RENUは、使い終わった古着や工場での生産時に出た残反を原料とする
「センチュリー21」新制服イメージ
RENUプロジェクト
RENUのメインパートナーが1年間リサイクルポリエステルを生産することによるインパクト
株式会社ユニコ(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:華井義徳、以下「ユニコ」)は、特注ユニフォーム分野としては初めて(※1)環境配慮型素材RENU(読み「レニュー」(※2)を採用した制服を企画から生産まで導入サポートいたしました。今回サポートした株式会社センチュリー21・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:園田陽一、以下「センチュリー21」)では、順次RENUを採用した新たな制服が一部導入されます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/259444/LL_img_259444_1.jpg
RENUは、使い終わった古着や工場での生産時に出た残反を原料とする
ユニコのユニフォームを通じたSDGsへの取り組みについて: https://www.uniform.co.jp/sustainability/
■「センチュリー21」の新制服にRENUが採用された背景
2020年よりユニコは、同じ伊藤忠商事グループであるセンチュリー21の制服一部刷新に伴い、お部屋のご案内や車の運転という職務内容に最適なストレッチ性やイージーケア性のある機能性の高い素材など着用者の快適性向上に向けて様々な提案を行ってまいりました。その中で伊藤忠商事が推進する環境配慮型素材RENUの採用を提案したところ、SDGs目標の達成へも貢献できる「RENUプロジェクト」に賛同頂き、新制服への導入が決定されました。
■「センチュリー21」の新制服について
今回RENUを使用しているアイテムは、ウール混合のニットジャケットと、同じくウール混合のストレッチジャケットです。RENUはペットボトルから再生するポリエステルとは異なり、古着や残り生地のポリエステルを再生して作られるため、色の再現性や高品質の素材を生み出すことができます。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/259444/LL_img_259444_2.jpg
「センチュリー21」新制服イメージ
■RENUについて
<RENUプロジェクトとは>
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/259444/LL_img_259444_3.jpg
RENUプロジェクト
「RENUプロジェクト」は、膨大な量の廃棄物を生み出しているファッション産業に対して様々な解決策を提供し、バリューチェーンから生み出される回収衣料品のリサイクルなどから未来のファッション産業の新しいモデルや、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指しています。これは難しい挑戦ですが、未来の地球を守るためファッション産業のサステナブルなバリューチェーンを再設計しようと試みています。RENUの本当の価値は、生産者からブランド、そして消費者まで、積極的に参加してくれる方々の力によって生み出されるものです。
<RENUがもたらす環境インパクト>
RENUを採用することで、石油由来のポリエステルを使った場合と比べ、非常に大きな環境インパクトをもたらすことができます。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/259444/LL_img_259444_4.jpg
RENUのメインパートナーが1年間リサイクルポリエステルを生産することによるインパクト
<RENUがもたらすサーキュラーエコノミー>
RENUの技術はとても特殊なものです。一般的なリサイクルポリエステルでは、選別された使用済みペットボトルを原料とし、溶かして再度糸にする手法を取ります。それに対し、RENUは、使い終わった古着や工場での生産時に出た残反(生地)を原料とし、分解・再重合などといった工程を経ることで、石油由来のポリエステルと比較してもクオリティが劣らないポリエステルを生産することができます。
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RENUがもたらすサーキュラーエコノミー
<RENUの提供コンセプト>
(1) 「繊維から繊維」を実現するRENU
RENUはこれまで廃棄されてきた衣料品の有効活用によってサーキュラーエコノミーの実現を目指し、石油をはじめとする化石資源の使用量削減に貢献します。RENUの中国のパートナー工場では、年間約3万トンの本来廃棄される衣料品生地を回収してリサイクルして糸を作りだし、そこから新しい衣料品が生まれています。RENUプロジェクトに参加すること、それはつまり“服から服”へという新しい生産システムの創造に地球規模で貢献することになります。
(2) 思いどおりの「色」を実現するRENU
ポリエステル繊維の染色性は、テキスタイルの表現の可能性を広げる大事な要素ですが、これまでのリサイクル技術では、付着している色を完全に取り除くことが難しく、リサイクル後の製品で微妙な色の違いが発生してしまうという課題が存在します。RENUのコア技術はその課題を克服し、リサイクルにより生まれた繊維は、石油由来のポリエステルと同様の安定した染色性を備えています。どんな色の衣服や生地をリサイクルしても、求める色の表現をかなえてくれるのがRENUの大きな特徴です。
(3) 「品質」で差をつけるRENU
テキスタイル産業は高度化し、原料となる繊維への要求も日に日に高まり、細番手や高強力、特殊な断面や光沢といった付加価値が必要不可欠な要素となっています。このような技術は、石油由来のポリエステルでは可能でも、リサイクルポリエステルではなかなか達成できないものでした。ペットボトルから生産される一般的なリサイクルポリエステルでは、原料の品質に製品のクオリティが左右されてしまい、たとえ厳しく選別された原材料を使っていても品質には制約があります。RENUの技術では、ポリエステルが含まれていれば、プレ・コンシューマーでもポスト・コンシューマーでも原料を選ばず、安定した品質の繊維へとリサイクルを行い、高品質のテキスタイルを作るのに欠かせない特徴と機能を再現することが可能です。
■今後について
ユニコは今後も特注ユニフォーム分野において環境に配慮した提案を行ってまいります。環境配慮型素材RENUの採用を推進し、企業のユニフォーム調達において、SDGs目標の達成や持続可能な社会の実現に貢献するためのサポートを継続してまいります。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/259444/LL_img_259444_6.jpg
ユニコはSDGs(持続可能な開発目標)に積極的に貢献してまいります
※1:当社調べ
※2:「RENU」は伊藤忠商事株式会社の登録商標です。
■会社概要
「働く」を取り巻く環境が変化し、人や社会、環境に優しいことが必然の価値観になった今、ユニフォームも真価が問われています。着る人、見る人、管理する人、これから働く人、次の世代につなぐ人、それは企業の未来をつくります。「そのユニフォーム置き去りになっていませんか?」ユニコは伊藤忠グループならではのグローバルネットワークと総合的な広い視野をもってご提案するサプライイングプロデューサーです。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/259444/LL_img_259444_7.jpg
ユニコ ロゴ
社名 : 株式会社ユニコ
所在地 : 東京都中央区日本橋富沢町9-10 稲村ビル2F
代表者 : 代表取締役社長 華井義徳
設立 : 平成6年12月15日
資本金 : 310,000,000円
事業内容: 繊維製品・ユニフォーム類の企画・製造・販売・海外・
国内生産及び貿易業務、物流システムの構築、レンタル
URL : https://www.uniform.co.jp/
情報提供元: @Press