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蛍光X線分析装置

HORIBAグループで分析・サービス事業を担う株式会社堀場テクノサービス(本社:京都市南区、代表取締役社長:千原 啓生 以下、堀場テクノサービス)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から採取した、砂や石などの試料の初期分析に参画しております。
この度、HORIBAグループ(以下、HORIBA)は、はやぶさ2プロジェクトを通じて宇宙に関心を持った中高生から大人まで幅広い方々に向けて、初期分析の意義やプロジェクトに関わる科学者・技術者のおもいを紹介する特設ウェブサイト「はかる」技術で太陽系と生命の起源に迫る!を6月9日に公開しました。


<背景>
リュウグウは太陽系形成初期の情報を保持する小惑星だと考えられており、その試料の分析には太陽系と生命の起源や進化に迫ると大きな期待が寄せられています。2021年6月より6つの国際チームによって試料の初期分析が開始され、堀場テクノサービスは化学分析チームの一員として蛍光X線分析装置※などを用いて試料に含まれる元素の種類や量を分析します。

HORIBAは、以前から小学校で出前授業を実施するなど理系人財の創出に積極的に取り組んできました。
この度、リュウグウの試料の初期分析を担うことをきっかけに、「宇宙」、さらには世の中の未知を解き明かす「分析」の魅力をより多くの方に知っていただくため、特設ウェブサイトを制作しました。これらを通じて、次代を担う子どもたちが科学への興味関心を深めることにも繋がるよう願っています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/261961/LL_img_261961_1.jpg
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<特設サイト概要>
タイトル:「はかる」技術で太陽系と生命の起源に迫る!
URL : https://www.horiba.com/hayabusa2/

主な内容:
・はやぶさ2プロジェクトの概要とHORIBAの役割について
HORIBAの役割だけではなく、未知を探求する科学とその発展を支える「分析」にも関心をもっていただくため、リュウグウの試料を分析する原理をわかりやすく紹介しています。
・スペシャルインタビュー
初期分析を担う科学者や現場の分析担当者にスポットを当て、リュウグウの試料の初期分析を行う意義や具体的な取り組み、初期分析にかけるおもいなどを紹介します。第1回は化学分析チームのリーダーでもある北海道大学 圦本 尚義(ゆりもと ひさよし)教授のインタビューを掲載しており、今後順次インタビュー記事を公開する予定です。
・HORIBAと宇宙
彗星探査機「ロゼッタ」や木星探査機「JUNO」、国際宇宙ステーション(ISS)にHORIBAの分析・計測機器を導入いただいた事例など、宇宙関連分野におけるHORIBAの取り組みを紹介しています。

この他にも、順次トピックスを追加していく予定です。
なお、本サイトは上記のとおり、はやぶさ2プロジェクトにおけるHORIBAの取り組みを中心に紹介するものであり、現時点では「リュウグウ」試料の分析結果は公表しておりません。


※1 蛍光X線分析装置:
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/261961/LL_img_261961_2.jpg
蛍光X線分析装置

X線を物質に照射することにより、元素に固有のX線(蛍光X線)が発生します。蛍光X線を捉えることで、その物質に含まれる元素の種類と量を非破壊、非接触で評価する装置です。
製品詳細:
https://www.horiba.com/jp/scientific/products-jp/x-ray-fluorescence-analysis/line-up/micro-xrf-elemental-analysis/
情報提供元: @Press