2025年2月12日:英国規格協会(British Standards Institution、以下「BSI」)は、世界各国でファッションウィークが開催されるのに合わせ、新たなレポート『From source to shelf: Creating sustainable fashion for the future(素材・販売・再生のサステナブルな取り組みとは:未来に向けた持続可能なファッションのために)』を発表しました。このレポートでは、調達から販売に至るあらゆる工程において持続可能性を考慮せずに展開している高級ファッションブランド企業は、消費者がそのようなブランドを敬遠する傾向ならびに、各国で規制が強化される中で、将来の存続が危ぶまれると指摘しています。
レポートの内容は、世界の人々の約3分の2(63%)が商品購入を決める際に、企業の社会および環境に対するパーパスを考慮し、同様に63%はそのパーパスと矛盾する行動を取る企業やその製品を避けると回答しています。さらに、消費者の4分の3は、環境に関する主張が確たるエビデンスによって検証、認証、または裏付けられている場合、その企業をより好意的に受け止める傾向があるとするBSIの調査結果(Work underway on first global corporate purpose standard)に基づいています。