■調査背景 CentOS Linux 8(※3)(以下、CentOS8)が2021年12月末でサポートが終了しました。これに伴い、新しいLinuxOSの開発プロジェクトがいくつか発足しています。株式会社デージーネットでは、CentOS8のサポートが終了して半年が経過した今、企業ではどのOSが利用されているのかを調査すべく、現在利用しているLinuxOSおよび、今後利用したいLinuxOSについてアンケートを実施しました。
■調査結果まとめ(有効回答数:46) [今後利用したいLinuxOS] AlmaLinux(※4) 36% Rocky Linux(※5) 20% Red Hat Enterprise Linux 17% Ubuntu 10%
[現在利用しているLinuxOS] CentOS 39% Red Hat Enterprise Linux 21% Ubuntu 14% AlmaLinux 9%
■今後のLinuxOSとして注目されているのはAlmaLinuxとRocky Linux 今回のアンケート調査で、今後利用したいLinuxOSとしてAlmaLinux(アルマリナックス)とRocky Linux(ロッキーリナックス)が合わせて56%と、半数を超える回答でした。
CentOSは、Red Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)の完全互換を目指した無償のLinuxディストリビューションです。CentOSは書籍の出版数も他のディストリビューションよりも多く、RHELの互換OSとして先端の技術も安定したものを取り入れており、日本国内では非常に人気のあるディストリビューションでした。