■3月3日は「耳の日」、2022年のWHO「世界耳の日」のテーマは「耳を大切にすること」 日本では、難聴や言語障害を持つ人々の悩みを少しでも解決したいという社会福祉への願いを込めて、昭和31年日本耳鼻咽喉科学会の提案により、毎年3月3日を「耳の日」と制定しました。この3月3日は、世界保健機関(WHO)が定めた「世界耳の日(World Hearing Day)」でもあり、世界各地で難聴予防と聴覚ケアの重要性を唱える啓蒙活動が行われています。 WHOは騒音や高齢化社会が原因となって、2050年までに約25億人が何らかの難聴の影響を受けると予測しています*1。そこでWHOは、本年2022年の「世界耳の日」のテーマを“To hear for life, listen with care (一生聞き続けるために、耳を大切にする)”と掲げ、「予防可能な難聴」の影響を受ける人々が世界中で増加していることに対し、この減少を目指し、ヘッドホンでの音楽鑑賞などでは適切な音量や使用時間を守り、大音量にさらされる環境では、耳栓などの保護具を積極的に利用するなど、安全な聞き方の重要性を提唱しています。