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袴田さん支援クラブ(代表:猪野待子)は、袴田巖さんの姉・ひで子さん誕生から現在までを描いた漫画『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』を令和2年5月1日に出版いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/211083/LL_img_211083_1.jpg

マンガ表紙



これは、袴田巖さんの姉・ひで子さん誕生から現在までを描いた漫画です。「死刑囚の姉」「弟の無罪のため闘う姉」、テレビのニュースに映る袴田ひで子さんとはどんな人なのか、多くの人が関心を持っています。その一人である私が、湧いた興味から袴田家を訪れ、親密になるに至り知った見事な彼女の人生物語です。「デコちゃん」、昔から彼女はそう呼ばれていました。



ひで子さんの気丈な姿は多くの人が知るところです。ひで子さん、その人となりにまず驚くのは、報道陣です。「いや~、元気もらいました」、取材後は、必ずというほど驚きの声をあげて帰っていきます。でも、それは序の口。これまで語られなかった事が山ほどあります。もっと、もっと、みなさんに元気を届けましょう。この複雑で閉塞感のある現代で生きるのに疲れてしまった人たちに、ダウンしている人たちにこそ彼女を知ってほしい。どんな困難が襲ってきてもへこたれず、なにくそ前を向いて前進する逞しいデコちゃん、それを仕舞い込んでいるのはもったいない。そう思って、この度、漫画『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』を作りました。



「デコちゃん」は、徹底した合理主義、独立独歩、即決即断、さらに他人への温かな眼差しを持つ人生の達人です。それを端的に表すエピソードを一つ紹介すると、60才を前に多額の借り入れをして土地を購入、自宅兼用マンションを建てたことです。家賃収入を返済に充て18年間で完済後、はじめて引っ越し一部を自宅にします。78才の時のことでした。その3年後に巖さんが釈放されて彼を迎え、二人暮らしになって現在に至ります。巖さんを犯人と思い込む世間とは距離をおき、巖さんの裁判の見通しは全く立たない中、自分にも何か生きる希望が必要だった、と彼女。「そうだ、巖が帰ってきた時に住む家がないと困る。巖と住む家を建てよう」。一般的には「終活」を始める年齢に、大事業に挑む、そして成し遂げる。

そのマンションがあるからこそ、現在巖さんも養っていくことができる、これは見事です。



怖いものなしの「デコちゃん」、知られざる彼女をどうぞ漫画でお楽しみください。





【書籍概要】

書籍名 :『デコちゃんが行く 袴田ひで子物語』

発行 :令和2年5月1日発売 初版発行

発行者 :いの まちこ

漫画 :たたら なおき

原作 :大庭有希子

定価 :1,364円+税

サイズ :A5版

ページ数:256

発売元 :静岡新聞社

所在地:静岡市駿河区登呂3-1-1

電話 :054-284-1666

制作 :静岡新聞社

ISBN :978-4-7838-8002-8 C0079





【関連情報】

猪野待子のブログ・「袴田家物語」→ https://npokitchengarden.hamazo.tv/





【袴田さん支援クラブ(代表:猪野待子)】

〒431-2212 静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1361-3

TEL: 053-542-3930

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