会場風景



桶づくりには使えない、歪んだ木材。中川周士は、その個性的な形から、作品のインスピレーションを得ている


古い缶を開いたブリキの板。八木隆裕によって再生され、時を超えて使い続け、作り続けられるオブジェに生まれ変わる




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会場風景



寛政2年(1790年)、山城国上狛(現・京都府木津川市山城町)にて創業した福寿園。以来、宇治茶の伝統を守り続けてきた弊社は、2024年4月26日にギャラリー「アートスペース福寿園」をオープンいたしました。

当ギャラリーでは、茶の味わいはもとより、その歴史と文化を現代の視点から見つめなおすとともに、それらをさまざまな角度で後世に伝えることを目的とし、伝統工芸から現代美術まで、表現のスタイルを問わず展覧会を開催しております。

『茶花礼賛』『茶の杜に惑ふ』『伝統と挑戦-初代竹雲斎から四代竹雲斎の世界-』『茶木化蝶 -ちゃのきちょうとなる-』に続く、第5回目は『桶と茶筒の詩』です。お茶と縁の深い「木桶」と「茶筒」に携わる中川周士、八木隆裕の二人展を開催します。



お茶とともに 桶と茶筒の詩 中川周士 八木隆裕 展―工芸家の創造の源泉



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家業である伝統的な桶に斬新な形を与え、オブジェにも展開する中川周士。手作りの茶筒から、今日的な美とメッセージを発信する老舗・開化堂六代目の八木隆裕。技と用の美にコンテンポラリーなデザイン、コンセプトを与え、国内外で日本の工芸への評価をアップデートした二人。その目と手に、どんな秘密があるのでしょう? 工芸家の創造の源泉に迫ります。



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桶づくりには使えない、歪んだ木材。中川周士は、その個性的な形から、作品のインスピレーションを得ている



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古い缶を開いたブリキの板。八木隆裕によって再生され、時を超えて使い続け、作り続けられるオブジェに生まれ変わる



「日々、素材に心を寄せ、技を通して純粋な美を引き出す工芸家の仕事には、自己表現から出発するアーティストとは異なる心と手のはたらきがある」と、中川は言います。今展では、二人のプロダクトのほか、ドローイングやコラージュで「作品を作る時の、工芸家の頭の中」の可視化を試みます。



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木桶と茶筒。ともにお茶と縁の深いものづくりに携わる二人の工芸の美。そこから醸される豊かな時間を、たっぷりのお茶と共に味わってください。



中川周士



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立体造形を学んだ後、父・清司(重要無形文化財保持者)に師事し、桶職人に。2003年中川木工芸 比良工房を開く。2010年ドンペリニヨン公式シャンパンクーラーを制作。2015年神代杉KIOKEスツールが英国ロンドンV&A美術館のパーマネントコレクションとなる。2017年第1回ロエベクラフトプライズにてファイナリストとなる。



八木隆裕



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photo by Michael Freeman



1875年創業の茶筒の老舗・開化堂の6代目。手仕事によって美しい実用のプロダクトを生み出すだけでなく、近年では手作りの茶筒づくりの技術を応用し、古いブリキの缶をリメイクした作品を発表。ものを「使い続ける」というコンセプトを伝えている。2025年ミラノサローネでロエベとコラボレーションした茶筒を製作。



展示概要



会 期: 6月19日(木)~8月17日(日)

会 場 :アートスペース福寿園

住 所:京都市下京区四条通富小路角 福寿園京都館(京都本店)7階

アクセス:阪急京都線「烏丸駅」、地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩7分

     京阪本線「祇園四条駅」から徒歩12分

電話番号:050-3177-3920

開 館 :木~日曜11:00~17:30 ※7月16日(水)は開館、7月18日(金)は休館

休 館 :月・火・水曜

※臨時休業のお知らせや、レセプション、作家在廊日、アーティストトークなどのイベント予定は、HP・Instagramをご確認ください。

ホームページ:https://artspace.fukujuen.com/

Instagram:https://www.instagram.com/artspace_fukujuen/



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【会社概要】

株式会社福寿園は、寛政二年(1790年)の創業以来、茶一筋に歩み続けている京都の茶舗です。代々が築いた茶づくりの伝統の技を生かしながら、常に新しい技術を取り入れ、これからの時代のティーライフをご提案してまいります。

会社名 : 株式会社 福寿園

所在地 : 京都府木津川市山城町上狛東作り道11

代表者 : 取締役社長 福井 正興

創業 :寛政2年(1790年)

事業内容: 日本茶の製造・販売

URL : https://www.fukujuen.com




情報提供元: @Press