British Standards Institution(以下「BSI」)では、これらの変化に対応するために社会全体と協力する機会があると考えています。私たちは、今日行動を起こすことで、明日の職場で人々が活躍し、組織も成長することができると考えています。私たちのパーパス(存在意義)は、公平な社会と持続可能な世界に向けた進展を加速させることです(Impact for a fair society and sustainable world)。その観点から、多様な年齢層からなる労働力の成功に寄与する「加速要因」を明らかにするため、BSIは本レポートを作成しました。
■世界の概況 世界中の人々の寿命が伸び、高齢化が進んでいます。World Health Organizationによると、60歳以上の人が世界人口を占める割合は、2015年から2050年の間に12%から22%とおよそ2倍になります。また、10年後までに6人に1人は60歳以上になり、2050年までには80歳以上の人の数が4億2,600万人に達すると考えられます。この数は、南アメリカ全体の人口に匹敵します。すべての80代が労働力にとどまるとは限りませんし、一部の国では、移民の流入が減少を食い止める可能性もあります。しかし、International Labour Organizationは、「ほとんどすべての先進国と多くの新興国において人口の高齢化が加速しており、労働力の減少を引き起こしており、人口動態的に活力のある地域からの海外移住によって相殺できる可能性は少ない」と述べています。
“多くの経済圏で、人口動態が変化しています。私たちは、今日行動を起こすことで、明日の職場で人々が活躍し、組織も成長することができると考えています。私たちのパーパス(存在意義)は、公平な社会と持続可能な世界に向けた進展を加速させることです(Impact for a fair society and sustainable world)。BSIは、未来の働き方への旅路においてパートナーであり続けることを約束し、その最初の一歩としてこの調査レポートをご紹介できることを大変うれしく思います”