「おくりふみ」


「おくりふみ」和紙耳付きタイプ


「おくりふみ」ストライプ・パッケージ


「おくりふみ」耳付き・パッケージ

京和志(きょうわし/個人事業主/京都府向日市上植野町地田1-29/代表:山谷 桂子)は、「おくりふみ(葬儀の折に棺に入れるお手紙つつみ)」作りワークショップを「&H museum(アンドエイチミュージアム)」にて2022年8月16日(五山送り火)に開催いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/319310/LL_img_319310_1.jpg

「おくりふみ」



【「おくりふみ」とは】

葬儀の折に、故人への感謝の気持ちや冥福の祈りをしたため、直筆の手紙やご本人写真を、棺に入れるためのつつみ。

高級なお手紙つつみとしてや、お心づけのお渡し、寺社仏閣へ奉納にもお使い頂けます。

お盆やお彼岸に、お仏壇やお墓のお供えに。また終活としてご家族や友人に玉手箱のように残す使い方もお勧めです。京都の小さな工房で手染めされた美しい友禅和紙を使い、折形技法を用いて一つずつ手作りしています。





【「おくりふみ」の由来】

一般庶民が棺で火葬されるようになった明治時代から、故人に手紙を書いて棺に入れる習わしがありました。「言霊」と言って、言葉には不思議な力が宿り、それを故人へ直筆の手紙でしたためることで、想いが伝わると考えられています。

現代では、少人数での家族葬や、火葬場への直葬、喪主さまの香典の辞退などで、故人へのお悔やみが希薄になり、葬儀に参列できないことや、コロナ禍で葬儀さえ無くなることが多くなり、故人に気持ちを伝えることが難しくなっております。

そこで京和志で新たに、「おくりふみ」を開発し、京都の伝統的な手染め友禅和紙を使い、2021年9月に発売いたしました。令和の、新しい弔いの文化をつくるべく、末永く使って頂ける商品になるよう進めて行く意気込みです。

※「おくりふみ」商標登録取得済み



<商品概要>

京都八幡の小さな工房で熟練した職人が一枚ずつ手染めした友禅和紙を使って、折形(おりがた)という日本伝統の技法を用いて、京和志がひとつずつ心を込めて手づくりしています。



*雲・唐草・流水の3柄8色2パターン16商品(サイズ11cm×20cm)1,750円(税込み送料無料)

雲には未来永劫・極楽、唐草には長寿・繁栄、流水には清らか・苦難を流す、との意味が込められています。





【「おくりふみ」ワークショップ開催!】

折形技法で「おくりふみ」を自分で作る、ワークショップを開催いたします!

「おくりふみ」ってどうやって折ってるの?友禅和紙ってどんなの?どんなサイズの友禅和紙?難しくないのかな?など、みなさまの疑問をやってみて納得!ぜひ、京和志と一緒に作りましょう!

ちょうど、お盆で、京都では五山送り火があり、精霊をお迎えする日和です。清らかな心で、落ち着いたお店でのワークショップ、お抹茶とお菓子が付いています。



<日時>

2022年8月16日(火)

(1)13時~

(2)15時~

(所要時間60分)定員各回4名



<場所>

&H museum(アンドエイチミュージアム)

店主よりすぐりの京都工芸品が揃うセレクトショップ



京都市中京区三条通高倉東入桝屋町53-1 Duce mix ビルヂング 404号(パン屋 PAULの上4階)

※烏丸御池駅 5番出口 徒歩3分

※京都文化博物館の東隣のDuce Mixビル4階



Googleマップ

https://maps.app.goo.gl/t16tVsiRoVRD



<参加費>

2,000円(お抹茶とお菓子付き)

※お抹茶を冷茶に変更可能。



<Facebook イベントページ>

https://www.facebook.com/events/782557179537148/?ref=newsfeed



<主催>

京和志・&H museum



<お申込み>

メール kyowashi@ymail.ne.jp

(1)希望時間(2)人数(3)当日連絡の付く携帯電話番号(3)ご住所(4)お名前フルネーム(5)このイベントを知った媒体 を明記ください。折り返し、参加受理メールをお送りいたします。





【友禅和紙とは】

<歴史>

着物の友禅染めのような柄を特徴とした和紙。友禅染めとは、扇絵師の宮崎友禅斎(江戸時代)が考案した、繊細さと鮮やかさを兼ね備えた絵画風の模様。



<現状>

京都で友禅和紙を手染めしている工場は全盛期から激減し、現在は5~6社となり、さらにコロナ禍で存続が危ぶまれています。海外からの観光客が無くなり、若者の工芸離れなどでとても苦しい状況。また職人の高齢化や和紙材料を作る農家の廃業、工場の老朽化など課題が山積みです。



<製造工程の複雑困難>

京和志の友禅和紙は、京都八幡の岩清水八幡宮ふもとの小さな工場で、熟練した職人が一枚ずつ丁寧に手染めしています。

色調合は顔料の微妙な違いで異なった色となり合わせるのが難しいです。染め工程では、型を用いて版画の要領で色かず分だけ染めては乾かし、を繰り返し重ねていきます。ヘラの角度や力加減、工場の温度・湿度、季節や天候にとても左右され染め状態が変化し、大変難しい作業となります。1色100枚に1時間掛かり、一日で染められる枚数には限りがあり、大量生産できない貴重な和紙となっています。

<折形技法>

また、折形(おりがた)という、礼の心を形に表した日本伝統の技法を用いて、京和志が一枚ずつ心を込めて手折りしています。和紙の厚みや、二枚重ねで折っているため、ズレやシワの出ることがあります。細心の注意を払いながら、角度や寸法を計ったり、方眼紙で確認しなから製造しています。





【企画の狙い】

友禅和紙は大変手間のかかる上に薄利なため、製造工場が減り、原材料や後継者不足で存続が危ぶまれています。京和志は、そこで友禅和紙の需要を増やすため、過去なかったもの、人に喜ばれるものを信念に商品開発に取り組みました。金封に多くの友禅和紙が使われていることから、高級感のある美しい香典袋を作っては?と考えました。しかし近年は香典を辞退されることが多くなり、家族葬や直葬で参列も少なくなり、香典も減る一方です。

そこで、京和志自身の父の葬儀で、棺に副葬品を入れたことがとても心に沁みたことから「棺に入れるお手紙つつみ」はどうか?と発想の転換をして「おくりふみ」の発案をいたしました。

コロナ禍で葬儀が減り、故人に想いを伝えることが希薄になった今、「おくりふみ」で大切な気持ちを伝えられます!

お悔やみのお手紙つつみとしてだけでなく、お心づけや寺社仏閣への奉納として、お仏壇やお墓のお供え、高級な封筒やお札れとしても、ご自由な用途にお使い頂けます。





【お客様の声】

18日に義父が他界し、感謝の気持ち、義父への思いを「おくりふみ」にしたため、棺に眠る父の胸元に入れました。着物と柄が合っていて雰囲気が上がりました。生前に用意するのは失礼かと思いましたが、亡くなってからではとても買いに行けず、購入しておいて良かったと思いました。お寺さんのお布施を入れるのにも使えました。

コロナ禍になってから9ヶ月の入院中、面会できたのは一度だけ。ゆっくり話もできず、父も寝ていましたので聞いていたのかもわからない。

この文様の意味は「未来永劫」「極楽」。おくりふみのおかげで、心を込めて、悔いなく見送ることができました。



「おくりふみ」のご購入はこちらから https://kyowasi.base.shop





【最後に】

大切な人へ特別な想いを贈る「おくりふみ」で、どうぞあなたさまの想いを直筆でお伝えください。きっとお相手さまの心に響くお手紙になります。この感動を知って頂きたい思いで京和志は心を込めて手づくりしています



≪重要なお知らせ≫

「おくりふみ」は送付にお日にちが掛かるため、急な葬儀に備えて、前もってご購入のうえお家に置いておかれることをお勧めいたします。周囲の方が元気でない時や、ご病気になられると準備できなくなります。





【開発者】

京和志 きょうわし/山谷 桂子 やまたに けいこ

1987年京都芸術短期大学造形芸術学科卒業。

結婚・出産・子育てを経て「途絶えゆく京都伝統の手仕事を受け継ぐひとりになりたい」と、手染め友禅和紙職人を志す。縮小傾向にある業界を新たな発想で立て直すべく修行に励む。

2021年2月、9年の工房勤務ののちコロナ禍に個人事業主として独立。同工房の友禅和紙を使い、過去なかったもの、人に喜ばれるものを信念に商品開発に取り組み、特別な人へ大切な想いを贈るお手紙つつみ「おくりふみ」を発売。

情報提供元: @Press