鶴賀若狭掾一門 新内流し


神楽坂芸能めぐり 街角ライブ


毘沙門天善國寺特設ステージ 落語パフォーマンス


毘沙門天善國寺特設ステージ 浪曲

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京とNPO法人粋なまちづくり倶楽部(東京都新宿区)は、「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2020」を2020年5月9日(土)・10日(日)に東京・神楽坂エリアで開催いたします。



画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/205618/LL_img_205618_1.jpg

鶴賀若狭掾一門 新内流し



■「まち」と「人」が一体になった祭

今年で8回目を迎えるこのイベントは、路上、寺社境内、店舗など、東京・神楽坂のまちなかで、日本の様々な伝統芸能に出逢える「まち」と「人」が一体になった祭です。アーツカウンシル東京、そして神楽坂の振興に尽力してきたNPO法人粋なまちづくり倶楽部の共催のもと、地域住民の方々、商店会、企業など、神楽坂をあげて共に作り上げていくフェスティバルです。江戸情緒が残りながらもパリを思わせる神楽坂の石畳や路地、寺社境内を舞台に、神楽坂に縁(ゆかり)があるアーティストを中心に、若手からベテランまで、音楽、話芸、パフォーマンスなど伝統芸能の第一線で活躍する方々が出演いたします。子供から大人まで、そして外国の方々に至るまで、世代や文化を越えて気軽に楽しんでいただくことができます。





■今年のテーマは「日本の伝統芸能と異文化の融合」…和楽器とコンテンポラリーダンスのコラボレーションも!

世界が東京に、そして日本に注目する今年は、「日本の伝統芸能と異文化の融合」をテーマに、神楽坂にある伝統と先端のそれぞれを代表する2つの団体の協力を得て、新たなプログラムを企画しました。

一つは能楽600年の伝統を今に伝える「観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)・矢来能楽堂」による協力で能楽囃子などの披露。もう一つは、身体表現による革新的な芸術を求めてきた「セッションハウス」の協力で、近藤良平らによるコンテンポラリーダンスと和楽器のコラボレーションを予定しています。

また、和楽器と洋楽器をはじめとする様々な楽器とのセッションなどを、生で聴き、目で見て楽しむプログラムを企画しています。





■神楽坂まち舞台の名物「流しの芸能」「お座敷遊び」!

人気のプログラムは今年も健在。鶴賀伊勢吉をはじめとする人間国宝・鶴賀若狭掾(神楽坂在住)一門が石畳の路地を歩きながら演奏する「新内流し」、富山県南砺市よりお招きするユネスコ世界無形文化遺産の一つ「城端曳山祭」など、江戸情緒が残る路地での「流しの芸能」は不可欠の存在です。芸者さんが唄や三味線、踊りを披露し、お客様も参加できる「覗いてみようお座敷遊び」も花柳界が残る神楽坂ならではのプログラムです。新しく深化した「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2020」をお楽しみください。





■ボランティア&まち舞台コンシェルジュ

このイベントは、地元・神楽坂の方々、海外留学生、企業の皆さまなど、延べ100名以上のボランティアによる、外国語対応、お客様ご案内等の協力によって支えられています。また、伝統芸能を学び神楽坂をよく知るボランティア有志によって構成された「まち舞台コンシェルジュ」たちが、イベント当日に各スポットで、伝統芸能のジャンルや、演奏者、各種楽器、そして神楽坂についてわかり易くご案内いたします。





■神楽坂エリアについて

再開発によって変貌した東京において、神楽坂は江戸時代の地割りがほぼそのままに、石畳の路地などが残されてきました。

東京でも少なくなった神楽坂花柳界の発展とともに、芸事を重んじる歌舞音曲の師匠たちは神楽坂周辺に稽古場をもち、伝統芸能を継承してきました。また、戦前にはいくつもの演芸場があり、話芸なども盛んに行われていました。戦後、神楽坂周辺には「パリの佇まいを彷彿させる」としてフランスをはじめとした外国人が多く住み、従来の日本文化と調和・融合し独特の風情を生み出しました。昨今ではNPO法人粋なまちづくり倶楽部を中心として、若年層のボランティアや商店会、企業、お店などのもと、伝統芸能をはじめとした大小さまざまな文化イベントが数多く催されています。多くの文化遺産に溢れた神楽坂は、現在では国内外からも大きく注目を集める街です。





■開催概要

タイトル: 「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2020」

開催日時: 宵祭 2020年5月9日(土)13:30~

開催日時: 本祭 2020年5月10日(日)11:30~*両日共に雨天決行・荒天中止

実施会場: 神楽坂エリア(毘沙門天善國寺、赤城神社、東京神楽坂組合・見番、

実施会場: 神楽坂通りエリア内路上、歴史的名所旧跡、縁香園 ほか)

参加料 : 無料(「覗いてみようお座敷遊び」のみ有料・要事前申込)

主催 : 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

主催 : NPO法人粋なまちづくり倶楽部

助成 : 協力:東京都※令和2年度一般会計予算が、各議決機関における議決を経て、成立した場合に確定

共催 : 新宿区

後援 : 一般社団法人新宿観光振興協会

協力 : 東京神楽坂組合/毘沙門天善國寺/赤城神社/株式会社粋まち/

神楽坂通り商店会/神楽坂商店街振興組合/観世九皐会・矢来能楽堂/

セッションハウス/江戸東京ガイドの会/光照寺/圓福寺/

若宮町自治会/東京都消費生活総合センター/法政大学/東京理科大学/

あずさ監査法人/第一勧業信用組合 神楽坂支店/熊谷組/

スターバックス コーヒー 神楽坂下店/高齢者福祉施設 神楽坂/

音楽之友社/日本ヘルマンハープ 神楽坂店/ちかけん/マインド

制作 : 有限会社古典空間 運営:NPO法人アークシップ 広報:有限会社サザンカンパニー

お問合せ: 神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2020事務局(古典空間内)

担当:小野木、佐藤

TEL : 03-5478-8265(平日10~18時)

FAX : 03-5478-8267

メール : contact@kaguramachi.jp

公式ウェブサイト: https://kaguramachi.jp/ (2020年度の概要は2020年3月公開予定)





■内容:

1.宵祭-Eve-(5月9日)

今回は、宵祭から赤城神社と毘沙門天善國寺がメインステージとなり、日暮れから夜にかけて、路地など独特な雰囲気を醸し出す神楽坂のまちをお楽しみいただけます。



・赤城神社 オープニングセレモニー

八王子車人形 西川古柳座(東京都無形文化財及び国・選定無形民俗文化財)や義太夫節、そして能楽囃子で、賑々しく祭りが幕を開けます。



・神楽坂まちめぐり・伝統芸能ライブ

今回の伝統芸能ライブも盛りだくさん。毘沙門天善國寺の特設ステージでは講談や浪曲、落語などの伝統語り芸、赤城神社では江戸で生まれた音楽…長唄、端唄、山田流箏曲など、さらに神楽坂のレストランでは様々な演芸が楽しめます



・神楽坂路上界隈~新内流し*本祭でも実施

神楽坂在住、新内節の人間国宝・鶴賀若狭掾一門の皆さんが、三味線を弾きながら石畳の路地を流します。



・神楽坂路上界隈~城端曳山祭〈庵唄〉*本祭でも実施

ユネスコ世界文化遺産の一つでもある富山県南砺市の城端曳山祭(じょうはなひきやままつり)より、江戸端唄がルーツと言われる「庵唄(いおりうた)」を神楽坂に招聘。「文化の里帰り」を演出します。



・毘沙門天 夜会

今回の新プログラムとして、夜の毘沙門天善國寺を音楽で彩る「夜会」を設けます。胡弓の演奏や、伝統楽器と洋楽器によるライブなどを予定しています。



2.本祭-Main Festival-(5月10日)

寺社境内や歩行者天国の路上など賑やかな神楽坂の魅力と合わせて、様々な伝統芸能をお楽しみいただけます。



・神楽坂楽座~講釈場

神楽坂のランドマークである毘沙門天善國寺に昔ながらの講釈場を設け、講談や浪曲、義太夫節、琵琶語りなど日本の伝統語り芸を披露いたします。



・神楽坂芸能めぐり 街角ライブ

メインストリートの神楽坂通り(早稲田通り)では、雅楽から津軽三味線などの伝統音楽、また太神楽、手妻などの諸芸に至るまで、伝統と現代、伝統と異文化の出会いなどをテーマに、様々な伝統芸能に触れることができます。



・神遊びライブ

赤城神社境内に設けられたステージでは、江戸太神楽から、伝統音楽と洋楽器やコンテンポラリーダンスとのコラボレーションなどが繰り広げられます。



・覗いてみようお座敷遊び(有料、要事前申込)

神楽坂花柳界の協力を得て、普段は上がることのできない芸者さんの稽古場「見番」で、お座敷遊びを体験できます。チケット発売は4月1日(水)より開始いたします。



・神楽坂タイムスリップ スタンプラリー/歴史ガイド/子ども広場

オリジナル手拭がもらえる神楽坂を巡る「スタンプラリー」、子供たちも思い切り楽しめる昔ながらの「伝承あそび」「紙芝居」、神楽坂に詳しくなれる「歴史ガイド」なども。



・赤城神社 夕暮れライブ

夕暮れをバックにした赤城神社・神楽殿で、日本の奇術・手妻、雅楽器の一つである笙による現代曲の演奏、そして長唄三味線+邦楽囃子による迫力満点の人気演目などの演奏で、賑々しく祭を締めくくります。





■宵祭・本祭 出演者(順不同・敬称略)

西川古柳座(八王子車人形)、竹本越孝×鶴澤寛也(義太夫節)、観世九皐会(能楽囃子他)、シリル・コピーニ(落語パフォーマンス)、玉川奈々福(浪曲)、宝井琴鶴(講談)、林家花(紙切り)、桧山うめ吉(俗曲)、田中奈央一(箏曲)、鶴賀伊勢吉ほか鶴賀若狭掾一門(新内節)、本條流演奏家(端唄)、宝槌会(庵唄)、木場大輔×木村はるよ×伊藤麻衣子×足立知謙(胡弓×二胡×箏×ピアノ)、竹本京之助×鶴澤賀寿(義太夫節)、藤高理恵子×久保田晶子(筑前琵琶×薩摩琵琶)、東家一太郎×東家美(浪曲)、神田山緑(講談)、神田鯉榮(講談)、セ三味ストリート(津軽三味線パフォーマンス)、丸一仙翁社中(江戸太神楽)、若獅子会(邦楽囃子)、小山豊×小湊昭尚×齋藤純一×大多和正樹(津軽三味線×尺八×ギター×和太鼓)、尺八カルテットGMQ(尺八)、秋吉沙羅(笛)、太田豊(雅楽)、

真鍋尚之(笙)、藤山大樹(手妻)、ブルース・ヒューバナー(尺八)×カーティス・パターソン(箏)、遠音(尺八×箏×ギター)、セッションハウス(コンテンポラリーダンス)、芳村伊十冶郎(長唄三味線)、上條充(江戸糸あやつり人形)、神楽坂芸者衆 ほか



*諸事情により内容を変更、または中止する場合があります。

情報提供元: @Press