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作家、探検家であったC.W.ニコルは、令和2年4月3日、他界いたしました。79歳でした。
「北に流氷、南にサンゴ礁がある、これほど自然環境の豊かな国は他にはない」と、生前よく語っていたように日本の自然や文化を心から愛した人生でした。
2011年の東日本大震災では、甚大な被害を受けた東松島市へ赴き、亡くなる3か月前まで支援活動を続けてまいりました。
日本の森と私たちの未来のために、ニコルが遺した想いや人生の軌跡を、ニコル自身の言葉で綴った追悼展を東松島市で開催することになりました。
この追悼展を通して、多くの人の心にニコルの想いを届けたいと思っています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/XBIl4f0XE4ZfDmEJdQve.jpg
・日 時 2021年1月21日(木) 午前9時〜9時30分
・場 所 野蒜市民センター
・内 容 C.W.ニコル・アファンの森財団 挨拶
東松島市長 ご挨拶
野蒜まちづくり協議会 ご挨拶
展示室にて展示物のご案内
開催期間: 2021年1月21日(木)~1月31日(日)
開館時間: 9:00~17:00
会 場: 東松島市野蒜市民センター2F
〒981-0416 宮城県東松島市野蒜ケ丘1丁目15-1 ℡ 0225-88-2056
入 場 料: 無料
主 催: 一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団
協 力: 野蒜まちづくり協議会、野蒜市民センター、東松島市
(1) テーマ 森の再生に至るC.W.ニコルを育んだもの
英国・誕生、少年時
○作家でナチュラリストのニコルを育んだ故郷ウエールズ
カナダ・北極時代 「ニコルが培った自然環境意識の原点」
○ニコルが生涯のテーマとした「自然と人間が共に生きるための哲学」を北極の民族・イヌイットから学んだ時代
エチオピア時代 「環境破壊との闘いと挫折」
○森林破壊による影響が人々の生活を破壊し内戦まで引き起こした。森林破壊と自然再生の重要さを確認した時代
日本時代 「憧れと失望・アファンの森をつくるまで」
〇初来日・美しい日本の風景と文化に触れる。空手修行と日本語教師時代
〇バブル時代の自然破壊・アファンの森をつくるに至った経緯
(2)テーマ 未来への祈り:黒姫の森の再生、震災復興プロジェクトの取組
日本の未来のために 森をつくる
〇荒れた森を買取り豊かな生態系の森へ
〇生物多様性の溢れる森へ
森は甦るということを教えてくれた故郷ウェールズの森
○災害からの復活
震災復興プロジェクト
○被災地のご家族をアファンの森に招待
○生きる力を育てる 日本一の「森の学校」を創る
○未来を信じて ウェットランドの再生
肩書 作家・ナチュラリスト・一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団 初代理事長
◆生年月日 1940年7月17日生
略 歴
英国ウェールズ生まれ。17才でカナダへ渡り、その後、カナダ水産調査局北極生物研究所の技官として、海洋哺乳類の調査研究にあたる。
1967年より2年間、エチオピア帝国政府野生動物保護省の猟区主任管理官に就任。シミエン山岳国立公園を創設し公園長を務める。
1972年よりカナダ水産調査局淡水研究所の主任技官、また環境保護局の環境問題緊急対策官として、石油、化学薬品の流出事故などの処理にあたる。
1980年 長野県黒姫に居を定める
1984年 自ら荒れた森を購入し、生態系の回復を試みる森づくりを開始する
1995年 日本国籍を取得
2002年 財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団を設立
2005年 英国エリザベス女王陛下より名誉大英勲章を賜る
2008年 英国チャールズ皇太子がアファンの森をご視察
2011年〜 東日本大震災の被災地である宮城県東松島市で復興支援事業
「森の学校」に携わる
2011年 アファンの森が日本ユネスコ協会連盟の
「プロジェクト未来遺産」に登録される
2015年 長野県から観光の推進に寄与したことにより
「第2回信州おもてなし大賞」受賞
2016年 (社)国土緑化推進機構より「みどりの文化賞」受賞
2016年 天皇、皇后両陛下がアファンの森をご視察
2020年 4月3日他界 享年79歳
・日 時 2021年1月30日(土)
1 回目 10時30分~ 2 回目 13時00分~ 3回目 14時30分〜
期間中会場にて、皆さんと一緒に東松島の生きものに焦点を当てて地域の自然環境を考える森の教室を開催します。
20200113_ニコル追悼展覧会プレスリリース最終.pdf
: https://newscast.jp/attachments/Letg84Llf0l5NPNG0VUU.pdf