<アルミ vs 重金属> 廃棄自動車を処理する破砕事業者が扱うミックス非鉄金属は、正しい選別によって膨大な有価物とすることができます。破砕工程で発生するゾルバから非鉄単一金属、特に最も比率の高いアルミニウムを回収するために効率的なのが光学式選別で、亜鉛と銅の含有量が約0.1%から0.2%の高品位アルミニウムを製造することが可能です。また、COMBISENSEとの組み合わせにより、ミックス重金属から銅、真鍮、ミックスグレーへの選別も可能です。
<アルミ鍛造 vs アルミ鋳造> 低密度のアルミニウムから重金属の分離は、シンク・フロート(比重)選別でも可能ですが、さらに高品質なアルミニウムを選別するには、光学式選別に勝るものはありません。原子密度の近い銅、真鍮、ステンレス、亜鉛のミックスやミックスアルミは、XRTや色彩選別技術を応用したX-TRACT(TM)を使用することによって、鍛造アルミである高品位アルミニウムと、鋳造アルミであるトゥイッチに選別することが可能となります。危険物も含まれる添加剤の管理や大量の水を必要としコスト高となるシンク・フロート選別と比較して、X-TRACT(TM)は高効率な運用が期待できます。