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広島県福山市では、本市出身の本格ミステリー作家・島田荘司氏と各出版社の協力のもと,ミステリー文学界に新風を送り,あわせて本市の芸術文化の一層の活性化と福山の知名度向上をめざし,2007年4月「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を創設しました。
長編ミステリー作品(400字詰め原稿用紙350~650枚)を対象とし,ミステリー作家島田荘司氏が選者となる。受賞者は,トロフィー授与のほか,協力出版社(講談社・光文社・原書房)によって即時出版されるものとし,その印税が副賞となります。
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『依存』矢吹鐡也(やぶきてつや)『報復の密室』平野俊彦(ひらのとしひこ)の2作に決定しました!!
2作の受賞は第3回以来となります。
受賞作発表の記者会見を、10月9日(金)に福山市役所にて行いました。
今回は,新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点から,会場の枝広直幹委員長(福山市長)と,東京の出版社へお集まりいただいた,受賞者の矢吹鐡也さん、平野俊彦さん,選者の島田荘司先生,協力出版社3社の編集者をZOOMでつなぎオンラインで開催しました。
第1回 受賞作:『玻璃の家』(松本寛大) 2009年(平成20年) 3月 講談社
優秀作:『少女たちの羅針盤』(水生大海) 2009年(平成21年) 7月 原書房
第2回 受賞作:『伽羅の橋』(叶紙器) 2010年(平成22年) 3月 光文社
第3回 受賞作:『鬼畜の家』(深木章子) 2011年(平成23年) 5月 原書房
受賞作:『檻の中の少女』(一田和樹) 2011年(平成23年) 5月 原書房
優秀作:『キョウダイ』(嶋戸悠祐) 2011年(平成23年) 8月 講談社
優秀作:『変若水』(吉田恭教) 2011年(平成23年) 10月 光文社
第4回 受賞作:『誰がための刃 レゾンデートル』(知念実希人) 2012年(平成24年) 4月 講談社
第5回 受賞作:『バイリンガル』(高林さわ) 2013年(平成25年) 5月 光文社
第6回 受賞作:『経眼窩式』(植田文博) 2014年(平成26年) 5月 原書房
優秀作:『旧校舎は茜色の迷宮』(明利英司) 2014年(平成26年) 8月 講談社
優秀作:『屋上と,犬と,ぼくたちと』(若月香) 2014年(平成26年) 9月 光文社
優秀作:『焼け跡のユディトへ』(川辺純可) 2014年(平成26年) 11月 原書房
第7回 受賞作:『たとえ,世界に背いても』(神谷一心) 2015年(平成27年) 5月 講談社
優秀作:『ベンヤミン院長の古文書』(金澤マリコ) 2015年(平成27年) 11月 原書房
第8回 受賞作:『アムステルダムの詭計』(原進一) 2016年(平成28年) 4月 原書房
優秀作:『僕のアバターが斬殺ったのか』(松本英哉) 2016年(平成28年) 5月 光文社
第9回 受賞作:『神の手廻しオルガン』(須田狗一) 2017年(平成29年) 5月 光文社
優秀作:『さようなら、お母さん』(北里紗月) 2017年(平成29年) 4月 講談社
準優秀作:『合邦の密室』(稲羽白菟) 2018年(平成30年) 6月 原書房
第10回 受賞作:『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』(松嶋智左) 2018年(平成30年) 5月 講談社
第11回 受賞作:『幻の彼女』(酒本歩) 2019年(平成31年) 3月 光文社
第12回 受賞作:『約束の小説』(森谷祐二) 2020年(令和元年) 3月 原書房
福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約47万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年には築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。
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