株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2025年3月18日に『数学を武器にしてみよう!』(上田彩瑛著/税込1,760円)を発売します。著者の上田彩瑛さんは、東京大学理科三類に現役合格し、2019年にミス東大に選ばれ話題となった現役東大生です。本書では、上田さんが受験で実践した勉強法を詳細に明かします。東大理三受験に必須である数学の勉強法からノートのとり方、各科目の記憶法、本番までの勉強スケジュールなど、受験生が気になる具体的な情報が満載の一冊です。



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数学にセンスや「ひらめき」は必要ない



子どもの頃から算数好きだった上田さんですが、受験生時代には周囲に数学の天才と思う学生が複数おり、「自分自身に特別な才能を感じる」なんてことは、1ミリもなかったと当時を振り返っています。しかし、数学を武器に大学入試に臨めた理由は、「受験で課される問題の99%は、今まで学んできた数学の『例題』にあてはめたり、あるいは例題の解き方を組み合わせたりすることで、解くことができる」と述べ、数学にセンスや「ひらめき」は必要なく、誠実に問題に取り組むことが大切だと強調。さらに高校で数学を学ぶ理由は、「解くためのポイントを理解して、解答を導き出すための論理を組み立てる力」と「自分の持っている解法のポイントを、求められている形でアウトプットする力」つまり論理力と説明力を養うためだと分析しています。例題を覚えて応用するには、こうした力が必要なのです。



スタートが遅かったからこそ効率的に勉強した



高校1年生の時に路上で失神してしまったことをきっかけに医学部を目指すようになった上田さんですが、本格的に大学受験の勉強を始めたのは、高校2年の1月からで、通っていた塾の同級生と比べるとスタートが遅かったと本書で明かしています。しかし、だからこそ勉強に集中し、周囲に負けないように、時間の使い方、ノートのとり方、モチベーションの維持の仕方など、さまざまな工夫をしました。例えば、休憩を終えて勉強をすぐに再開できるように、休憩に入るときに解答の「最後の1行」を書かずに残しておいたり、授業用のノートとは別に、自分が間違えた問題や事柄だけを集めた「間違いノート」をつくったり、SNS断ちをするために「アプリを開いたら落ちる」と自分に暗示をかけたりなどです。本書では上田さんの高校時代のノートもカラーで公開しています。

こうした努力で東大理三に合格した上田さんですが、本書の最後でこれから理系学部に進む女子が増え、自分が誰かのロールモデルになれたらうれしいと結んでいます。



本書の内容例



覚えにくいものの覚え方

授業では、「問題を解くポイント」を必ず書き留める

授業を聞くのが一番効率がいい

内容の文脈が理解できるようなノートをつくる

ノートの色使い・プリントの貼付

ノートを見返して復習するのは快感だった

暗算の技術は『計算革命』で

東大の数学の問題は『チャート式』の例題に分解できる

なかなか解法のプロセスが見えてこないときは

本格的な勉強をいつから始めるか

高2の冬の決意

高3の6月からの生活リズム

本番で緊張しないために 115

気持ちを強く持つためには

生理痛とのつきあい方



『数学を武器にしてみよう!』について



著者



上田彩瑛(うえだ・さえ)

2000年大阪生まれ。四天王寺高校卒業後、東京大学教養学部前期課程理科三類に現役合格し、医学部医学科に進学。1 年生のときに「東大ミスコン2019」でグランプリを受賞。その後、テレビ朝日系『クイズプレゼンバラエティー Q さま‼』、読売テレビ『そこまで言って委員会NP』などのテレビ番組に出演。



書誌情報



書名:数学を武器にしてみよう!

   東大理三・ミス東大が教える、誰でもできる勉強法

著者:上田彩瑛

定価:1,760円(税込) 

判型・製本・頁数:四六判・並製・208ページ 

ISBN:978-4-569-85894-4

発行:PHP研究所

発売日:2025年3月18日




情報提供元: @Press