【NCIについて】 NCIは九州大学発の医療機器開発ベンチャー企業として設立されましたが、事業を進めていく上で、医療機器市場における民間ベンチャー企業やアカデミア発のスタートアップ企業が開発・事業展開に際し、多大な苦労を強いられているのを感じ、医療機器分野においてのスタートアップ企業の支援事業に乗り出しました。NCI設立の目的であった「迷走神経刺激カテーテルシステム」の開発は順調で、2022年6月に会社分割を行ない、NCiVNS社を設立、この製品開発に特化したベンチャー企業として現在も事業展開しています。一方、本体のNCIは上述の通り、医療機器開発スタートアップ企業の支援事業に注力しています。 現在、独自に医療機器開発への投資ファンド(Medical Development Support 1号投資事業有限責任組合)も設立し、ハンズオンも含んだ投資事業に乗り出しています。投資先は海外のスタートアップ企業も含まれますが、その場合、製品製造を国内で行う方向性を持って投資を実行しています。これまでNCIおよび投資ファンドを合わせて17社のスタートアップ企業に対して出資、支援を行ない、うち2社はすでにM&AにてEXITを達成、さらに国内の大学発スタートアップ企業および医療機器ベンチャー企業への支援を国循とともに強化していく予定です。