージック・アドバイザー、バンコク・プロムジカ・オーケストラ客演指揮者。2000年フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを、08年には同オフィシエ勲章を受勲。02年エクソンモービル音楽賞奨励賞を受賞。12年度文化庁「文化交流使」。21年「芸術を通じた日本と諸外国との文化交流促進に尽力し、友好親善に寄与した」事に対し外務大臣表彰を受ける。パリと東京に活動拠点を置く。



中江早希(ソプラノ)



北海道上川郡鷹栖町出身。北海道教育大学岩見沢校芸術課程音楽コース声楽専攻卒業。東京藝術大学修士課程音楽研究科声楽専攻独唱科、同大学院博士後期課程を修了。在学時、ハンス・アイスラーの歌曲を研究し、大学院アカンサス賞受賞。三菱地所賞受賞。

第 14 回日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門第2位。第 78 回日本音楽コンクールオペラ部門にて入選。第 12 回 中田喜直記念コンクールにて大賞を受賞。第25回ハイメス音楽コンクールにて声楽部門第1位。第3回ジュリアード音楽院コンクール第 1 位。第11回東京音楽コンクール声楽部門第3位。

2019年より北海道上川郡鷹栖町ふるさと応援大使としても活動をしている。



青山貴(バリトン)



東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。二期会オペラスタジオ第44期マスタークラス、新国立劇場オペラ研修所第4期修了。文化庁在外派遣研修員・ロームミュージックファンデーションの研究奨励金を得て、ボローニャ・ミラノで研鑽を積む。

第6回カルロス・ゴメス国際コンクール第1位。第19回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。

二期会会員。男声ユニット“IL DEVU”メンバー。



管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団



1975年4月、自主運営のオーケストラとして指揮者・堤俊作を中心に若く才能ある演奏家たちによって設立。同年ベオグラード音楽祭開幕演奏会を含むヨーロッパ公演、香港・マカオ公演を成功させ、プロ・オーケストラとしての軌道を築く。

年間100回を超える公演は、定期演奏会および特別演奏会だけでなく、オペラ、バレエ公演やポップスコンサート、映画音楽、テレビ出演、CD録音、音楽鑑賞教室まで多岐にわたる。特にテレビにおいては、テレビ朝日『題名のない音楽会』を通じてその新鮮な魅力溢れる演奏を披露し、日本全国で好評を博している。

1997年9月、ドイツ音楽、特にワーグナー指揮者として名高い飯守泰次郎が常任指揮者に就任。2000年9月から4年がかりで展開した「東京シティ・フィル オーケストラル・オペラ『ニーベルングの指環』」全4部作上演(高島勲演出・構成)では、飯守&東京シティ・フィルの創り出す高水準のワーグナー音楽が各方面から大きな反響を巻き起こすと共に、常に高い評価を得ることに成功。続く『ローエングリン』、『パルジファル』、『トリスタンとイゾルデ』でも高水準の音楽と舞台が評価され、2005年、『ローエングリン』で三菱信託音楽賞奨励賞を受賞した。

2002年4月にはフランス音楽に造詣の深いパリ在住の指揮者・矢崎彦太郎が首席客演指揮者に就任。フランス音楽の世界を幅広く系統立てて網羅した「フランス音楽の彩と翳」と題する画期的なシリーズにより、日本の楽壇に広める役割を果たした。

また地域コミュニティでの活動も積極的に展開。1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとうを主な拠点としてティアラこうとう定期演奏会をはじめとする各種コンサートや公開リハーサル、楽器の公開レッスン、音楽鑑賞教室、区内小学校へのアウトリーチ活動など、地域に根ざした音楽文化の振興を目的に幅広い活動を行っている。

2012年4月、宮本文昭が初代音楽監督に就任。シーズン毎に「完全燃焼」「飛翔」「発!」のテーマを掲げ、オーケストラに新風を吹き込んだ。

2015年4月、楽団創立40周年を迎え、第4代常任指揮者に高関健が就任。第300回定期演奏会でのベルリオーズ「ファウストの劫罰」、第50回ティアラこうとう定期演奏会でのオペラ「夕鶴」(演奏会形式)など、オペラ作品も積極的に取り上げ、いずれも好評を博した。

2019年3月にはウラジオストクとサンクトぺテルブルクにおいて團伊玖磨のオペラ「夕鶴」を演奏し、日本のオペラ作品の魅力を海外に発信した。同年4月より藤岡幸夫が首席客演指揮者に就任。

2021年5月には桂冠名誉指揮者飯守泰次郎の傘寿記念として「ニーベルングの指環」ハイライト特別演奏会(演奏会形式)を開催。コロナ禍での開催ながら、海外から世界最高峰のワーグナー歌手陣を招き大成功を収め、2022年8月に第30回三菱UFJ信託音楽賞を受賞。

2025年4月に楽団創立50周年を迎え、さらなる活躍が最も期待されているオーケストラであり、東京アカデミー合唱団とも、近年共演を重ねている。



合唱指揮:長田雅人



東京音楽大学にてファゴットを霧生吉秀、菅原眸の各氏に、桐朋学園大学にて指揮法を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明の各氏に師事。

1990年、ウィーン留学。オーストリアで開かれたワークショップ「20世紀の音楽」へ参加し、ミュルツタラーカンマーオーケストラを指揮。

帰国後、JMJ(青少年音楽祭)、仙台フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪交響楽団等を指揮し、東京室内歌劇場において副指揮者を務めた。

1994年、フランスで行われた「若い音楽家のための国際コンクール・指揮部門」入賞。

2004年、ベトナム国立交響楽団コンサートに客演指揮、翌年同交響楽団定期演奏会デビュー。

ミュージカルにおいては東宝ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」日本初演、「南太平洋」を指揮した。

合唱指揮者としての活動も多く、東京アカデミー合唱団、ホテルオークラ第九、また小泉和裕、エリアフ・インバルといった指揮者のもと、東京都交響楽団による定期公演、第九公演、またマーラー・ツィクルス等において合唱指揮者を務めた。

常任指揮者を務めるオーケストラ・ダスビダーニャでは交響曲全曲を初めとするショスタコーヴィチ作品を継続して取り上げ、注目を集める。

東京アカデミー合唱団では長年合唱指揮者、指導者を務め、今回のブラームス作品では師である秋山和慶から愛用のスコアを託され、合唱団の指導に当たっている。

他に、甲府室内合奏団常任指揮者、室内オーケストラと合唱によるアゴラ指揮者、SJPO(品川ジュニアフィルハーモニーオーケストラ)音楽監督、サタデーコーラス指揮者。



東京アカデミー合唱団とは



1964年、オーケストラ付きの古今の名曲を演奏することを目的に創立されたアマチュア合唱団。

150人前後の構成は、音楽を専門に学んだ人からとにかく音楽が大好きという合唱初心者まで、学生・ 主婦・社会人など様々なメンバーで構成されている。



開催概要



『第70回定期演奏会』

開催スケジュール:2025年11月1日 (土) 16:00

※開場は開演の45分前

会場:東京オペラシティ コンサートホール(東京都 新宿区 西新宿 3-20-2 西新宿東京オペラシティ3階)

■出演者

指揮:矢崎彦太郎

独唱:中江早希 青山貴

管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

合唱指揮:長田雅人

合唱:東京アカデミー合唱団

■チケット料金

S券:6,000円 

A券:5,000円 

B券:4,000円

C券:3,000円

(全席指定・税込)



チケットサイト「カンフェティ」



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