ダイバーシティ@読書バリアフリー


多言語翻訳@Kono Libraries

Kono Digital Inc.(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー、CEO&Co-Founder:Stanley Chien、日本法人:東京都中央区、カントリーマネージャー:石井 孝幸、以下 Kono(コノ))は、読書バリアフリー対応における一環として、各図書館向けに提供している電子雑誌ソリューション「Kono Libraries(コノ ライブラリーズ)」内での国外雑誌に東南アジアからのコンテンツを年内順次追加していく予定です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/290951/LL_img_290951_1.png
ダイバーシティ@読書バリアフリー

■多文化サービス強化の背景
総務省が発表した2020年10月実施の国勢調査の確定値によると、5年前の前回調査に比べ日本人が1.4%減となる一方、外国人は43.6%の大幅増、274万7千人となっております。日本の総人口の内、外国人割合は2.2%に同じく上昇、中でも、ベトナム国籍からの増加幅が最も大きく、中国、韓国・朝鮮籍に次いで、32万1千人を記録。(注1)

多文化の国アメリカ、特にアジア比率が多いカリフォルニア州で数多く採用されているKono Librariesは、アジアコンテンツの充実さを売りに、多様性を求める地域ニーズに対応しています。現在、中国語、韓国語、英語などからなる多言語パックに、本年度内、東南アジアからのコンテンツを順次追加、日本各地でも広がるダイバーシティ(多様化)・ニーズに対応していくことになりました。(注2)

Konoはシリコンバレー発のテック・スタートアップとして、電子雑誌閲覧技術に特化したサービスを北米や台湾、香港などの中華圏向けに提供。 https://www.thekono.com/
北カリフォルニアでは、半数以上の公立図書館で「Kono Libraries」が導入され、「読書バリアフリー」と「アジア多言語」の両方に対応した唯一無二の特徴で知られています。
近年では、技術の応用を雑誌対象の「読む」だけでなく、広範囲且つマルチメディアでの「聴く」「観る」にも対応、更にはサブスクリプション・サービス構築支援まで担うワンストップ・ソリューションでB2B2C事業を強化しています。


■Kono Libraries for 読書バリアフリー powered by 多文化サービス
●国外からの多言語パックを、基本コンテンツとしてバンドル提供(アジア、欧米)
●国内コンテンツは、オプショナルで各図書館からのリクエストに応じ手配可
●運営主体による独自コンテンツも、オプショナルでアップロード可(自治体広報誌等)
●閲覧フォーマットは、従来のPDFだけでなくアクセシブルな「好読/見やすいテキスト拡大モード」を通し、聴くことも可能(注3)

近年施行された「読書バリアフリー法」は、視覚障害等で読書が困難な環境を改善し、アクセシブルな(利用しやすい)電子図書の量的拡充から質の向上を、技術などの適用と共に解決していくことを掲げています。この度の多文化サービス強化は、母語の違いから読書困難な立場にいる方々を広義に捉え、多様なアクセス媒体から読書の楽しみを支援していきます。

又、数多くの地方自治体において、多文化共生の動きは多岐にわたり、窓口だけでなく、HPから各種配布物に至っても多言語対応を基軸に対応が進んでいます。Kono Librariesでは、通常PDFで作成されている広報誌をアクセシブルなフォーマットに変換配信できます。視覚障害だけでなく、高齢者にも優しいインターフェースは、機械翻訳機能を通しての多言語閲覧も可能になります。(注4)

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/290951/LL_img_290951_2.png
多言語翻訳@Kono Libraries

2021年7月からKono Librariesのトライアルを進めているオーテピア高知図書館&声と点字の図書館では、読書バリアフリー対応として様々なアクセシブル環境を提供しています。

<オーテピア高知声と点字の図書館 坂本館長>
「雑誌をスマホでも閲覧しやすい新たなスタイルを提供するだけでなく、又新たなトライアルとして、高知市が配布している広報誌「あかるいまち」を今年からKono Librariesでも配信していく予定です。更に4月からは、従来のPDFだけでなくアクセシブルな(利用しやすい)インターフェースでの提供も計画中です。これにより、より見やすいテキスト表示だけでなく、音声での朗読、又、多言語への翻訳と、様々な市民のニーズに応えることができると期待しています。」

同じくKono Librariesを現在検討中の図書館よりも、貴重なフィードバックと共に多文化サービス方面での期待が寄せられています。

「わたしたちの地域でも、近年在留外国人の数が増えています。多文化共生を掲げる自治体として、読むパブリックサービスにおいても多様なオプションを提供していきたく、その上でもKono Librariesのもつアジアコンテンツの充実さには今後も期待していきたく思います。」

参考ストーリー: https://prtimes.jp/story/detail/DBn9DLty13b


■Kono Digital Inc./Kono Japan株式会社、Konoマガジンについて
URL: https://note.com/thekono/
●2011年シリコンバレー発のテック・スタートアップ、台湾に運営拠点、2018年日本支社設立
●個人向け読み聴き放題サービス「Konoマガジン」:300誌超の多言語雑誌
●図書館・団体向け「Kono Libraries」、店舗ビジネス向け「Kono@」:180誌超の多言語雑誌
●独自開発技術「Smarticle(TM)」は、PDFデーターをアクセシブルな(利用しやすい)電子コンテンツにAIシステムで自動変換

注1:総務省発表2020年国勢調査による
注2:年内中、シンガポール、ベトナム等からの現地コンテンツを順次追加予定
注3:一部タイトルについては、PDF版のみでの提供
注4:アクセシブル対応したタイトル、且つ現時点ではアンドロイド版のみでの提供


※記載されている会社名、団体名および商品名、サービス名は各社、団体の商標または登録商標です。
情報提供元: @Press