当事業では、マンション建替え等の円滑化に関する法律に基づいて、1968年竣工の築55年、522戸の住宅団地を、1,217戸の大規模マンションに建替え、再生します。2007年の「多摩川住宅街づくり協議会」の発足以降、管理組合員の発意により当団地のあり方の検討を進め、2014年には計画修繕を延期し、建替え検討を本格化する「建替え推進決議」を行いました。2022年12月には区分所有法に基づく「団地一括建替え決議」を可決いたしました。 公園を中心とした自然の中の住まい「in the park ~公園の中の住まい~」をコンセプトに約5haの広大な敷地のうち約1haを公園や遊歩道とする計画で、多摩川沿いの自然豊かな立地に調和する緑豊かなまちづくりに取り組みます。敷地内を東~西・南~北と貫通する歩行者空間に沿ってカフェラウンジやキッズルーム、テレワークスペースなどの多様な共用施設を配置することで、にぎわいを創出し、多様な世代の交流促進を図ります。また、耐震性・耐久性や設備のメンテナンス性に優れた長期優良住宅の認定を取得する予定で、サステナブル社会の実現にも貢献いたします。 さらに、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の認証を受けるなど、環境性能に優れた長寿命かつ居住水準の高い、良質な住宅ストック形成に貢献することで、容積率制限の緩和を受ける予定です。