そこで今注目されているのが、Infrastructure as Code※1(IaC)です。IaCは、システム構築や更新を自動化することで圧倒的な生産性の向上とミスの軽減を実現するソリューションです。Amazon Web Service(AWS)やMicrosoft Azure(Azure)など複数のクラウドサービスでは、インフラの構築、運用を効率化、自動化のために、独自のIaC(AWS CloudFormation、Azure Resource Managerなど)が提供されています。しかし、これら独自のIaCはマルチクラウド環境には対応していません。
※1 Infrastructure as Code:インフラの構築・運用に関わる作業をコード化、自動化するアプローチです。設定変更作業をコードで管理することで、手作業による間違いを防ぎ、設定変更を履歴として管理することができます。また設定変更作業を自動化することで、大量のサーバに迅速に設定変更を反映させることができます。