調査対象者の内訳


Q1 最も高い頻度で乗る1台


Q2 電動アシスト自転車をご利用になられたきっかけ


Q3 電動キックボードの交通ルールについて

共栄火災海上保険株式会社(本社:東京都港区新橋1-18-6、社長:石戸谷 浩徳)は、今年も5月の自転車月間に合わせ、全国から20歳以上の1,100名を対象に「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」を実施しました。
本調査は、日常生活での移動手段として月に1回以上、自転車を利用されている方々の日頃の利用実態を把握するとともに、自転車の運転で危ないと感じたこと、さらに各地域で施行が進められている自転車保険の加入を義務付ける条例についての認知度と自転車保険への加入状況を明らかにすることで、自転車での事故を未然に防ぎ、より安全に安心して自転車を利用することの一考察として、2021年より毎年実施しています。
今回の調査では、2023年4月1日より努力義務が課せられたヘルメットの着用率や、シェアサイクル・電動キックボードといった新たなサービスの普及状況も明らかになりました。


《調査結果サマリー》
<自転車の利用実態は…>
1.日常生活での移動手段として「電動キックボード」はまだまだ少数(Q1)
日常生活での移動手段は、「一般車・シティサイクル」が54.2%と過半数を占め、「電動アシスト車」の22.3%と合わせると約8割を占める結果となりました。「電動キックボード」の利用者は全体の1%未満とまだまだ少数であるという回答結果でした。

2.「電動アシスト車」の利用目的は「坂道での運転補助」が過半数(Q2)
「電動アシスト車」を利用したきっかけの1位は「坂道などの運転の補助」が54.7%と、昨年(前回調査)の47.3%から7.4ポイント増える結果となりました。年代別では、60歳以上が71.2%と最も高く、20代の若い世代でも57.5%が坂道での運転の補助として利用していると回答されています。

3.利用者の3割が「ほぼ毎日」自転車を利用(Q4・Q5)
自転車の利用頻度は「ほぼ毎日」が31.6%で最も多く、昨年(前回調査)1位であった「週3~5回」を上回る結果となりました。「月に数回程度」を除くと、9割近く(86.4%)が週に1回以上自転車を利用していると回答されています。20代では「通勤・通学」、60歳以上は「生活圏内での利用」が最も多くなりました。用途は異なりますが、自転車は世代を問わず日常生活に欠かせない移動手段であることが窺えます。

4.シェアサイクルは20代で2人に1人が利用経験あり(Q6)
回答者全体の26.9%がシェアサイクルを利用したことがあると回答、年代別では20代が半数(51.4%)の利用経験があるのに対し、40歳以上は大半が「利用したことがない」との回答結果となりました。

<自転車事故を防ぐために気をつけたいことは…>
5.ヘルメットの着用率は24.9%(Q8)
2023年4月から努力義務化された自転車利用時のヘルメット着用率について、2023年7月に行われた警察当局での全国調査では13.5%でしたが、本調査では24.9%と高い結果となりました。また、「着用している」(24.9%)と「着用していないが、今後着用したい」(32.7%)を合わせると約6割がヘルメット着用に前向きな回答となっており、特に20代(66.2%)と60歳以上(67.1%)で高い割合となりました。

6.自転車にも車検制度が「必要」との回答が多数(Q9)
2021年から開始した本調査で初めて、自転車の「車検制度」の導入が「必要だと思う」(39.8%)が、「必要ではないと思う」(36.7%)を上回る結果となりました。

<自転車保険の加入実態は…>
7.自転車保険の加入者は65.5%、加入のきっかけは年代で分かれる(Q11、Q12、Q13)
自転車保険の加入については、回答者全体の65.5%が「加入している」と回答され、加入のきっかけは 「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」(47.6%)、「自治体で法制化され、義務付けられたため」(46.6%)がそれぞれ約半数という結果となりました。年代別では、20代、30代で「自治体で法制化され、義務付けられたため」(20代:66.4%、30代:50.4%)、50代以上で「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」(50代:53.3%、60歳以上:58.1%)と年代により分かれました。加入しない理由については、1位「保険料が負担になるから」、2位「手続きが面倒だから」、3位「義務化されていないから」と続きました。


【調査概要】
名称 自転車ユーザーにみる「自転車の利用実態と安全運転に関する意識調査」
実施時期 2024年4月12日~15日
調査方法 インターネットを通じてのWEB調査
調査対象 全国にお住まいの20歳以上の男女で、月に1回以上自転車を利用する方
調査人数 1,100名(有効回答数)


【調査対象者の内訳】
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_1.jpg
調査対象者の内訳

Q1. 設問の中から、あなたが最も高い頻度で乗る1台をお選びください。
今回の調査では、新たに「子供乗せ自転車」と「電動キックボード」を選択肢に加えました。
結果は、昨年(前回調査)と同様に「一般車・シティサイクル」が54.2%と過半数を占め、「電動アシスト車」(22.3%)と合わせて約8割となりました。「子供乗せ自転車」は、30代が唯一10%を超え、世代ならではの利用状況が窺えました。
「電動キックボード」の利用者は1%未満に止まりましたが、世代が若くなるにつれ利用者が多く、世代間での差が見られました。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_2.jpg
Q1 最も高い頻度で乗る1台

<Q1で「電動アシスト車」を選択した方への質問>
Q2. 電動アシスト車をご利用になられたきっかけは何ですか?
きっかけの1位は「坂道などの運転の補助」(54.7%)で、昨年(前回調査)の47.3%から7.4ポイント増える結果となりました。
年代別では、60歳以上(71.2%)が最も高い割合ですが、20代でも多くの方が運転の補助を目的として電動アシスト車を利用していると回答されています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_3.jpg
Q2 電動アシスト自転車をご利用になられたきっかけ

<Q1で「電動キックボード」を選択した方への質問>
Q3. 電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」として、新たな交通ルールが適用されていますが、ご存知のものをお選びください。(複数回答)
「電動キックボード」を選択された方は少数でしたが、利用する際の交通ルールの認知については、以下のような回答結果となりました。
最も多く認知されていたのは「二人乗りの禁止」が60%で、「ナンバー登録が必要」、「飲酒運転の禁止」「ヘルメット着用の努力義務化」「車道通行の原則」がそれぞれ40%、「運転免許が不要」「16歳未満の運転禁止」「自賠責保険への加入義務」の認知は20%に止まる結果となりました。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_4.jpg
Q3 電動キックボードの交通ルールについて

Q4. あなたが自転車を利用される頻度はどのくらいですか?
自転車の利用頻度については「ほぼ毎日」が31.6%で最も多く、昨年(前回調査)1位であった「週3~5回」を上回る結果となりました。「月に数回程度」を除くと、9割近く(86.4%)が週に1回以上自転車を利用していると回答されています。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_5.jpg
Q4 自転車を利用される頻度

Q5. あなたはどのような時に、自転車を利用されていますか?該当するものをすべてお選びください。(複数回答)
最も多かったのが「生活圏内での利用」(75.5%)で、昨年(前回調査)と同じ結果となりました。年代別では若い世代ほど「通勤・通学」での利用が多く、年代が上がるにつれ「生活圏内での利用」が多くなっています。また、仕事やレジャーでの利用は少数となっています。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_6.jpg
Q5 自転車を利用するシーン

Q6. 自転車や電動キックボードのシェアリングサービスが普及していますが、利用したことがありますか?
シェアリングサービスの利用者は、全体で26.9%という回答結果となりました。年代別では、20代は半数以上(51.4%)が利用経験があるものの、年代が高くなるにつれて利用したことがない実態が窺えました。(40代:76.2%、50代:88.1%、60歳以上:91.3%)
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_7.jpg
Q6 シェアリングサービスの利用について

Q7. 自転車の運転で、「危ない」と感じたことは何ですか?該当するものを以下からお選びください。
自転車の運転で「危ない」と感じた上位は、1位「自転車の急な飛び出し」(59.7%)、2位「スマートフォン、携帯電話を使用しながらの運転」(55.8%)、3位「傘を差しながらの運転」(48.1%)となりました。昨年(前回調査)も同項目が上位に上げられており、年代による違いも見られませんでした。
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_8.jpg
Q7 自転車の運転で、「危ない」と感じたこと

Q8. 自転車を利用するときにヘルメットを着用されていますか?
2023年4月よりヘルメット着用の努力義務が課せられましたが、本調査では「着用している」(24.9%)と、「着用していないが、今後着用したい」(32.7%)を合わせた約6割がヘルメット着用に前向きな結果となりました。
特に、20代と60歳以上の世代でヘルメット着用に前向きな傾向が見られました。(20代:66.2%、60歳以上:67.1%)
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_9.jpg
Q8 自転車のヘルメット着用について

Q9. 自転車の安全のために、自転車にも自動車と同じように定期的な検査・車両管理を義務付ける「車検制度」の導入は必要だと思いますか?
自転車の「車検制度」導入については、「必要だと思う」が39.8%、「必要ではないと思う」が36.7%で、2021年から開始した本調査で初めて、自転車の車検制度について、「必要だと思う」が「必要ではないと思う」を上回る結果となりました。年代別では20代(54.8%)、30代(43.9%)で「必要」と回答されている方の割合が高く、若い世代ほど「車検制度」の導入に対する関心が高い傾向が見られました。
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Q9 自転車の「車検制度」の導入について

Q10. お住まいの地域で、自転車保険の加入が義務(努力義務を含む)づけられているかご存じですか?
自治体ごとの自転車保険加入の義務化については、69.1%が「知っている」と回答しており、認知度は年々高くなる結果(前回61.3%、前々回60.7%)となりました。昨年(前回調査)は20代(71.2%)が最も認知度が高かったのに対し、今回の調査では50代(75.7%)、60歳以上(75.8%)がいずれも7割を超えており、世代を問わず認知が広がったことが窺えました。
画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_11.jpg
Q10 自転車保険の加入義務について

Q11. あなたは現在、自転車で人にケガをさせたり、物を壊した場合の保険(自転車損害賠償責任保険等)に加入していますか?
自転車保険の加入状況は、昨年(前回調査)と大きな変化はありませんでした。年代別では「加入している」と「加入を検討している」を合わせると、60歳以上(84.1%)が最も多く、30代(66.1%)が最も少なくなっています。
画像12: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_12.jpg
Q11 自転車保険の加入について

<Q11で「加入している」を選択した方への質問>
Q12. あなたが自転車保険に加入したきっかけは何ですか?きっかけとして最もあてはまるものをお選びください。
自転車保険に加入したきっかけは、「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」(47.6%)、「自治体で法制化され、義務付けられたため」(46.6%)の順で、昨年(前回調査)と大きな変化は見られませんでした。年代別に見ると、20代・30代では「自治体で法制化され、義務付けられたため」が、50代以上は「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」の割合が高い回答結果となりました。「その他」では、「他の保険に付帯されていた」という回答が目立ちました。
画像13: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_13.jpg
Q12 自転車保険の加入したきっかけ

<Q11で「加入していない(今後も加入しない)」を選択した方への質問>
Q13. あなたが自転車保険に加入していない理由は何ですか?理由として最もあてはまるものをお選びください。
自転車保険に加入しない理由は、「保険料が負担になるから」が47.3%と最も多く、2位は「手続きが面倒だから」(19.1%)で、順位は昨年(前回調査)と同じ結果となりました。年代別では、若い世代ほど保険の加入手続きの手間を感じる傾向があるようです。
画像14: https://www.atpress.ne.jp/releases/394103/LL_img_394103_14.jpg
Q13 自転車保険に加入しない理由
情報提供元: @Press