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半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス&ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、この度、Retrocausal, Inc.(本社:アメリカ ワシントン州レドモンド、CEO:Zeeshan Zia、以下Retrocausal(レトロコーザル)社)の、Pathfinder(パスファインダー:作業ミスの即時自動判定ツール)について、リセラー契約を締結したことを発表いたします。これにより、マクニカはRetrocausal社の戦略的パートナーとして、DXを目指している企業を対象に、同製品の国内における販売を開始いたします。
近年、人手不足やベテラン作業員の後継者問題が指摘される中、工場などの生産現場ではFA化が進み、生産過程ではロボットやセンサが活用され始めています。しかしながら工場、特に組み立て工程においては、人による手作業がいまだ必要とされており、その作業におけるヒューマンエラーを軽減していく必要があります。
一方、工場では、マニュアルに従って一定の手順で作業を進める必要があります。例えば、作業を間違えてしまったり、手順を一つ飛ばしてしまったりといったヒューマンエラーによる不良品の流出を防ぐため、多くの工場では、必要以上に綿密な出荷前検査が行われているのが実情です。
このような検査を含む製造現場の負荷を軽減し、品質と効率性を向上させるには、作業中にリアルタイムでヒューマンエラーを検知することが必要です。
そこで、これまで製造DXを支援してきたマクニカは、この度Retrocausal社のPathfinder(作業ミスの即時自動判定ツール)の取り扱いを開始いたします。
Retrocausal社は2019年より製造業に特化した支援を行い、作業ミスの流出を未然に防ぐことで生産性の向上に貢献してまいりました。その知見をもとに特許を取得した独自のAIアルゴリズムと、ユーザビリティの高いUIにより、製造工程における作業者の動きの分析、高精度なモデルとUIを提供し、誰でも現場の改善に取り組める体制の構築を支援いたします。
■ユースケース
デスクトップパソコンを組み立てる工程を一例としてご説明します。
CPU、ファン、RAMなどを順に取り付けていきますが、ファンの取り付けの最後に行うはずの「電源ケーブルの接続」をし忘れた場合、作業者が次のRAM取り付けを始めようとするとそれをPathfinderが自動的に検知して、アラートを出します(下図参照)。このように発生したヒューマンエラーをその場で指摘することで、直ちに作業を修正することができます。また、これにより作業ミスの流出を防ぐだけでなく、作業者の習熟度向上やそれによる将来的なヒューマンエラーの改善に繋げていくことができるようになります。
画像 : https://newscast.jp/attachments/uOOBzeyreXXiunFztX0D.jpg
青 ⇒ 現在作業中の工程 / 緑 ⇒ 作業完了 / 赤 ⇒ 作業漏れ、作業ミス
今後もマクニカは、製造業に加え、さまざまな業種のDX推進に向け、DX人材の育成、業務効率化の加速を支援いたします。
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
【Retrocausal, Inc. について】
Retrocausalは、製造業の作業員が組み立てミスを回避し、より良いトレーニングを行うことでプロセスを改善するためのソリューションを提供しており、米国、日本、南米の最も著名なメーカーから信頼されているソリューションプロバイダーです。
RetrocausalのPathfinderプラットフォームは、AIを使用してメーカーの組立ラインで行われる作業をリアルタイムで分析し、ミスが発生した場合に音声と視覚によるアラートを提供し、作業者が次の工程の前に正しく組み立てを完了できるようにします。さらに、Pathfinderプラットフォームは、継続的に組み立てプロセスのタイムスタディを行い、企業がカイゼンイベントを加速させることを支援します。
【株式会社マクニカ について】
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス&ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。