『ソーシャルデザインラボ@佐渡』のある「SADO PORT LOUNGE」

株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 重樹、以下 当社)の地域未来デザインユニットは、持続可能な地域の実現を目指し、2022年より佐渡島で自治体、大学、企業、地元の人々とともに自然共生型地方創生プロジェクトを実践する「佐渡島自然共生ラボ」の活動に主体的に関与してきました。
このラボの活動のひとつとして、2024年、「コンサルティングで島外からの収入を稼ぎながら、若者の働きたい仕事・職場を、ここ、佐渡島に生み出していく」をビジョンに掲げ、新たな人材育成プロジェクトを立ち上げました。今後佐渡島を拠点に活動する20~30代を中心に幅広い方々を対象に2024年5月から人材育成研修を実施する予定です。当社のもつコンサルティング業務の知見を提供しながら、将来的には地域の方々が自走化することを目指し、実践の場を作っていきます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/392119/LL_img_392119_1.jpg
『ソーシャルデザインラボ@佐渡』のある「SADO PORT LOUNGE」

【プロジェクトの目的】
地方圏における経済面・人口面でのプレゼンス低下の悪循環――その中心には「働きたい仕事が地元にはない」という悩みがあります。
一方、コロナ禍を経て、東京に代表される大都市圏に多い付加価値の高い仕事は、リモートワークとの相性が良いことも明確になってきました。必ずしも大都市圏にいなくても、付加価値が高い仕事ができる可能性や環境が全国に拡がってきています。
また、地方圏には、東京や大阪、名古屋などとは異なった、自然や文化、技術、伝統産業などが、まだ継承され続けています。こうした固有の自然資本、文化・産業資本は、差別化の要素となるとともに、これからの経済で求められる創造性を育む資源ともなりうるものです。
こうした状況を踏まえ、これからの地方圏は、「ここには、働きたい仕事がある」「ここだから創造的な仕事ができる」「ここだからこそ世界水準の仕事ができ自己実現ができる」という「創造と自己実現の場」となることを目指すことが望まれています。
本プロジェクトでは、佐渡で若者が働きたいと思う付加価値の高い仕事を作ることで、地方圏の経済面・人口面でのプレゼンス向上の好循環づくりに貢献します。
また、本プロジェクトを起点に、今後、魅力的な雇用と働く環境づくりを通じた地方創生の実現に取り組んでいきます。


【プロジェクトの概要】
・ポイント1:サテライト機能を有した「ソーシャルデザインラボ@佐渡」の旗揚げ
2024年1月、佐渡島の両津港にある「SADO PORT LOUNGE」内に、当社のサテライト機能を有した「ソーシャルデザインラボ@佐渡」を設置。島内企業との打合せや、協働プロジェクト実施のためのオフィスとして活用しています。

・ポイント2:佐渡島を拠点に活動する方々を対象に、コンサルティング人材育成研修を開催
2024年5月より、20~30代を中心に幅広い年代の方々向けに、コンサルティングに必要な能力を養う研修を隔月で実施します。参加費は無料。希望者には中長期的なキャリア形成上の悩みや課題解決方法の助言を行うなど、一人ひとりの状況に合わせた支援を行う予定です。

<コンサルティング人材育成研修予定>
2024年5月 コンサルタントの仕事とは
2024年7月 ロジカルシンキングと発想の方法(1)
2024年9月 ロジカルシンキングと発想の方法(2)
2024年11月 未来洞察によるビジネス戦略(1)
2025年1月 未来洞察によるビジネス戦略(2)
2025年3月 提案書の書き方

・ ポイント3:当社と島内企業が協働でコンサルティング業務を実施するなど、実ビジネス化をスタート
すでに2023年度においても、農林水産省の「温室効果ガス削減見える化実証事業」などを島内企業と協働で実施しており、将来的にも佐渡市内の若者や島内企業との協働の輪を広げていきたいと考えています。


【今後のスケジュール】
・2024年5月~2025年3月:コンサルティング人材育成研修を実施
・随時:当社と島内企業が協働で、国や島外企業向けコンサルティング業務を実施
情報提供元: @Press