ジンジャーエキスパウダーE摂取による排便回数の変化

池田糖化工業株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:池田 直之)は、6-ショウガオールを規格化した「ジンジャーエキスパウダーE」を用いた臨床試験において、軟便気味の方の高めの排便頻度を改善する効果を確認しました。


【背景】
近年、慢性的に腹痛、腹部不快感、腹部膨満感、便秘や下痢などの便通異常を来たす人が増加しており、日本では人口の約7%程度、約800万人もの人が日常的に下痢や便秘で悩んでいると考えられています。しかしながら、その原因は細菌感染、ストレス、遺伝など多岐にわたり、効果的な治療法も確立されていません。
一方、ショウガには様々な機能性があることが知られており、炎症誘発因子の発現を抑制して下痢型の過敏性腸症候群の症状を緩和する作用があるとされています。また、ストレスによる下痢症状はストレスで増加したセロトニンが腸内受容体に結合することで発症するとされていますが、ショウガに含まれるショウガオールは、セロトニンの受容体への結合を阻害することが知られているため、下痢症の発症を抑制する可能性があると考えられます。
そこで今回、軟便気味で排便頻度が高めの健常成人を対象に、ジンジャーエキスパウダーE摂取による排便頻度への影響を評価しました。


【試験内容】
20歳以上75歳以下の健常な男女(合計32名)を被験者として無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を実施しました。試験食品は、ジンジャーエキスパウダーEを100mg含有するカプセル(被験食品)とプラセボを用意し、摂取期間を4週間に設定しました。摂取前検査の1週間前から摂取前検査の前日までの1週間及び摂取開始日の1週間前から最終検査の前日までの5週間、1週間ごとに排便回数を評価しました。


【試験結果・考察】
摂取4週目(摂取22日目から28日目)における排便回数が、被験食品群でプラセボ群と比較して有意に減少(改善)しました。つまり、被験食品を4週間継続摂取することによって排便頻度が改善することが分かりました。この効果は、6-ショウガオールがセロトニンの受容体への結合を阻害したことが作用機序と考えられます。
また、本試験条件下で、被験食品の安全性に問題は認められなかったため、ジンジャーエキスパウダーE含有食品は安全な食品であると結論付けられました。


【製品概要】
製品名 :ジンジャーエキスパウダーE
性状 :淡黄色粉末
名称 :ジンジャーエキス粉末
入目/荷姿:1kg×5袋/ケース
賞味期限 :製造後24ヶ月

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/366567/LL_img_366567_1.jpg
ジンジャーエキスパウダーE摂取による排便回数の変化

【会社概要】
商号 : 池田糖化工業株式会社
代表者 : 代表取締役社長 池田 直之
所在地 : 〒720-8638 広島県福山市桜馬場町2番28号
設立 : 1935年6月1日
事業内容: カラメル、調味料、甘味料、乾燥食品、デザート食品、
その他各種食品加工、食品素材
資本金 : 4億794万円
URL : https://www.ikedatohka.co.jp/


【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
池田糖化工業株式会社 食品基盤技術研究室
Tel:084-957-3411
情報提供元: @Press