ジーン・パスリー(Jean Pasley) 脚本家。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で映画制作を学び、日本語の学士号と映画学の修士号を取得。脚本の代表作に、小説家メイヴ・ビンチーの短編「How About You」や、2020年、コーク国際映画祭で観客賞を受賞した共同脚本の「The Bright Side」があり、2021年、自身が監督・脚本を務めた短編映画「Ship of Souls 精霊舟」では、アイルランド映画テレビ賞にノミネートされた。また、アイルランド放送協会のラジオ番組にもレギュラーで寄稿している。長年日本で暮らしていたが、現在はアイルランドのダブリンで、ラフカディオ・ハーンが幼少期に暮らしていた家の近くに住んでいる。本書が初の小説作品。