「人種や宗教、貧富に関係なく子どもが集まって歌えるコーラス」を目指して1988年に設立され、その優れた歌唱力と芸術性で世界的に高い評価を得ているニューヨーク市の多文化青少年合唱団「ニューヨーク市ヤングピープルズ・コーラス」(Young People's Chorus of New York City/創設者・音楽監督:フランシスコ・J・ヌニェス、以下・略式、YPC)は、6度目の来日公演となる「ニューヨーク市ヤングピープルズ・コーラス コンサート 2023 in Tokyo」を東京音楽大学100周年記念ホールにて2023年7月17日に開催いたします。
■ニューヨーク市ヤングピープルズ・コーラス|Young People's Chorus of New York City 優れた歌唱力と高い芸術性で世界的に高い評価を得ているニューヨーク市の多文化青少年合唱団。ニューヨーク大学を卒業したばかりのフランシスコ・J・ヌニェス氏により、あらゆる文化的、経済的背景をもつ子どもたちに、音楽教育と合唱のユニークなプログラムを提供することを使命とし、「多様性」と「卓越した芸術性」を目指す合唱団として1988年に設立された。わずか9人で始まったニューヨーク市ヤングピープルズ・コーラス(以下、YPC)には、現在2,000人以上のニューヨーク近郊の子どもたちが集まり、コーラスのみならずコミュニティの一員としての学習や活動に参加している。
YPCは数々の賞を受賞しており、青少年プログラムに対するアメリカ最高の栄誉であり、ホワイトハウスでYPCのメンバーが授与された「National Arts and Humanities Youth Program Award」もその一つ。また、YPCのクリエイティブ・ディレクターであるエリザベス・ヌニェスの指揮のもと、YPCは2018年7月の世界合唱祭「International Choral Kathaumixw」でも“Choir of the World”の栄誉を獲得している。(同合唱祭34年の歴史の中で北米の合唱団がこのタイトルを獲得したのは初めてのこと。) また、YPCは世界的なフェスティバルや文化団体の招待演奏、コラボレーションにも積極的に参加し、その他にもニューヨーク・フィルハーモニックとの共演や数々のテレビ出演、2020年には「国際ホロコースト・フォーラム」への参加など多岐にわたって活動している。
■フランシスコ・J・ヌニェス|Francisco J. Nunez ニューヨーク市ヤングピープルズ・コーラス(YPC)創設者・音楽監督、指揮者、作曲家。マッカーサーフェロー・ミュージカルアメリカ2018年最高教育者賞受賞者。フランシスコ・J・ヌニェスはYPC創設者であるばかりでなく、作曲家、指揮者、音楽教育の先進的指導者として、また、子どもの声を類い稀な音楽の素材として作曲家たちに認識させた功績で広く知られている。子どもたちの「平等と多様性」を高める音楽を指導する専門家として、客演指揮者、あるいは講演者として世界各地から招聘され、音楽を通じての教育活動に力を注いでいる。 作曲家としても数多くの作曲、編曲を手掛けており、「ASCAP Victor Herbert Award」、「Life in Music Award」など数多くの賞を受賞。また、1984年に設立された男声合唱団「ニューヨーク・グリークラブ」の指揮者としても知られている。