装着した時の正面


飛沫を空気の壁でブロックしている状態


対面時の呼気と飛沫をブロックする実験


装着した全体図(試作機)

マトリクス株式会社(青森県弘前市)は、医療現場などにおいて、新型コロナウイルスなどの感染対策のために神戸大学医学部附属病院(伊藤 智雄教授)と共同開発(2020年7月発表)したアクティブマスク(製品名:アネモイ)のマイナーチェンジを行い、11月から発売することとなりました。

今回、お客様のニーズを分析し、連続稼働時間や、顔のカバーできる領域を増やすなどの改善を行っています。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/232344/LL_img_232344_1.jpg

装着した時の正面





マスクのできない現場を救うアクティブマスクの「アネモイ」は、顔の前面で、エアカーテンを形成することにより、対面時の飛沫を、自分に入れないための装置です。医療従事者を守る便利なアイテムとして、発表の7月以降たくさんのご注文をいただきました。1stロットの生産を終え、日本全国の医療機関(耳鼻科・歯科・内科・小児科・精神科)で実際に購入していただき、非常に高い評価を受けております。





マスクの装着が難しい診療科の医師や、教育やサービス業などマスクの使えない現場において、アクティブマスクを装着することで感染予防への更なる活用が期待されます。





【ポイント】

▼手術室よりクリーンな空気を出す高性能フィルター

新型コロナウイルスやインフルエンザは、鼻や口からウイルスの吸入が主な感染経路ですが、本機器は鼻・口の前に高性能フィルターで浄化された空気の流れによるエアカーテンを展開することで、ウイルス粒子の吸入を防ぎます。

本体は、ウイルスのサイズである0.1μmまで補足する静電フィルターを装備し、0.3μmのフィルターを備える手術室よりクリーンな空気を吹き出します。



▼角度・高さの調整が簡単

左右の位置を変更することができるため、部屋の空気の流れに併せた装着が可能です。

排出ユニットは一般的なアクティブカメラの固定用具を使用するため、角度や高さなどの調整が容易です。横方向に空気を排出することが好ましくない環境では上方への吹き上げを行うようにも装着できます。その他、キャップ型等様々な固定方法を用いることが可能となります。



▼さまざまな方法で携帯が可能

吸引ユニットは、対面の人の鼻・口と離れた位置で携帯が可能です。写真は機器がわかりやすいよう装着者の前面に見えるようにしていますが、背面に位置させれば正面の飛沫を拾わないことから、より安全と考えられます。携帯方法は柔軟性に富み、市販のカメラのストラップなども使用できます。ホースも取り外し式のため、切断し長さを調整することができます。



▼リチウムイオンバッテリーを内蔵

本体はリチウムイオンバッテリーを内蔵し、8時間程度の稼働を可能にしています。またUSBにて充電及び充電しながらの稼働も可能です。



▼耳鼻科・口腔外科・歯科などで活躍

患者の呼気に濃厚に接触する可能性のある耳鼻科・口腔外科・歯科などでは、医療従事者の大きな安心感に繋がります。

万が一医師が感染している場合でも、医師の呼気が直接患者に向かうことを防止するため、双方向の感染対策が可能です。

医師が開発主体となっているため、現場に即した設計となっています。



▼医療現場以外での利用場所

対面式の飲食店など、医療以外にも応用が可能です。

飲食中、手話通訳(右写真)など通常のマスクを装着できない場面でも効果を期待できます。





【本体価格】

定価:125,000円(税別)

マトリクスネットショップまたは、代理店などでご購入いただけます。





【製造について】

本装置は、新型コロナウイルスの影響を受けた、青森県内の製造業の連合体にて製造しているMADE IN AOMORIです。

以下の企業が取り組んでおります。

・マトリクス株式会社(企画・試作・販売)青森県弘前市

・株式会社ジョイ・ワールド・パシフィック(製造・検査)青森県平川市

・有限会社UNO(モーターの選定・提供)青森県黒石市

・有限会社アビオ(パーツの製造)青森県八戸市





【会社概要】

名称 : マトリクス株式会社

所在地: 青森県弘前市早稲田2-8-9

代表 : 代表取締役 高松 輝賢

設立 : 2015年12月

資本金: 100万円

URL : http://matrix55.jp

Shop : https://matrix.theshop.jp/

情報提供元: @Press