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ヤマトシロアリとイエシロアリの生態の比較

シロアリ防除をはじめとした総合ハウスメンテナンスサービスを提供している株式会社アサンテ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮内 征、証券コード:6073)は、このたび、建築物におけるシロアリの駆除及び予防方法についての特許を取得しました。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/229881/LL_img_229881_1.jpg

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【取得特許の概要】

本特許の取得は、シロアリの防除施工において加害箇所からイエシロアリがいなくなる冬場でも、翌年春まで持つことなく施工ができる駆除及び予防方法を開発したことによるものです。

シロアリは木材中のセルロースを栄養源として、建築物の柱や土台などを食害することでその強度を低下させます。日本で建築物に被害を与えるシロアリは4種いますが、中でも大きく被害を与えているシロアリ種のほとんどが「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。これらは同じ地下シロアリですが生態は異なるため、近年は防除方法も異なります。



画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/229881/LL_img_229881_2.jpg

ヤマトシロアリとイエシロアリの生態の比較





このうちイエシロアリに関しては、加害箇所とは別に巣を造るので液剤処理のみでは完全な駆除が難しいことから、現在はベイト剤(毒餌)を巣に持ち帰らせて巣全体を撲滅させる「ベイト剤処理」と呼ばれる駆除方法が主流となっています。イエシロアリ防除施工では、まずベイト剤処理で2カ月程度かけて「駆除施工」を行ない、次いで液剤処理により「予防施工」を行なう方法が一般的です。しかし、ベイト剤処理では加害箇所でイエシロアリが活動している必要があるため、加害箇所からイエシロアリがいなくなる冬場に被害を見つけた場合は、翌年春までイエシロアリ防除施工を行なうことができません。

さらに、冬場も加害箇所で活動するヤマトシロアリも共存していた場合には、イエシロアリの施工を待っている間にヤマトシロアリの被害が進んでしまうという問題もありました。

これに対して本発明では、当社の研究による知見に基づき、部分的な液剤処理とベイト剤処理を同時に行なう方法でも、防除効果を発揮することを可能とします。これにより冬場においても効果的な施工が可能となり、かつイエシロアリの駆除を待たずにヤマトシロアリの駆除を完了することができるため、従来の問題点を解消します。

アサンテではこれからも一軒一軒の家屋状況に適したシロアリ防除施工をお客様に提供できるよう、研究・開発を行なってまいります。





【取得特許の詳細】

■特許番号 :特許第6752695号

■発明の名称:建築物におけるシロアリの駆除及び予防方法

■特許権者 :株式会社アサンテ

■特許登録日:2020年8月21日





【株式会社アサンテ 会社概要】

商号 : 株式会社アサンテ

証券コード: 6073

代表者名 : 代表取締役社長 宮内 征(みやうち せい)

本社 : 東京都新宿区新宿1-33-15

TEL:(大代表)03-3226-5511

創業 : 1970年5月

資本金 : 11億円

売上高 : 144億円(2020年3月期)

従業員数 : 962名(2020年3月末)

事業内容 : シロアリ予防・駆除施工、害虫・害獣予防・駆除施工、

床下換気システム施工、基礎補修施工、家屋補強システム施工、

高断熱施工、太陽光発電システム施工、リフォーム

情報提供元: @Press